柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

背景

2024-03-07 08:25:48 | Weblog

昨日言葉尻捉え、揚げ足取りのようなこと書きました。アナウンサーの言い間違え(読み間違え)はよくあることで、それがアナウンサーが悪いのか原稿やテロップが悪いのかの別はあっても、後でその都度訂正しますね。別にそれを待ってるわけじゃないのですが、こんな時には気づきやすいのでしょう、今朝のNHKの福島からの中継でやってました。タンクに溜まるだけ溜まった「処理水」を放出してますね、それを中国や韓国は汚染水と呼んで非難している図です、その話題の時にアナウンサー君は汚染水と言うて慌てて処理水と言い換えてました。これをどこかの政治家がやって叩かれてましたよね。ううむ。あとで叱られたろうなぁと思い遣ることでした。

 朝ドラ観ておられますか。笠置シズ子物語で、佳境です。戦後間もないことの設定です、電報が夜遅くに届けられます、病人が自宅の離れの間に寝てます。時代ですねぇ。私の年代の者がこういうのを覚えてる最後の世代だろうと常々思うているのですが、懐かしさというか物悲しさがワッと湧きあがります。夜中の電報にも覚えがあります。大概よくない知らせで、よくドラマに出てくるチチキトクのカタカナです。カネオクレとかですね。電話が普及してない時代です。これがインフラだったのです。病院での入院治療が一般的でない時は病人は家で寝ています。昔の家には離れの間というのがあって、そこが定位置です。でもそういう作りの家がなくなっていく、核家族化する、団地アパート化していく、その時代の波です。ドラマの筋以外に楽しむ箇所は多いのです。昔の映画の楽しさはこれですものね。背景です。黒沢映画然り、寅さん然り。

 

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