柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

使命

2011-03-22 08:13:35 | Weblog
海江田大臣が、原発の放水に向かう東京都のレスキュー隊に向かって「言うことを聞かなければ処分する」なんて言ったそうで、それに石原都知事噛みついてます。ある新聞は「そんな言葉で兵隊が動くか!」と非難したそうです。相手は菅さんです。決死隊、扱いです。昨夜、古館は隊員を呼んで深々と最敬礼してました、国民のために有難うございますと。隊員達の記者会見で三人とも感極まって涙声でしたが、それほどに決死の覚悟だったということで、それだけ強い使命感と俺が行く!という熱いモノに突き上げられていたということで、ここのところ外野の身でも理解します。こんな世の中ですが、きっとこの意気に感ずる男はワンサカいますよ。私はこういう振る舞いに心が震える方です。危険な中だが誰か行ってくれぬか?そこで手を挙げる奴らはきっと沢山います。大勢いると思いますよ。奮い立つわけです。体中にアドレナリンが迸るのです。これが男の、普通の男の元々持っている特性です。女は産む性と定義します。ならば男は?死ぬ性、だそうです。ここで実感するわけです。色々理由をつけます、自らを鼓舞するために、決心が鈍らぬように、例えば国のため、親のため、女房子供のために行くと。危険を顧みず、という表現です。昔戦争にとられた男達はそうやって心を鎮めて心を作り直して死地に向かったんだと思います。切ない。なんとも切ないこと。市井の先人達を誇りに思うし、私もきっと続かねばならぬと肚が据わる思いです。悲壮勇壮な覚悟。肚に決めた者達に対する言葉は一つしかありません、しっかりやってくれ!あなた達の手に日本の安全がかかっている!!あなた達のその気持ちに心から感謝すると。そこを、やらんとは言わせない、やらない奴は処分するなんて言われた日には・・さぞやの落胆だったでしょうね、どれほどがっかりしたでしょうか。こんな奴のために危険な中に入っていくのか・・と本当に情けなくなったでしょうね。例によって当の大臣は言を左右しているそうです。この期に及んで言った言わないの唾棄すべき小狡さ、卑怯さです。菅さんは石原さんに謝ったそうですが、石原さんもしかし出て行く時を間違えません。今だ!でしょう。そう言えば都知事選でした。東が立候補するそうです。このタイミングです。海江田さんの話でした。菅さんは東電が事故当初に社員を引き上げると言った時にお前達がやらんでどうする?と一喝したそうですが、東電が潰れるぞとかなんとか言ったようにも伝わってます。この手の人達にはつくづく公の意識が薄いんですね。そして公のために自分が身を投げうつなんてこと一度も考えたことのない連中なんでしょう、罰則を作らないと、脅迫しないと人は動かない(自分がそうですから)としか思ってないんでしょうね。あんな場面で、あれだけ肚を決めた連中を前に、あんな言葉しか吐けぬ奴は引きづり降ろせ!ったくその通り。石原さん、その通り!
コメント
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