MEDINT(医療通訳研究会)便り+

医療通訳だけでなく、広く在住外国人のコミュニケーション支援について考えていきます。

病院通いについて

2015-02-16 13:54:53 | 通訳者のつぶやき
家族が入院し、神戸にいる間はほぼ毎日病院通いをしていました。

家族の場合、医療通訳の時とは距離感が違います。
一緒にいるだけでなく、いろんな決定事項もあるし、
報告や励ましや買い出しや家族としての気遣いもあります。

医療通訳は一歩下がった第三者であり、
病院を出ると(電話通訳の場合は電話を切ると)
日常に戻るけれど、
家族の場合はなぜかうまく戻れない。

疲労感が抜けなくて
仕事をしながら、心底疲れました。

いろんな本を読んだり
体験記を読んだりしながら、
電車の中で涙が出たりもしました。

そして、患者と家族の立場から
あらためて病院の有難さ、医療職の皆さんの温かさが
心にしみました。
看護師さんが天使にみえたし、
病院の清潔さや心尽くしを感じました。

こんなに心づくしの医療を持っている日本はすごいなと思います。

外国人患者さんと家族は
その医療をきちんと受け取ってくれているでしょうか。

医療通訳について考えなければいけないことがたくさんあるけれど、
こんな試練も、たぶん無駄なものじゃないと思っています。


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