柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

移相

2020-02-24 08:54:26 | Weblog
有識者は感染拡大を食い止める相(フェーズ phase)から、重症患者を出すな、死亡例を出すなの相に移ったと言うてますが、どうですかね。今から本格的に伝播だろうにと思いますが、すでに十分に広がっていてあとは見つけるだけだという判断ですか。これだけあちこちで見つかるということは、そもそも新型でも何でもなかったのか、騒動になる前から中国人がせっせと持ち込んでいたという身も蓋もないことなのか。新型かどうかは調べなければわからぬことで、ここで何度も書いてますが肺炎で死んだ人全員の原因菌原因ウイルスを調べやしません、前々から日本に存在してた「新型ウイルス」だったのかもしれません。正しく世界で初めて見つかった新型ウイルスだったとして、中国から持ち込まれるしか伝播ルートはないとしたら、クルーズ船以前のことですよね、後者です。だから中国人は・・、ですか。爆買いと小馬鹿にしながら春節に金落としてくれるをよだれ垂らして待っていたのです、マスクが足りぬとあれだけ悲鳴を上げて、実はそのマスクほとんどが中国製だという笑い話です。製造業から消費にいたるまでよくもまあこれだけ中国に依存してるなぁと感心することです、こんな状況で中国人にきついこと言えるはずがないですね安倍さん。今更中国人の所為にしてどうするんですか。ったく勝手なことです。昨日も書きましたが、じゃぁどうすればよかったんだ?中国の初動のまずさがそもそもなのでしょうがそれを言うても何にもなりませんし、インバウンドなんて横文字にして国上げて外人客を呼び込んでいる実情です、こういう騒動にならぬ限り危ない奴は来るななんて言えるはずもないし。水際作戦なんては絵に描いた餅でした。船上隔離もその後の処置がまずかった。奏功したのはチャーター機で帰ってきた人たちへの処置です、帰ってきてから二週間の隔離。あそこからは感染の拡大なかったでしょう。アメリカや他の国が当たり前のようにやってる処置ですが、船上隔離ではこれができなかった。3000人だったからですね。どの施設もどの自治体も総論賛成各論反対です、うちは困る。で、大時代的な隔離になってしまった。でも、実はもうとっくに国内にばらまかれていたわけで、あとは探せば見つかるの繰り返しです。その気になって探せば病気は見つかるんです、発病率や致死率なんて数字は平時と有事時とでは違うもんです、つまり世間の空気に左右される。もう一つ、感染者数に関わる要素はPCR検査の精度ですが、これを言い出すと・・です。マスコミはいつものように大被害惨事悲劇を待ってます、探してます。実は精度が悪かった、陰性に出ても発病した人が多かったなんてことになれば大騒ぎでしょうし。もっともインフルエンザの検査で経験のある方多いでしょう、発熱してすぐには陽性に出ないんです。今陰性だからと言って感染の否定はできない、明日また検査してくれと言われた人は多いんじゃないですか。これが精度です。感染してない人は皆陰性に出ましょう、これを特異度と言いますがほぼ100%でしょうか。感染してる人が陽性に出る確率、これを感度と言います、上記したように発熱して間がない人は検出できません、陽性に出ないからと言って感染を否定できないのです。インフルエンザの場合は発熱してから一日経てば感度はぐっと上がることがわかっていて、このどこの町医者でもできる簡易検査の精度は高いのですが、さて今次のコロナウイルスのPCR検査の精度や如何。もっともこれを今言うても詮無きことです、ないものはない、わからぬものはわからぬのですから。ですから今毎日毎日増える一方の感染者数もどこまで正確なことやら、あくまで概数です、風邪症状があっても怖くて検査しない人がおそらく何万人もいましょうしねこの時期。だから冒頭の方針、もう拡がるだけ拡がってるから重症例の治療にかかれと変更なのでしょう。時代が変われど人の行動原理は何も変わらないこと、風評噂流言の影響力の大きさには改めて感心することです。私もその一人に過ぎぬことですが。
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