柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

優しい気持ち

2006-08-23 08:39:46 | Weblog
早実ピッチャー、延長15回投げた後、かかりつけの鍼灸士に鍼を打ってもらい、そのあと高圧酸素療法を受けたのだそうです(毎日)。1時間から1時間半入っていたのだそうです。へぇ~と思い、少しく鼻白みました。高圧酸素療法というのはこうです、普通は大気圧は一気圧ですよね、その中に21%酸素が含まれるのですが、炭酸飲料の原理で高圧下には気体は多く液体に溶けるでしょう、コーラやビールを振った後に栓を開けるとプシューと吹き出しますよね、気圧が急に下がるから溶けていた気体が気化するわけです、あの理屈で2気圧とか3気圧とかいう高圧環境に体を置くと、より多くの酸素が血液に溶ける(ヘモグロビンに結合する)、するとより多くの酸素が体中を巡り疲労回復を促進するというわけです。じゃぁ、そのカプセルから出たら「プシュー」は起こらないのか?急に出たらまずいでしょう、血管内でプシューが起きるとその空気が血管を閉塞して大変なことになりますから。これが深く海に潜った後ゆっくり浮上しろという、あの潜函病の理屈でもあります。で、彼はそういう治療を受けて翌日に臨んだのだそうです。記事はスポーツも科学の時代だ!というくくりなのですが、何だか違和感ですね。昔がいいとばかり言うのではありません、三沢ー松山商戦やら板東ー村椿戦やらをむやみに礼賛するのでもありません。でも、違和感です。設備のあるなし、つまりは資金のあるなしが重要な要素になるんです。優秀な選手の争奪戦、加えての設備投資。うむ、進むべくして進む道ですが、昨日書きました、単純な「優しい気持ち」に冷や水を掛けられた思いでした。ああ、そこまで「かまわれて(大事にされて)」いたんだ・・。
 亀田の長男、世界チャンプ、同じ相手と再戦するそうです。その意気や、よし。でもダメでしょうね、相手の方が力は格段上です。こういう下馬評を覆して、ちゃんとKO勝ちすれば凄いことですがね、さて真価が問われるところ。でも、協栄ジムの金平会長、昔から思っていたことですが怖い顔ですねぇ、ますます磨きがかかってきました。具志堅用高華やかかりし頃の、あの毒オレンジ事件はまだ記憶に鮮明です。ボクシングは興業なのだ、スポーツではない、なんて言い放つ評論家もいるくらい、この世界はそういう色なんでしょうが、亀田兄弟やらその親父やらなんかよりもっともっと怖いのはこの会長なんでしょうね。ううん、ますます楽しみになってきました。ナイス マッチメイキング!会長が会見したのも大正解!
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