柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

グサリ

2008-01-23 08:43:59 | Weblog
長崎市長銃撃射殺事件の初公判だったそうです、どの新聞も遺影を抱いた先の市長選に負けた長女(負けたのはその旦那ですが)らと写しています。殺された理由がわからなかったそうです、被告も弁護士の書いた文章を棒読みしたそうで。いや、気の毒ですが、こんなもんでしょうね。向こうさんは殺せばよかったわけです、恨みが積み重なっての行動だったにせよ極めて個人的なもの、理由といってもとても世人の肯く代物ではないでしょう、またそれを聞いたところで腹が立つだけのことです。私は不遜にもこの事件、羨ましい死に方だと言いました。この記事読んでいてもその気持ちに変化がありません。長女さんの無念は十分に理解するのですが。
 福岡の飲酒運転三児死亡事件、検察だけでなく被告も控訴したんだそうです。7年余の量刑が重すぎるというものです。何故なら、ぶつかって橋から落ちるまで40mあったのに、その間この父親がハンドル切ったりブレーキを踏んだりした形跡がない、運転していた父親の居眠り運転も影響していたに違いないから、という理由で、適当な責任配分を求む、という訴状だそうです。10-0じゃない、せめて8-2、7-3でしょうに、という謂です。当の母親は「不愉快です」とコメントです。でしょうね、世論が黙っていないぞという気持ちもありましょうか。ううむ、ここは弁護士の値打ちを感じますね。三百代言も多い中で、こういう切り返しは私のようなへそ曲がりの外野から見ると身を乗り出す思いです。おお、言うのう!です。不遜ですかね、相変わらず。
 参院代表質問で民主党の強面参院議員会長が言ったそうです(これは記事で読みました、TV中継を見ていません)、福田さんに対して、小泉・安倍両政権はやりたいことが明確だったが、あなたは何をやりたいのかと。吹きますね、先の二人にはあれだけやれ振り回すなとやら、トップダウンでやるなとやらワーワー文句言っておきながらです。ああ言えばこう言う、の典型ですか。こんなこと言いながら、我が方の代表は独断専行を止めないのです。笑っときましょう、子供の喧嘩ですわ。
 朝日新聞に議会の八百長問題を特集してます。前鳥取県知事の片山さんが言ったことらしいですが、国会から始まって小さな村議会に至るまで、質問と答弁は前もって出来上がっていて、議会は議論する場ではないという現実を指して、ガチンコではないことを八百長と表現したわけです。その通りですが、ここ業界人達は恬として平気、議会の円滑な運営には必要なことだそうです。意見の述べられない集会(協議会やら検討会やらの類)は世にごまんとあるでしょう?結論が既に決まっていて、決定手続きのためだけに大勢の人間を集めるだけの集会。誰かがグサリと刺さねば変わらぬ事です。議員になればみんなそうなるんでしょうけれどね。
コメント
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