柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

散骨

2021-06-09 08:26:08 | Weblog

戦後の東京裁判でA級戦犯と呼ばれ死刑に処された東条英機らの遺骨は家族にすら返されずにいたわけですが、太平洋の沖合に撒き捨てたとの公式文書が見つかったとの報道でした。遺体ばかりか遺骨も家族に返さなかった理由は最近の麻原彰晃の場合と同様のようです、狂信者を煽る材料にしてはならぬという配慮です。そうかぁ。でも、今でこそ散骨なんて呼んでこれも葬送の方法の一つと認められていることではありますが、当時はどうだったのでしょう。留飲を下げる人もいたでしょうし、遺族以外にも憤る人ももちろんいたでしょうし、しかし今まで公表してなかった意味合いですね。敗戦国の悲哀。東京裁判の嘘っぱちさ。話はいくらでも広がりそうです。

 アルツハイマー型認知症に対する新薬が出たと話題です。今までの薬とは作用機序が全く違う、原因に迫る治療薬だとの紹介です。額面通りの効能であれば確かに画期的に思います。が、最近の新薬の特徴です、高い。日本のメーカー、エーザイが共同開発したと言うてますから今後どうなるかですが、アメリカでは年間610万円かかるんだそうです。いえ、最近の抗癌剤の値段と比べたらべらぼうじゃないです、でも、それだけ保険また保険診療に負担がかかるというわけです、それでなくとも今現在で青息吐息です財政的に。癌患者よりも対象患者は多いでしょうし、負担は大きいです。どうなりましょうね。

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