柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

時代

2017-05-02 08:25:39 | Weblog
NHKの朝ドラ、見ておられますか。昔からのファンでずっと見続けてます。就業前でちょうど見られるからではあるのですが。今回は東京オリンピックの時代の、出稼ぎ、集団就職世相が背景です。昔からそうなのですが、私は妙に懐古趣味があって、例えば昭和初期とか明治大正時代の写真集などが大好きで集めてます。そして私の幼少時代のもの、土門拳の筑豊モノとかのあれです、戦後すぐの日本がまだ貧しい頃の写真。まさに飽かず眺む、なのです。で、集団就職の当時の映像が出ますね、上野駅に降り立つ不安そうな少年少女の顔、当時の匂いが感じられそうでいつも涙が出るのです。おかしいんです、変なのです。自分でもそう思うのですがこの映像見ると条件反射のように、です。それを女房に言うと、あなたは当時に生きてた人の生まれ変わりじゃないの?と返されて、ああそうかもしれないとこっちも単純ですから。本当に訳もなくこみ上げて来て涙が湧くんですね。不思議です。不安だったろうな、さびし思いもしたんだろうなと思うともうダメです。あの頃小学校低学年だった私に直截の記憶などありません、両親が出稼ぎしてたわけでもありません。そういう意味でも今回の朝ドラも見続けるのです。
 佐田の山の死亡報道です。大鵬、柏戸、栃の海とこの人で四横綱時代でした。ここでもよく書くように私は幼少時から相撲よく見てました、昔民放でも中継やってたのを覚えてます。大鵬が強くて、たまに柏戸が勝つというパターンでした。佐田の山がどんな相撲してたかまでは覚えてませんが(まして栃の海をや)、四人横綱がいた華やかな時代という印象です。この人は協会長として存在感のあった人でもありましたね。昔のお相撲さんはみなそれなりに見えるのはやはりその時代の匂いを背負っているからでしょうね。合掌。
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