依存

東大が入学を9月にすると言いだして、ぞれを全国に広めようという魂胆、昔の巨人じゃありませんが盟主意識、優等意識が強いんでしょうね。俺様（東大）が提案するんだから言うことを聞け！です。で、その理由を聞けばこうです、世界のグローバル化に遅れないために、世界から有能な人材（留学生）を受け容れるために、です。まず前者。またまた横文字、グローバリズム。一体これがどれだけの値打があると踏んでるんでしょうかね。学者というのは全くの専門バカで、横文字にすればそれだけで理解して自分が布教者になった気になってます。グローバリズム、グローバル化というのはつまり画一化すること均一化すること共通規格を作り守ることです。ではその基準を誰が作る？アメリカですよ。アメリカの都合のいいようにルールを変えてそれを強要する。それを他の意味の耳当たりのいい横文字でごまかしてる。どうして他の国の言いなりにならねばならぬのです？大間違いです。日本は日本でよろしい、それで十分。こっちが優れていれば向こうが合わせてきます。後者。日本への留学生が減ってきたことへの対策なんでしょうきっと。それこそ本末転倒、出口と入口とを取り違えてます。日本に魅力がなくなったから、日本で勉強する価値が薄れてきたから留学しなくなってるんでしょうに。だからもっと学問を厳しくして世界を引っ張るような技術研究をどんどん促進する、金をどっさり落として背を押す、そういう対応が本来の筈なのに、入学時期をアメリカに合わせて良しとするこのヘタレ根性はどうです？有能な人材がこんなことでやってきますか？今に外国人の留学費用を国費で出すとか、学費を免除するとか言いだしますよ、この方向はそうですよね。事実、アジア諸国からの留学生は9月に入学になっても特にメリットはないなんて言ってるそうです。加えて、日本人の受験生をどうしてくれる？です。3月に高校卒業して9月に入学だ？自国の学生よりも外国人が大切だなんて、どんな国だ？日本は！！こういう単純な無理無茶を押そうとする理由がこれじゃぁダメでしょうに。学者や役人じゃぁダメですかね。と言うよりこれが今の日本人の精神構造なのでしょう。自国を主張できない。情けないこと。本当に悲しいことです。