ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

浅田真央絶賛報道にそれなりに懐疑的な人は、ある程度はいるようだ

2017-04-23 00:00:00 | スポーツ

当ブログ常連コメンテイターであられるRawanさんより、面白い記事の介をいただきました。というわけで本日は、その記事をご紹介。

>浅田真央は「グダグダで辞めていった」 ハライチ岩井発言に「よく言った」
J-CASTニュース 4/20(木) 19:18配信

浅田真央は「グダグダで辞めていった」 ハライチ岩井発言に「よく言った」
国民的アイドルなのか?(2017年4月撮影)
 お笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気さん(30)がラジオ番組で、フィギュアスケート選手からの現役引退を発表した浅田真央さん(26)について、「グダグダ辞めていったんだね」と感想を漏らした。「国民のアイドル」と言われていることについても「何、国民のアイドルって?」と否定したことが大きな話題になっている。

 発言への批判はあるものの、意外にも「皆が思ってることを言っただけ」という賛同の声の方が大きいようだ。メディアの異常ともいえる浅田さんの持ち上げ方にウンザリしている人も多いことが浮き彫りになった。

■「浅田を批判したり、笑うのがタブーっていう空気の方が怖い」

 この発言は、2017年4月14日未明のTBSラジオ番組「ハライチのターン!」で飛び出した。相方の澤部佑さんが、浅田さんの引退について話を振ると、岩井さんは、

  「1回辞めるみたいなことを言ってなかった?グダグダ辞めていったんだね、じゃぁね」

と返した。あわてた澤部さんが「グダグダ辞めた」事を否定し、「国民のアイドルだよ!」と返すと、

  「何、国民のアイドルって?」

と気のない返事をした。さらにあわてた澤部さんは、そんなことを言うと「炎上」する、と注意したところ、

  「しねぇよ、しねぇから言ってんだよ。察してくれよ」

と語った。しかしこの発言は様々なメディアで取り上げられる事になり、大きな話題に発展した。

 浅田さんは13年4月、翌年のソチオリンピック出場を最後にして引退の意向を表明。同五輪では、金メダルが期待されたが6位に終わった。その後、14年3月に日本で行われた世界選手権で4年ぶり3度目の優勝を果たした。進退についての結論は出ず、14年5月から1年間の休養に入った。そして15年5月、18年2月に行われる平昌オリンピックを目指すと現役復帰したが国内、海外での結果は出せず、16年12月に行われた全日本選手権で12位に終わり、これが引退を決定付けた。

 今回の岩井さんの発言に対し、浅田さんのファンは怒りを露わにし、岩井さんのツイッターへの攻撃が始まり、

  「浅田真央はあなたみたいな三流芸人とは比べ物にならないくらいの努力や実績を残してきた方ですよ。早く謝罪してください」
  「お前みたいな無能なゴミが、アスリートをけなすとかありえんわ。お前は浅田の糞以下の価値しかねーんだよ」

などといったリプライが寄せられ「炎上」するかに思われたが、

  「誰しもが思ってることを言っただけ。気にするなよ」

といった擁護や応援も書き込まれている。そして、ツイッターや掲示板を見ると、「よくぞ言ってくれた!」という賛同がかなり多いのだ。



  「もやもや感じていたことを公に言ってくれた。浅田を批判したり、笑うのがタブーっていう空気の方が怖い」

「潔さがなかった」
その他にも、

  「正論だと思うよ。岩井の事見なおした。岩井ありがとね」
  「少なくとも浅田をアイドルだと思ったことも、オリンピックで勝てない悲劇のヒロインだと思ったこともない」
  「いかに浅田真央にヘイトが集まっていたのかを表している」

などといったことが書き込まれている。そして、岩井さんの発言は浅田さんに向けたものではなく、異常に浅田さんを持ち上げるメディアや関係者に対する皮肉だと考えている人もいる。というのも、4月10日の引退発表から12日の記者会見以降にかけネット上で急上昇したワードは「しつこい」「うんざり」だった。

 どの局のニュースや情報番組を見ても「電波ジャックかと思われるくらいの横並びっぷり」の放送ばかりだったからだ。特にNHKが槍玉に挙がっていた。その割に、テレビ朝日系緊急特別番組「ありがとう!真央ちゃん」(4月11日放送)の平均視聴率が5・7%。フジテレビ系ドキュメント番組「浅田真央26歳の決断~今夜伝えたいこと~」の平均視聴率は7・3%で、ネット上では「視聴率が核爆死」などと取り沙汰された。

 スポーツジャーナリストの菅谷齊さんは4月20日、J-CASTニュースの取材に対し、人気選手は引退を決意したとき、時期とその明快な理由を提示することが重要なのに、

  「潔さがなかった」

と指摘した。それは浅田さんにではなくメディアや関係者に向けたもので、ターニングポイントは3年前のソチオリンピックだったという。普通に取材しているスポーツ記者ならばあの時点で浅田さんは限界であることを知っていた。金メダルを獲ると臨んだのに結果は6位。

  「負けは負け。期待に応えられない惨敗だった。それをメディアは『悲劇のヒロイン』『感動の演技』にすり替えた。浅田はそのシナリオに乗せられたわけだが、ファンは疑問を抱くようになり気持ちを冷やすこととなった。それは、スポーツは結果が全てだからです」

と菅谷さんは説明した。その後、平昌オリンピックを目指すとしたが惨敗が続き、結局は引退を発表。引退会見も選手が行うようなものではなく、タレントがやるような会見だった。

  「国民的アイドルというのは、全国民に夢を見せたり、与えることができる存在を指すのです。いまの浅田がアイドルだというのなら、アイドルというものの価値はどれだけのものなのか、という気がします。もちろん浅田の実力、人気、功績というのは誰もが認めるものですが、もう周りが作り上げたアイドル状態になっているため、芸人が言ったような話に賛同する人が増えるのも無理はない話だと思います」

と菅谷さんは話していた。

前の記事でコメント欄にて尼子重久さんから

>浅田真央の引退会見の翌日のスポーツ紙は、軒並み1面が浅田真央特集で、しかも礼賛の嵐で、正直気持ち悪い思いをしました。私的には、浅田は引退時期を完全に誤って晩節を思いっきり汚したと思うんですが、潔い引退だのなんだのと、あんたらいったいどこに目がついてるんだと言いたくなるような記事ばかりで・・・(苦笑)

というご指摘をいただきました。どう評価するかはともかく、常識的に考えて、浅田真央はかなり無理に現役を続けたと思いますが、そんな明々白々なことまでマスコミはごまかそうとしていましたからね。それもどうかです。記事中スポーツライターの方がご指摘になっているように、スポーツ専門誌が

>そして、人生は結果が全てではないことを
教えてくれた、浅田真央の涙。

もなにもないでしょう(苦笑)。何を馬鹿なことを書いたんだか。

いずれにせよ、建前の世界はともかく、あれはどうもなあと考えてい人はそれなりの数いるようですね。このブログの大きなテーマの一つである拉致問題も、さすがに巣食う会、家族会の態度は変なんじゃないのと考えている人たちは少なくないと思います。当ブログも、そういう声をそれなりに代弁する場所であり得ればいいなと考えます。

なお、記事をご紹介いただいたRawanさん、コメントを引用させていただいた尼子重久さん、ほかいろいろなコメンテイターの方からこの記事のヒントをいただいています。お礼を申し上げます。

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18 コメント

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Unknown (Rawan)
2017-04-23 02:47:38
今回のテレ朝放送の国別対抗戦にも浅田真央のVTRを流しまくっていましたね。
浅田宛の「寄せ書き」とかもわざわざ中継のカメラに掲げて、もう勘弁してくれって感じでした(苦笑。

で、今回の大会、浅田ロスが起きないようドラマティックにしたかったのかも知れませんが、少々上位陣の得点が高すぎるような気がしました(笑。
>Rawanさん (Bill McCreary)
2017-04-23 09:06:27
どうも、あらためて記事のご紹介ありがとうございます。ネットに埋もれさせるのもつまらないので、拙ブログで全面ご紹介させていただきました。

>浅田宛の「寄せ書き」とかもわざわざ中継のカメラに掲げて、もう勘弁してくれって感じでした(苦笑。

新聞報道では見ていましたけど、テレビでもそこまでやっていましたか(苦笑)。まあ市庁舎の気を引くためなら何でもありというものでしょう。

そう考えてみるとテレビ局としてもポスト浅田にはそれなりに心配はしているんでしょうね。それって、最近はだいぶなくなりましたけど、長嶋茂雄の幻想を追い求めていたかつてのスポーツ新聞と同類のような気がしなくもありません。
愛知県では (かなん)
2017-04-23 11:22:21
浅田さんのために愛知県民栄誉賞を創設し、彼女に最初に授与されるそうですよ。国民栄誉賞は意外に反対者が多かったから、急遽創設したようですね。五輪で金メダル取れなかった選手になぜそこまでしなきゃいけないんでしょう?相当なバックがいるんでしょうね。
Unknown (凡太郎)
2017-04-23 14:12:19
タカラトミーが浅田真央リカちゃんを発売するようです…

http://licca.takaratomy.co.jp/official/archives/1287/

ちょっと、あざとい感じはしますね。
>かなんさん (Bill McCreary)
2017-04-23 15:54:15
どうもありがとうございます。こちらですね。

http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK00079_T20C17A4000000/

>>浅田真央さんに県民栄誉賞 愛知県が新設へ
2017/4/23 13:00

 フィギュアスケートの2010年バンクーバー冬季五輪女子銀メダリストで、現役生活を退いた浅田真央さん(26)に、地元の愛知県が新設する県民栄誉賞を授与することが23日、県関係者への取材で分かった。長年の功績と栄誉をたたえる。

 大村秀章知事が24日の定例記者会見で発表する。関係者によると、県から浅田さんに栄誉賞の創設と授与の意向を伝え、了承を得た。表彰の日程などは今後、検討するという。

新設ってのが、なんともお粗末ですよねえ(笑)。
>凡太郎さん (Bill McCreary)
2017-04-23 15:54:50
ははははは。そんなもの見たくもないですね。
Unknown (黒的九月)
2017-04-23 16:13:01
おっさんの俺の中ではソチ惨敗≒宮沢りえの婚約破局ぐらいの感じなんだけど、人気絶頂アイドルとして何やっても肯定的に受け止められる時期が過ぎた後も叩かれるわけでもない腫物というかオミソ的な扱いもなんか被るものがったねえ。
Unknown (AS)
2017-04-23 18:08:44
初コメントさせて頂きます。

浅田は引退か現役続行かを問われて「ハーフハーフ」(ピザかよ!それを言うならフィフティフィフティだろうが!)と答えた当時、既に終わっていたんだと思います。
Unknown (尼子重久)
2017-04-23 20:42:26
拙いコメントを引用していただき、ありがとうございます。

さて、今日村上佳菜子が引退を表明しましたね。それも競技の場での表明で、場内も驚いたようです。私も年齢的にもまだやれるんじゃないかと思っていましたが、本人は昨年末の段階で引退を決意していたようですね。

まあ、何を言いたいかと言いますと、
「潔い引退っていうのはこういうのを言うんだよ!」ということです(笑)。にもかかわらず、浅田との扱いの違いはいったい何なんだか・・・
Unknown (yoursassysloth)
2017-04-23 22:13:23
ニュースサイト「LITERA」では「浅田真央引退会見のNGワード」という記事を掲載し、先週は浅田報道のメディア批判を特集していました。また日刊ゲンダイの4月19日号(4月18日発売号)では「視聴者の関心が薄かった浅田真央引退報道」というタイトルで、テレビの特集番組の視聴率が合計(延べ視聴率)で13%、平均で6.5%という低視聴率だったことを報じ、彼女の人気が凋落し、マスコミと視聴者の意識が乖離していると結論付けていました。この表題の内容と併せ、彼女に関するタブーも幾分和らいだのではないでしょうか。でも、浅田人気が絶頂だったバンクーバー五輪前後の頃にマスコミでこれができたかどうか。今後もメディアタブーのような人物や団体が出現したら同じことを繰り返すような気がします。

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