柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

討論

2015-07-17 08:21:14 | Weblog
衆院の採決中継を見ました。採決前の討論(こう書くのだと思いますが)という儀式があって、自公が賛成論、他が反対論をぶちます、岡田さんがヒステリックに、志位さんが頻りに安倍さんを指差しながら非難します。それが済むと民主党議員が退席する。その後維新の会の提出した対案が否決されると今度は維新の会の連中が退出する。自公が残り(民主党の川端さんとか他の誰々が退出しなかったそうですが)賛成多数で議決。集団的自衛権にかかる法案が通過しました。新聞ははっきりと色分けされます、産経、読売が是、朝日、毎日は口を極めて非難、日経も否です。それぞれに有識者専門家のコメントを載せてますが、どちらもガリガリの保守、コテコテの左巻きの言です、ディベート合戦しているようなもんです。賛成論を述べよ、それに反論せよ。反対する連中の集会がいくつも放映されますが、国民は納得していないとか自衛隊のリスクは高い、若いものを戦場に送るなという極論の感情論ばかりです。かたやで安倍さんは国民の安全と財産を守るためには絶対必要な法制だと繰り返します。凡百のコメンテイター達が溜息つきながら嘆いて見せるように最後まで噛み合ってません。でもこれが予定調和でしょう?噛み合わせて勝負できないですから。噛み合わせないようにしてるんですから。安倍さんの抽象論の勝ちですから。国を守るとはどういうことか。自衛隊員を殺すな死なすなと大声出しながら、戦争をしようとしているのではないという返答は無視します。噛み合わせないのはどちらだ?こうやって決まっていくんです。ワイマール憲法を骨抜きにしたヒトラーを例に出し、戦前戦中の天皇を戴いた全体主義批判を蒸し返しの反論ですが、極論叫んで他を聞く耳持たぬ態度じゃ、数で押し切られるのがオチですから。
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