ライプツィヒの夏

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

なぜ女優マリア・シュナイダーの記事が読まれているのかと思ったら・・・

2016-12-08 00:00:00 | 映画

ここ数日、拙ブログのアクセスで、この記事がよく読まれているので、ちょっと不可解でした。下のスクリーンショットは、昨日(12月7日)の拙ブログと管理画面から。

マリア・シュナイダーが亡くなった

たとえばこのブログで取り扱った女優の出演作品がテレビ放送されたとき、1日その女優の記事が高いアクセスとなることはよくあります。しかしマリア・シュナイダーの場合数日続いているので、え、彼女についてなにかあったのかいと思ったわけです。いかんせん5年も前に亡くなっているし、また彼女が本当に女優として活躍できたのは、正直70年代の数年間くらいでしょう。その彼女がいまさらなぜ、と考えたわけです。そうしたら次のような事情だったわけですね。

俳優たちが激怒! 映画『ラストタンゴ・イン・パリ』のレイプシーンは本物だった

ELLE ONLINE 12/6(火) 21:20配信

マーロン・ブランド演じる中年男性が、マリア・シュナイダー演じる若い女性をレイプするシーンが物議を醸し、上映禁止になった国もあった映画『ラストタンゴ・イン・パリ』。ベルナルド・ベルトルッチ監督が2013年にこの映画について語ったインタビュービデオが公開され、衝撃の事実が明らかになった。

ベルトルッチは「撮影現場でブラントと朝食をとっているとき、バゲットとバターがあった。お互いに何も言わなかったが、何を思いついたのかはわかった」「ある意味、マリアに対してひどいことをしてしまったのだろう。彼女には事前に何も話していなかったから」と、バターを使ってレイプシーンを撮ることをマリアに知らせなかったことを告白。彼女の合意を得ずに撮影された本物のレイプだったことを認めた。

俳優たちが激怒! 映画『ラストタンゴ・イン・パリ』のレイプシーンは本物だった

この作品を撮影後、心を病み、その後自殺も図ったこともあるマリア。レナ・ダナムは精神病院に自ら入ったマリアと恋人の写真をインスタグラムにアップし「R.I.P. アートがあなたを解放するものではなく、痛みになってしまったことを本当に気の毒に思う」と2011年に亡くなったマリアに追悼の気持ちを表明。

怒りの声は男優からも。クリス・エヴァンスは「この映画をもう二度と見られない。ベルトルッチもブランドもこれまでのようには見ることができない。不愉快なんてものではない。怒りを感じる」とツイート。

ベルトルッチ監督はインタビューで「後悔してはいないが、罪悪感はある」「女優としてではなく、マリアの女の子としての反応、彼女の屈辱を撮りたかった」とも。この監督の姿勢、そして作品そのものへの評価について論議が続くのは間違いなさそう。
(text : Yoko Nagasaka)

「ラストタンゴ・イン・パリ」合意なしの強姦シーンをハリウッドスターが非難

映画.com 12/6(火) 23:45配信

ベルトルッチ監督の3年前の 発言が物議を呼んでいる
 [映画.com ニュース] イタリアを代表する巨匠ベルナルド・ベルトルッチの問題作「ラストタンゴ・イン・パリ」(1974)をめぐり、ハリウッド俳優たちから非難の声が上がっている。過激な性描写でセンセーションを巻き起こした同作の強姦シーンが、当時19歳だった仏女優、故マリア・シュナイダーさんの合意に基づいていなかったことをベルトルッチ監督が認めたためだ。

 米ELLE誌が、2013年に仏パリのシネマテーク・フランセーズ開催されたイベントでの動画を取り上げたことが騒動の発端。この動画でベルトルッチ監督は、主演の故マーロン・ブランドさん(当時48歳)とともに、強姦シーンの詳細を事前にシュナイダーさんへ知らせなかったことを肯定。「女優としてではなく、ひとりの少女としてのリアクションが欲しかった」と弁明し、「何をするのか伝えなかったという意味で、マリアにはひどいことをしたと思っている」が、「後悔はしていない」と語っていた。

 3年前の発言が発掘された形だが、ELLE誌の記事を見た女優ジェシカ・チャステインは、「この映画を愛するすべての人へ。あなたが見ているのは、48歳の男にレイプされている19歳の少女です。監督は計画的に彼女を襲ったのです。吐き気がするわ」とツイート。この意見に女優エバン・レイチェル・ウッドも賛同し、「言語道断で、胸が痛む。これがまかり通ると思うなんて2人とも異常だわ」と非難した。

 その他、俳優クリス・エバンスは、「ベルトルッチやブランド、この映画に対して、2度と同じ見方はできない。不愉快の域を通り越している」と激怒。女性の権利を常々訴えているエバ・デュバーネイ監督も、「映画監督として、まったくもって理解できない。ひとりの女性として、ゾッとするし、不快だし、激しい怒りを感じる」と糾弾した。米バラエティによれば、ベルトルッチ監督に授与された賞の剥奪や、起訴を求める声も上がっているようだ。

 シュナイダーさんは同作で一躍有名になるが、その後作品に恵まれることはなかった。薬物依存や精神疾患を抱え、11年に58歳の若さで死去。07年の英デイリー・メール紙のインタビューでは、問題のシーンについて「屈辱だったし、正直に言うと、マーロンとベルトルッチに性的暴行を受けた気分だった」と告白。「あのシーンの後、マーロンから慰めや謝罪はなかった。1テイクだけですんだのは、不幸中の幸いだった」と語っていた。

映画 「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の暴行場面めぐる非難に監督反論

BBC News 12/7(水) 12:24配信

1972年の公開当時から性描写が議論になった映画「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の撮影で強姦場面の撮影が女優の同意を得ていなかったのではないかとインターネットで騒ぎになったことを受け、ベルナルド・ベルトルッチ監督(76)が「ばかげた誤解だ」と反論した。

映画の撮影があらためて物議を醸すきっかけになったのは、ベルトルッチ監督の2013年のインタビュー。強姦場面でバターを使うと決めたのは、撮影当日の朝で、強姦される役の女優マリア・シュナイダーさんの同意を事前に得ていなかったと話していた。このビデオが今月初めになって再び浮上し、ソーシャルメディアで映画関係者を含めて大勢が怒りを表明した。シュナイダーさんが実際に強姦されたと思い、怒る意見も多く飛び交った。

ベルトルッチ監督は5日に反論の声明を発表。強姦場面は脚本に含まれていたのだからシュナイダーさんは事前に知っていた、知らせなかったのはバターを使うという点だけだったと説明し、実際の性行為はなかったと言明した。

映画では、マーロン・ブランドさん演じる主役ポールがシュナイダーさん演じるジャンヌを強姦する際、バターを潤滑剤として使う。

2011年にがんのため58歳で亡くなったシュナイダーさんは、2007年に英紙デイリー・メールとのインタビューで、実際の性交はなかったものの、場面は脚本になかったため、撮影は「屈辱的」で、「マーロンとベルトルッチの両方に少し強姦されたような気分だった」と話していた。またシュナイダーさんは、自分が後に薬物依存症となり自殺未遂を繰り返したのは、この映画でいきなり世界的な注目を浴びたせいだと述べていた。

2013年のインタビューでベルトルッチ監督は、バターを使う場面についてシュナイダーさんと十分な事前打ち合わせをしなかったと認め、理由として、演技ではなく本物の「屈辱」を表現してもらいたかったからだと説明していた。この中で監督は、「ある意味でマリアにひどいことをした。何がどうなるか言わなかったので。なぜかというと、女優ではなく女の子としての反応が欲しかったからだ」と話し、「罪の意識は感じる」ものの撮影手法について「後悔はしていない」と述べた。

さらに2013年のインタビューで監督は、シュナイダーさんはその結果「その後一生、僕を憎んでいた」と認めた。

「ラスト・タンゴ・イン・パリ」は公開当時、イタリアで上映禁止となり、米英など複数の国で検閲を求める訴えが起こされた。

2013年の監督インタビューを取り上げた2日付の女性誌記事に反応して、米女優ジェシカ・チャステインさんは「この映画を愛する全ての人に。あなたたちは、19歳が48歳の男に強姦されるのを見てるんですよ。暴行は監督の計画だった。胸が悪くなる」とツイートした。

米ドラマ「ウエストワールド」の女優エヴァン・レイチェル・ウッドさんも、「同意。胸が痛いし、とんでもない話。そんなことをして大丈夫だと思うなんて、2人はすごく病んでる」とツイートした。

米マーベル映画シリーズのキャプテン・アメリカとして人気の米俳優クリス・エバンズさんは、「この映画もベルトルッチもブランドも、二度と前のようには見られない。これは気持ち悪いなんてことじゃ収まらない。激怒してる」とツイートした。

○ 監督 「マリアはすべてを知っていた」

5日に発表した声明で、ベルトルッチ監督は「ばかげた誤解をはっきりさせて、決着をつけたい」と書いた。

「(バターを)このような不謹慎な形で使うことに、彼女の生の反応が欲しかった。誤解はそこから生じている」

「自分が受ける暴力についてマリアは知らされていなかったと、そう思った、そして今でも思っている人たちがいる。それは違う!」

「脚本にはすべて描かれていて、マリアは脚本を読んでいたのだからすべて知っていた。新しい要素は、バターのアイディアだけだった」

「このことがマリアを動揺させたのだと、私は何年も後になってから知った。映画の脚本が描き、あの場面が描いた暴力ではなく」

○ シュナイダーさん 「本物の涙を流していた」

2007年の英紙インタビューで、シュナイダーさんは問題の場面は「最初の脚本にはなかった」と話している。

デイリー・メールに対してシュナイダーさんは、「本当のことを言えば、思いついたのはマーロンだった。撮影する直前になって初めて聞かされて、私はものすごく怒った。エージェントに電話するとか、弁護士にセットに来てもらうとかするべきだった。脚本にないことをゴリ押しするのは許されないので。でも当時の私は、そんなこと知らなかった」と話した。

「マーロンは私に、『マリア、心配しないで。ただの映画だから』と言った。でも場面の間中、マーロンのやってることは本当じゃなかったけれども、私は本物の涙を流していた」

(英語記事 Last Tango rape row a 'misunderstanding')

(c) BBC News
最終更新:12/7(水) 12:24BBC News

個人的な意見を書きますと、ベルトルッチのような人間なら、そういう撮影をすることはじゅうぶんありえるみたいな気がしてしまいます。実際「ドリーマーズ 」では、 エヴァ・グリーンの性器を画面に映しているくらいです。

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野沢那智のヘルムート・バーガー、鈴木弘子のロミー・シュナイダーの吹き替え版で、「ルートヴィヒ」を観ることができる

2016-12-07 00:00:00 | 映画

過日(12月2日)、自宅で加入しているCSチャンネルのイマジカの番組表にあるルートヴィヒ』が、日本語吹替版で放送されることを知り、早速録画しました。

この映画は、140分バージョン、180分バージョン、240分弱バージョンといろいろな編集版があるのですが、この日本語版は、実はほぼ240分バージョンで吹き替えが収録されているようで、これまた私のような好きものにはこたえられないというものです。

映画のストーリー自体は、バイエルンルートヴィヒ2世の即位から死までを扱ったものですが、キャストがすごいし、また吹替をした日本人の声優たちもすごい。Wikipediaから引用します。

>バイエルン王ルートヴィヒ2世 - ヘルムート・バーガー(野沢那智)

オーストリア皇后エリーザベト - ロミー・シュナイダー(鈴木弘子)

リヒャルト・ワーグナー - トレヴァー・ハワード(納谷悟朗)

コジマ・フォン・ビューロー - シルヴァーナ・マンガーノ(宗形智子)

ホフマン神父 - ゲルト・フレーベ(杉田俊也)

デュルクハイム大佐 - ヘルムート・グリーム(池田勝)

オットー1世 - ジョン・モルダー・ブラウン(難波圭一)

リヒャルト・ホルニヒ - マルク・ポレル

ゾフィー - ソーニャ・ペドローヴァ(戸田恵子)

ホルシュタイン伯爵 - ウンベルト・オルシーニ(清水信一)

ベルナルト・フォン・グッデン教授 - ハインツ・モーグ(平林尚三)

ハンス・フォン・ビューロー - マーク・バーンズ(塚田正昭)

※日本語吹替版は1983年に関西テレビ25周年企画で深夜放送、2016年8月26日発売のルートヴィヒ デジタル修復版BDに収録

私は、この吹替音声の存在は知っていましたが、聞いたことはなかったし、どういうところで放送されたのかは知らなかったのですが、関西テレビの特別企画による政策だったのですか。これはこのテレビ局のいい仕事だったのかもです。

それにしても、ドイツ系(オーストリア人をふくむ)、イタリア人、英国人らの起用したキャストがすさまじいですね。 ロミー・シュナイダーはまさに生涯の当たり役エリザベートを演じたわけです。彼女は、エリザベートのイメージが自分に重なることをひどく苦しんだようですが、ここではまさに絶品の美しさと演技力で、彼女を演じきったわけです。

それでその声を、鈴木弘子が演じています。彼女は、ロミーの声は「恋ひとすじに」も担当しているようですが(未鑑賞です)、1944年生まれの彼女が39歳くらいで担当したのも年齢的にも悪くなかったのかもです。

そして主人公を演じたヘルムート・バーガーの声を野沢那智が担当してるのはやはり最高ですね。野沢は、同じヴィスコンティ映画の「家族の肖像」でもバーガーの声を担当していました。これは昔聞いたことがあります。ヴィスコンティの映画を日本語の音声で鑑賞するというのもなかなかいい経験かなという気がします。ヴィスコンティの映画を観る人間を満足させられる声優はそうはいません。そう考えると、トレヴァー・ハワードの声を担当した納谷悟朗も、また絶妙なキャスティングだったと思います。

それで、上に引用したWikipediaにもありますように、この日本語版は、

>2016年8月26日発売のルートヴィヒ デジタル修復版BDに収録

となっているわけです。私はそれは知らなかったので、「え!! そうだったの!!!」です。早速Amazonで確認します。

ルートヴィヒ デジタル修復版 [Blu-ray]

解説と説明を引用します。

>登録情報

出演: ヘルムート・バーガー, トレヴァー・ハワード, ロミー・シュナイダー
監督: ルキーノ・ヴィスコンティ
形式: Color, Dolby, Widescreen
言語: イタリア語, 日本語
字幕: 日本語
リージョンコード: リージョンA (詳細についてはこちらをご覧ください DVD/Blu-rayの仕様。)
画面サイズ: 2.35:1
ディスク枚数: 1
販売元: KADOKAWA / 角川書店
発売日 2016/08/26
時間: 237 分
おすすめ度: 5つ星のうち 5.0 8件のカスタマーレビュー
ASIN: B01GH2Z95K
EAN: 4988111150363
Amazon 売れ筋ランキング: DVD - 2,091位 (DVDの売れ筋ランキングを見る)
7位 ─ DVD > 外国映画 > 史劇
156位 ─ DVD > 外国映画 > ドラマ
278位 ─ DVD > ブルーレイ > 外国映画
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商品の説明
内容紹介
巨匠ヴィスコンティが悲劇の大帝ルートヴィヒ二世を描ききる、総尺4時間に迫る超大作、ついにブルーレイ化。

★イタリアの巨匠ヴィスコンティ[ドイツ三部作]の最後を飾る超大作!

★美麗2Kマスターから初ブルーレイ化! まさかの日本語吹替版収録、オノ・セイゲンによる音声マスタリング、MGVCエンコードと濃厚仕様!

★20ページ特製ブックレット封入! (執筆:中条省平/表紙:100%ORANGE描き下ろし)

【映像特典】イタリア公開版予告編(4分)

【封入特典】20ページ ブックレット


【ストーリー】19世紀、18歳でバイエルン国王に即位したルートヴィヒ2世は音楽家ワーグナーに傾倒し、国の予算を危険にさらすほどの援助を施す。
従姉のエリーザベト皇后に恋い焦がれるもその恋は叶わず、彼女の妹ゾフィーと婚約するもこれを破棄。
さらに戦争を嫌った彼は前線に弟のオットーを送り出すもののその弟は帰国後、精神を病んでしまう。
数々の苦渋に苛まれた彼はいよいよ厭世的になり、美男の従僕たちとの退廃的な暮らしに耽溺。
国王の役目を果たさないことに業を煮やした官僚たちは、彼から王位を引きはがそうと画策し始める……。


※日本語吹替音声は1983年当時の放送録画を素材として使用しています。今日の技術で音質の向上には努めましたが、お聞き苦しいと感じられる向きもあろうかと思います。また、わずかながら吹替のない部分があり、そこはイタリア語と日本語字幕に切り替わります。あらかじめご了承ください。

うーん、素晴らしいじゃないですか。単に私が昔の吹替が好きな人間だからというばかりでなく、これだけ質の高い吹替を今日再現するのは困難でしょう。よく音声素材が残っていたなという気もするわけです。

83年という時代は、ビデオが普及し始めて、徐々にテレビの洋画番組が成立しにくくなっていく時代の直前でした。そのような時期の、吹替黄金時代の最後の結晶といっていいすばらしい日本語吹替を堪能しようではありませんか。

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盲導犬と障害者の受難

2016-12-06 00:00:00 | 社会時評

前にこのような記事を書きました。

補助犬啓発イベントがあった会場にある店舗で補助犬の入店を拒否されたら、いくらなんでも救われない

あらためて補助犬と、補助犬を連れた人の受難について思う

で、今回も同じような話ですが、こういうことを記録しておくことも意味があると思うので記事にします。2つとも、宮城県の新聞である河北新報の記事です。

<盲導犬>受け入れ拒否 宮城で後絶たず

 盲導犬を同伴した障害者の受け入れを、飲食店や公共施設、交通機関が拒むケースが宮城県内で後を絶たない。盲導犬の受け入れは2002年施行の身体障害者補助犬法で義務付けられ、今年4月には障害者差別解消法も施行されたが、抜本的な解決には至っていない。

 日本盲導犬協会仙台訓練センターによると、同協会の盲導犬を利用する県内の視覚障害者は15人で、受け入れ拒否の報告は15年が10件、今年は11月までに9件あった。金井政紀センター長は「報告が来るのは相当腹に据えかねたケース。実数は何倍もあるだろう」と説明する。
 拒否したのは飲食店がほぼ半分で、他にはホテル、医療機関、タクシー、スポーツ施設、神社と多岐にわたる。職業訓練校や自治体庁舎の食堂といった公の施設でもあった。
 医療機関を巡っては厚生労働省がホームページやパンフレットで「受け入れ義務がある」と呼び掛けるが、仙台市内の大規模な病院でも受診や見舞いの拒否が発生している。
 補助犬法は犬の健康衛生の管理を利用者に義務付ける。犬は迷惑を掛けないよう特別な訓練を受ける。「待合室や診察室、病室など一般的な患者が入れる場所ならば盲導犬の受け入れに問題はない」と金井センター長は理解を求める。
 交通機関では今年、格安航空会社が盲導犬利用者4人のグループに「1機につき受け入れは1匹」との理由で予約を断った。グループは大手航空会社への予約変更を余儀なくされた。
 宿泊予約でも盲導犬同伴を告げると満室を理由に断る施設が少なくない。盲導犬協会は「受け入れ拒否の可能性がある」とみる。
 拒否の報告があると、協会は店や施設に事情を聴く。法律を知らなかったり、事業者の受け入れ方針が現場に浸透していなかったりするケースが多い。70%は一度の説明で解決するが、交渉を繰り返しても改善しないケースが5%あった。
 金井センター長は「ほとんどの問題は解決するが、ショックで外出に消極的になる障害者がいる」と指摘。「盲導犬はきちんと行動する。受け入れ側が特別な準備をする必要はなく、不安があれば利用者に何でも尋ねてほしい」と話す。


[身体障害者補助犬法、障害者差別解消法]補助犬法は盲導犬と介助犬、聴導犬の受け入れを、国や自治体、交通機関、不特定多数が利用する商業施設、病院、従業員50人以上の民間企業に義務付ける。解消法は障害者への不当なサービス拒否、制限を禁止。障害者の意思表明があった場合、社会的障壁を取り除くための合理的な配慮を公的機関、民間事業者に求める。

2016年12月03日土曜日

<盲導犬>体の一部 拒否は存在否定の思いに

 「初めは寂しさと憂い、その後、いくら話しても理解してくれないことへの怒りがこみ上げる」
 宮城県加美町で治療院を営む西塚敏也さん(58)は11月上旬、仙台市中心部のラーメン店で入店を拒否された。日本盲導犬協会の職員2人と入ろうとすると、カウンターが3席空いていたが、店員に「動物は駄目」と断られた。
 「法に基づいた盲導犬ですよ」と説明したが、「社長に駄目と言われている」と聞き入れない。押し問答になり、「警察を呼ぶぞ」とすごまれたという。
 当時不在だった店の運営会社の社長は取材に対し「店員は犬のスペースを作るため、テーブル席が空くまで待ってほしいと考えた。受け入れは拒んでいない」と主張する。不適切な言動があったことは認め「社員の教育を徹底する」と語る。
 協会によると、盲導犬は椅子の下にうずくまるので特別なスペースは必要ない。利用者にとって盲導犬は体の一部で、拒否に遭うと自身の存在を否定された思いがするという。
 西塚さんは「拒否されるのが怖くて未知の場所に行きづらくなる。盲導犬を同伴することで逆に行動が制限されるのは悲しい」と話す。

2016年12月03日土曜日

最初のほうの記事にもあるように、報告があるのはたぶん氷山の一角でしょうね。宿泊施設のように、あからさまな拒否か本当に満室なのか、場合によっては不分明な場合もあるのだと、なおさら実態はわかりにくくなります。ネットからの予約なら、空いていることは確実でしょうが、盲導犬を連れているということを最初に話したうえで電話とかで予約したら、なかなか厳しいかもしれません。それにしても

>交渉を繰り返しても改善しないケースが5%あった。

というのは、先方が居直ったということですかね。身体障害者補助犬法によれば、

>(公共交通機関における身体障害者補助犬の同伴)

第八条  公共交通事業者等(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 (平成十八年法律第九十一号)第二条第四号 に規定する公共交通事業者等をいう。以下同じ。)は、その管理する旅客施設(同条第五号 に規定する旅客施設をいう。以下同じ。)及び旅客の運送を行うためその事業の用に供する車両等(車両、自動車、船舶及び航空機をいう。以下同じ。)を身体障害者が利用する場合において身体障害者補助犬を同伴することを拒んではならない。ただし、身体障害者補助犬の同伴により当該旅客施設若しくは当該車両等に著しい損害が発生し、又はこれらを利用する者が著しい損害を受けるおそれがある場合その他のやむを得ない理由がある場合は、この限りでない。(不特定かつ多数の者が利用する施設における身体障害者補助犬の同伴)

第九条  前二条に定めるもののほか、不特定かつ多数の者が利用する施設を管理する者は、当該施設を身体障害者が利用する場合において身体障害者補助犬を同伴することを拒んではならない。ただし、身体障害者補助犬の同伴により当該施設に著しい損害が発生し、又は当該施設を利用する者が著しい損害を受けるおそれがある場合その他のやむを得ない理由がある場合は、この限りでない。

 とありますが、この2条に関しては罰則とかはないみたいですから(罰則としては、

>第八章 罰則

第二十七条  第十九条第一項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又は同項の規定による立入調査を拒み、妨げ、若しくは忌避し、若しくは質問に対して答弁をせず、若しくは虚偽の答弁をした場合には、その違反行為をした指定法人の役員又は職員は、二十万円以下の罰金に処する。

というのがあるのみです。第十九条第一項とは、

>厚生労働大臣は、指定法人の第十六条に規定する認定の業務の適正な運営を確保するため必要があると認めるときは、当該指定法人に対し、その業務の状況に関し必要な報告を求め、又はその職員に、当該指定法人の事業所又は事務所に立ち入り、その業務の状況に関し必要な調査若しくは質問をさせることができる。

という条文です)、最終的には当てになるかどうかはともかく、法務局の人権擁護の担当にでも相談するくらいしかすることはなさそうです。あまりにひどければ、他の条文による刑事告訴もありうるかもですが。

それでやっぱり、拒否は飲食店関係が多いようですね。上で私が書いた記事も、最初の記事はその関係です。次の記事はタクシーです。それにしても

>職業訓練校や自治体庁舎の食堂といった公の施設でもあった。

ってのはどうもなあですね。自治体に関しては、外部委託の食堂が無知だったということでしょうが、公の施設がそれでは救いがありません。

この件は、これからも私なりに注目していきます。

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日本の治安は良好な状態にある(2016年バージョン)

2016-12-05 00:00:00 | 社会時評

2015年、といっても2月初めの記事ですので、もう2年弱前の記事ですが、このような記事を書きました。

日本の治安は良好な状態にある(今後は新規の死刑確定者は減少する可能性が高い)

上の記事で私は、統計と警察庁の発表を報道した記事を引用したうえで、日本の治安は良好な状態にあると断言できるということを書きました。

さて、やや前ですが、こんな記事が配信されました。

>日本会議

「理想はサザエさん一家」啓発 24条改正巡り

毎日新聞2016年11月3日 02時30分(最終更新 11月3日 12時49分)

 改憲運動を展開している保守団体「日本会議」(田久保忠衛会長)は、憲法24条を改正すべきだとの主張を強めている。背景には伝統的な家族を理想とする心情がにじむ。家族のあり方は憲法で定めるべきか--。

 「サザエさんが今も高い国民的人気を誇るのはなぜでしょう」。日本会議の関連団体が制作した啓発DVDの一場面。ナレーターは24条により家族の解体が進んだ結果、さまざまな社会問題が起きているとして、3世代同居のサザエさん一家を理想と持ち上げた。

 「個人の尊重や男女の平等だけでは祖先からの命のリレーは途切れ、日本民族は絶滅していく」。日本会議の政策委員を務める伊藤哲夫氏は9月、埼玉県内の講演で、改憲テーマの一つとして24条を取り上げた。安倍晋三首相のブレーンも務める伊藤氏は「家族の関係を憲法にうたうべきだ」と力説した。

(後略)

>ナレーターは24条により家族の解体が進んだ結果、さまざまな社会問題が起きている

>個人の尊重や男女の平等だけでは祖先からの命のリレーは途切れ、日本民族は絶滅していく

あるいは、先方の資料とかを読めばそれなりに具体的なことが書いてあるのかもしれませんが(その可能性は低いでしょう)、この記事に載っていることですと、あまりに内容が抽象的で具体的なことがありません。連中の主張する社会問題とはどのようなものなのか。

そのことの発生が、家族関係の変化と何らかの相関関係があるのか、あったとして因果関係を証明できるんですかね(笑)。まあこの人たちに、証明しろなんて言ったって、証明する意思も能力もないでしょう。だいたい社会問題の最たるものである犯罪なんて、むしろ日本の治安は改善されているんですけどね。もともと非常によかったのが、さらに良くなっています。

というわけで、今年度バージョンの記事を。まずは、警察庁による「平成26年、27年の犯罪情勢」です。その冒頭です。

>まず、我が国の刑法犯認知件数が、平成 14 年をピークに、以後 13 年連続して減少し、27 年には、42 年ぶ りに戦後最少を更新したことから、その理由として考えられる内容を「平成 14 年以降の刑法犯認知件数の減 少理由に関する分析」としてとりまとめている。

ね、わかるでしょ。日本の治安は大変良くなっているわけです。それでは最初の1ページの図をご覧ください。

2002年ごろに犯罪認知件数が頂点に達したのは、たぶん警察が「前さばき」と呼ばれる事件を受理しないということをやめたこと(これは、桶川ストーカー事件とか、栃木のリンチ殺人などが問題となったことが大きかったようです)と、自転車の窃盗が事件化されたことが大きいようです。詳細はこちらの本を参照してください。

安全神話崩壊のパラドックス―治安の法社会学

2004年に出版された本ですが、いまだに増刷されているようです。それだけエポックメイキングな本だったということでしょう。

それでは究極の犯罪と思われる殺人事件の被害者数はどうでしょうか。こちらから引用します。

 

 人口動態統計での、他殺による死亡者数は、2015年で314人です。元の表はこちら。交通事故を除く他殺で死亡した人は、確認されている限りでは、1日あたり日本全国で1人にも満たない数なわけです。これはなかなかすごい話ではないでしょうか。日本の人口は、減少気味とはいえ、2015年の国勢調査で、1億2千7百万を超えています。

ただ他殺による死亡者数は、2016年は、相模原での大量殺人事件があったせいもあり、2015年より増加する可能性はありますね。もちろんそれ以降もどのように数字が推移するかは予断を許しませんので、私なりにこれからもこの件はチェックしていきたいと思います。

いずれにせよ、ためにする議論だったらもはや論じるような話ではありませんが、これらをかんがみると、日本の治安はきわめて良好な状態にあると断じてよろしいんじゃないんですかね。日本会議の連中の主張する社会問題というのがどのようなものか詳らかでありませんが、家族のありかたと治安については、少なくとも彼らの主張は相関性も因果関係も明らかでないと思われます。相関関係があるとすれば、むしろ核家族化、未婚化、少子化などのほうがありそうです。それではついでにもう一つグラフをご紹介します。出典は、上のグラフと同じサイトより。

意外な気もしますが、70年代くらいまでは英国のほうが日本より他殺率が低く、ドイツは日本より低かったのが、やはり70年代に日本に並び高くなり、現在はまた同じくらいのようですね。いずれにせよ日本の他殺率はトレンドとしては順調に下がっているわけです。まさに日本は、世界に誇るべき安全な国といえそうです。

でも日本会議の連中は、こういうことをどう認識しているんですかね? 聞いてみてもまともな回答は返ってこないでしょうが、それもどうかです。

ところで引用記事にもありますが、伊藤哲夫というのは札付きの極右で安倍ブレーンですね。こういう馬鹿をブレーンにしているんだから、安倍晋三の非常識さがわかるというものです。だいたい家族の関係なんか憲法にうたったって、そんなの実質的な効果があるわけもないのですが、こういうことに熱中する連中は、効果うんぬんを超越したところで物事を考えますから、これもひどいものです。

さらに記事で私が「後略」としたところには、

>こうした家族観は自民党改憲草案や安倍政権と通底する。

とあります。個人的な意見ですが、いわゆる極右政党が提起するものならともかく、国政で優に過半数を超えている政権与党の政党が出す「改憲草案」なるものがあそこまで時代錯誤で非常識な事例ってのは、少なくともGなんとかとか「先進国」と言われる国々の中では他に例を見ないんじゃないんですかね。あればぜひ知りたいと思います。そう考えると、あらためて現在の自民党とか安倍政権の異常さに驚きます。

というようなことを私がinti-solさんの記事でコメントしたら、inti-solさんから

>いや、だから極右政党が国政で過半数を取っちゃった、ということですよ、残念ながら。今の自民党は-おおさか維新もそうですが、極右以外のものではないでしょう。

とたしなめられてしまいました。まさにごもっともとしか言いようがありません。林博史氏の本『戦後平和主義を問い直す』の記述

>最近のフランスの極右は、われわれは、日本の自民党に比べれば、よっぽど穏健だと言うそうです。(152ページ)

がまさにそのまま当てはまるということです。この件は以前記事にしました。現在は、たぶんもっと自民党は右翼になっているわけです。

本日の記事は、inti-solさんの記事からヒントを得ました。ありがとうございます。また上の私の文章は、一部inti-solさんの記事のコメント欄に寄せたものと同じであることをお断りしておきます。

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アイルランド・英国紀行(2015年9月)(59)

2016-12-04 00:00:00 | 旅(欧州)

私の目的地は、前に紹介した本に紹介されていたB&Bです。ここは営業していることが分かっていたので(「地球の歩き方」にも載っていました)、顔を出してみようと思ったのです。

クリーニング屋にこんな人形があって、ちょっと驚きました。

いかにも英国風(ここはアイルランドですが)の建物があります。

ここがそのB&Bでした。で、案内を乞うと、理由はよくわかりませんが泊めることができない(満室とか、私のような1泊の客は泊めたくないとかそういう理由でしょうが)というのですが、近くのB&Bを紹介してくれました。といいますか、この近辺はB&B銀座(?)だったわけです。上にリンクした過去記事でも、ゴールウェイのB&B密集地を紹介していましたが、この近辺がスライゴーのそのような地区だったようです。

それで次なるB&Bに向かいます。

そのB&Bに行き、「Tree Tops」(私が最初に訪れたB&B)から紹介されてきたとか言ったら、オーナーの男性が部屋を見せてくれました。これはそのB&Bに貼ってあった地図です。

これが部屋です。1階の玄関のすぐ横です。

シャワーのみでお手洗いは共用です。

これが外観です。スライゴー市内を観光することとします。

書き忘れましたが、Tree Topsで話をしたあたりから雨が降り始めて道路はこのような濡れ方です。まったく天気が安定しません。

電話ボックスが2台もありました。

 

このようにたくさんのB&Bがあるわけです。「VACANCIES」の札がかかっていれば、案内を乞うて部屋を見せてもらって値段と折り合いをつけて泊まるかどうか決めればいいわけです。

 

 それでは街をあらためて見学します。

(つづく)

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アイルランド・英国紀行(2015年9月)(58)

2016-12-03 00:00:00 | 旅(欧州)

スライゴーでは宿の予約はしていないので、ガイドブックや前に紹介したアイルランドのB&Bについての本などを頼りに宿を探すこととします。

この日のスライゴーは非常に天気が不安定でした。それは、旅行記を読み進めていただければご理解できるでしょう。

おや、タゴールですか? つい最近できたものみたいですね。

タゴールの像があるのは、ノーベル文学賞つながりかと思いましたが、つまりイェイツが彼の詩集を絶賛したということのようですね。スライゴーはイェイツの地元であり、ここではまさに彼は地元の英雄なわけです。

街を歩きます。

陽が雲の上なので、このように光量が足りません。

青い空も見えてきました。

 

こういう光景はいいですね。

像がありました。

制服姿の女の子です。まだ学校が終わるには早い時間かな。

読みにくいでしょうが、「GARDA」とあります。これは警察のことです。アイルランドでは、「POLICE」でなく、だいたいこの表記でした。Wikipedia「アイルランドの警察」を参照してください。アイルランドは、基本的に国家警察だとのこと。日本は、国家警察の性質が強いですが、基本は地方警察ではあります。

 ね、警察車両にも「GARDA」って表記されてあるでしょ。

(つづく)

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私はあまり日本人にみられないらしい

2016-12-02 00:00:00 | 旅(海外旅行一般 あるいは上以外の国々)

上海旅行で、また北朝鮮レストランに行ってみました。行ったのは、上海西部にある建国賓館なるホテルにある店です。ここはわりと、有名な店のようです。

それで、私は1人で行ったのですが、私は時に朝鮮語(北朝鮮レストランですから、「韓国語」ではありませんよね)、時に中国語で話しかけられました。私は回答不能でしたので、ジャパニーズとかイルボンサラム、リーベンとかわめき散らす始末です。

で、ある女性(数人が交代交代で接客するので、私が日本人であることを知らない人が数人話しかけるわけです)が、私に朝鮮語だったかで話しかけました。

それで私が回答不能になり、「なんですか?」というような表情をした(のだと思います、たぶん)ところ、彼女は自分の耳を両手で抑えるようなしぐさをしました。私はますます理解不能になったのですが、あ、彼女私が聴覚障害者だと思っているのだなと気づきました。私が「日本人だ」というと、それは意外と思ったのかどうか、笑いだしました。

しかし彼女からすれば、自分の言っていることを先方が理解していない場合、私が韓国人でも中国人でもない日本人だとは考えなかったんでしょうね。日本人だってこの店は、それなりに来店しているはずですけどね。

次は9月に行ったミャンマー旅行(といったって、私はヤンゴンしか行きませんが)にて。私がいつも訪れるTシャツ屋があります。こちらの記事などに登場します。オーナー(かどうかわかりませんが)の女性は、私のことを覚えているので、私がくると笑顔で歓迎してくれます。

で、私がTシャツを物色していると、日本人女性2人組が来ました。女性は、彼女らの接客をするので、私に座っていてくれと言って、うちわを渡してくれました。私は、うちわをもくもくと動かします。

女性は、日本人女性たちと話をして、商談がとりあえずまとまった後(よせばいいものを)彼女らに言いました。

ミャンマー人女性「この男性は、日本人なのよ」

日本人女性「え! そうは見えない・・・・!!!」

別に私は表情も動かしませんでしたが、思わず心の中で苦笑しました。

そしてその女性は、おそるおそる(でした、本当に)私に顔を近づけて言いました。

日本人女性「あの・・・。日本の方なんですか?」

そんなこといまさら聞くかと思いましたが、英語で私は中国系英国人だとかデタラメを話してやろうかとも思いましたが、それでは日本語を理解できるのは変だという気もしますので、ふざけたことはやめて、まともな答えをしました。

私「ええ、そうですよ」

彼女らは本気で驚いたようでした。よっぽど私の姿が観光客然としていなかったんですかね。

最後は、これも記事にしていませんが、2014年の中国、北京です。毛沢東主席の遺体を見学しようと、私はゲートに並びました。すると、中国官憲の女性が私に中国語で何か言いました。私は理解できなかったので、また「なんですか」というニュアンスの表情をしたのでしょう、すると女性官憲が周りの人間に中国語で何か言いました。何言ってんだ、この人と思いましたが、どうも私がろうあ者らしいと考えていることに気づきました。すると1人の官憲が私が外国人ではないかと気づいてくれ、英語で話しかけてきたのでなんとかなりました。やはり私はこの時、いかにも中国人ぽく見られたようです。最初に北朝鮮レストランで、ウェイトレス(チマチョゴリを着た美女でした)が私を聴覚障害者と考えたらしいと推論したのは、このような経験があったからです。

欧米とかならまだしも、中国とかで中国人とみられるのは、私も相当に中国に溶け込んでいるのかなという気はします。以前は韓国といってもソウルでの話ですが、やたら道を聞かれましたが、最近は韓国ではそのようなことはなくなりました。たぶん年齢が高くなったという側面もあるのでしょう。

そういえば、もうずいぶん以前ですが、ソウル駅近くのチムジルパンで、女の子が私に話しかけてきたのですが、私を1目見ると「Sorry」といったことがあります。私のしぐさや雰囲気で韓国人じゃないと気付いたのですかね。そのあたりは判然としません。

いずれにせよ、地元の人に間違えられるくらい埋没できれば、それはそんなに悪くないことだと考えます。こんな感じでこれからも旅行していきまして記事を書きますので乞うご期待。

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店番?(2)

2016-12-01 00:00:00 | フォトログ

昨年、ちょうどアイルランドと英国(あと韓国にも数時間入国)から帰国した翌日、とある煙草屋での写真をこのブログでご紹介したことがあります。

店番?

今回は上海の写真です。

当然といえば当然ですが、前の記事の煙草屋と同様、このようなものは、システム化された店でなく、個人営業あるいはそれに近い業態の店にみられるようです。 

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そうなったことは、一応いいことだと思う(ついでに、当事者の女の子の写真をご紹介)

2016-11-30 00:00:00 | スポーツ

やや旧聞ですが、ちょっと面白い記事を読みました。

>甲子園女子マネ問題が前進 来春から練習補助可能へ

デイリースポーツ 11/22(火) 18:12配信

 日本高野連は22日、大阪市内で全体審議委員会を開き、春夏の甲子園練習で女子部員(マネジャーを含む)の補助参加を認める原案をまとめた。25日に行われる理事会で承認され、来年1月のセンバツ、選手権、両運営委員会で許可されれば、来春の甲子園練習から女子部員の補助が可能になる見通しだ。

 日本高野連の竹中雅彦事務局長は「一番怖いのはケガ。安全面に十分な対策を取った上でできることを」と説明。原案の内容は明らかになっていないが、これまで技術振興委員会や審議委員会で練習補助参加を前向きに検討してきた。その際に守備練習中にボールが飛んでくる危険性が低い芝生上での外野ノック補助や、ベンチ前に防球ネットを置き、その前で練習を補助するなど、女子部員が安全に練習参加できる可能性を探ってきた。

 これまで議論されてきたことがこの日、全体審議委員会で原案としてまとめられ、25日の理事会に諮ることが決定。そこで正式に承認され、センバツ、選手権両運営委員会の了解が得られれば、何らかの形で来春の甲子園練習から女子部員の参加が認められることになりそうだ。

 この問題は今夏の甲子園練習で大分の女子マネジャーがユニホームを着用し、ホームベース上でノックの補助を行っていたところを大会関係者に制止されたことが発端。テレビやインターネット上含め、様々な議論が沸き起こっていた。

>一番怖いのはケガ。安全面に十分な対策を取った上でできることを

ケガ、安全は、男子女子関係ないだろと思いますけどね。相撲の土俵じゃあるまいし、どれだけ時代錯誤なのよという気はします。それで、こんな記事も見つけました。

>2016.8.2

女子マネ制止にネット炎上 為末氏も「世の中と最もずれている競技になりつつある」

練習後、記者の取材を受ける大分・首藤マネジャー=甲子園(撮影・高部洋祐) 練習を終え、球場から引き揚げる大分・首藤マネジャー=甲子園(撮影・高部洋祐) ナインの練習を手伝う大分・首藤マネジャー=甲子園(撮影・高部洋祐) 3枚3枚
 全国高校野球選手権大会の甲子園練習で2日、大分の女子マネジャーがユニホームを着てグラウンドに立ち、大会関係者から制止されたアクシデントに、ネットでは「いつの時代のルール?」「時代錯誤」「男子なら危険でも構わないのか」など、その対応に非難が殺到している。
 大会規定では危険防止のため、グラウンドに立つのは男子のみと明記されており、甲子園練習もそれに準じる形となっている。今回の大分の女子マネはユニホーム姿でグラウンドに入り、守備練習ではノッカーにボールを渡すなどしていたところ、大会関係者に制された。
 これにネット上では大会運営側に非難が殺到。口からトランプを出すマジックが有名なマジシャンのふじいあきらは「これってなにがいけないの?危険って性別関係無いじゃん。即刻見直すべき」とツイート。元五輪アスリートの為末大氏も「世の中と最もずれている競技になりつつある」、脳科学者の茂木健一郎氏もツイッターで「『丸刈り』を含め、謎の様式美、禁則が多すぎますね」と、首を傾げた。
 そのほかにも「始球式に女性が何度も立っているのになんでだ」「おにぎりだけ握ってろってか」「もし彼女が『私は男子だ』と言い張ったら身体検査でもする気か」「危険防止のためということだが、だったら尚更、規定通りユニフォーム&ヘルメットを着用していれば問題ないのでは?」「相撲か」など、批判ツイートが殺到していた。

今回の決定については、多少なりともはこのような声の影響もあったんですかね。そうだとすれば、高野連もさすがにこれは時代錯誤なルールだと考えていたのかもしれません。

で、上にある

>大分の女子マネジャー

は、美人だというので話題になりました。というわけでお顔を紹介します。お名前は、首藤桃奈という人です。

すいません。素人さんの顔をこんなに集めるのもよくないかもですね。それはともかく、個人的には、試合前のノック補助くらい大目に見てやれよと思います。

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1970年11月29日の勝鬨橋が最後に橋を上げた際の動画を見つけた(ほかに貴重な写真をご紹介)

2016-11-29 00:00:00 | Weblog

以前このブログで勝鬨橋が最後に上がった1970年の写真をご紹介したことがあります。

勝鬨橋が最後に上がった日

この際の写真というのは、なかなか見つからないので私もわりと一生懸命ネットをあたりまして、それでようやく1970年に橋が上がった際の動画を見つけることができました。

http://vod.ntv.co.jp/f/view/?contentsId=2161

さして長い動画でもありませんが、とりあえずネットであがっている動画はこれ以外に現段階見つけていません。1970年11月29日は日曜日で、上がったのは早朝でした。つまり交通事情をかんがみて、一番影響の少ない曜日と時間に橋を上げたのだと考えられます。三島由紀夫が自殺した4日後のことでした。

いずれにせよこの動画を見つけることができて、前の記事で書いた

>もし確認できたら、このブログで紹介します。

というのは、約束を果たせたことになります。よかった。

勝鬨橋が上がらなくなったのは、つまりは橋を上げるような大型船の定期運航がなくなり、また交通量の激増して、橋を上げることによる弊害が大きくなったからです。必要がなくなってさらに上げることによる損害が大きくなれば、上がらなくなるのは理の当然。

そして、この際の写真をいろいろさがしたのですが、どうもいい写真を見つけるのが難しかったのです。が、ようやく「すごい!」といえる写真を見つけることができました。こちらから。写真を一部抜粋してご紹介します。

撮影者のコメント(後でご紹介)にもあるように、そんなに真上まで開いたわけではなかったわけです。またヘリコプターが複数飛んでいるのが確認できます。これは報道用のものだと考えられますので、たぶんこの跳開が非常に貴重なものになる、というのは当時予測できていたのでしょうね。これが最後であると東京都側が発表していたかどうかは現在確認できませんが、もう橋が開くことはないかも、という予測はたぶんあったのでしょう。この後橋を上げるための発電所も80年に撤去されたので、勝鬨橋が上がることは事実上なくなりました。

いずれにせよヘリコプターが飛んでいるということは、たぶんNTV以外にも動画があるのでしょうから、それはぜひ拝見したいものです。これからも鋭意調査をする所存です。また上から4枚目の写真は、前の記事でも紹介したことがあります。

撮影者は、安河内孝氏です。学生時代の撮影ですが、こちらによると、清水建設に就職して、ダムの専門家になったとのこと。写真は、この時は素人でしたが、現在は写真コンテストの審査員も務めているとのことで、セミプロくらいのものなのでしょう。氏の撮影時の話をこちらから引用します。

 >大学三年の時、大学の助教授から勝鬨橋が開くことを聞き、義理の兄さんからニコンFのカメラを借りて撮影に行きました。開く時間は確か7時だと記憶しています。
 早朝6時に現地に行きました。非常に寒かったことを覚えています。
一眼レフのカメラでの撮影は初めてで、50ミリと150ミリのレンズで、絞りやシャッタースピードやレンズ交換は前日義理の兄さんに教えてもらいました。
 現地について、撮影場所を探しました。逆光にならない左岸側に移動し探しました。堤防の天端に登ろうとしましたが、その時は満杯でした。段々時間が迫ってきて焦り、ウロウロとしていたら有る方が冷凍庫の門を乗り越えて、冷凍庫の外壁に付いているタラップを上がる姿が見えたので、小生も同じようにタラップを上がり、屋上に出ました。はっきり言えば無断での立ち入りで、法律違反ですね。あの頃は今みたいに厳しくは有りませんでした。
確か三階建てだと記憶しています。
タラップはむき出しだったので怖かった事を記憶しています。
 屋上に付いた時は15分前でした。慌ててフィルムをセットしました。この時のフィルムは12枚撮りです。
カメラを構えて見ていると、少し橋が揺れ、一気に橋が上がりました。時間的には数分です。ただし、全開にはなっていません。45度位ですね。
この時、ハトが飛び立ち、橋に近い方は多量なホコリを被っていました。開いていた時間は数分です。次のフィルムを入れ替えして撮影するのがやっとこでした。
 このフィルムは、小生にとって初めてのカラーによる撮影で、写っているのか心配でしたが何とか写っていてホッとしました。 

(中略)

 撮影場所付近は、川沿いに冷凍庫が沢山ありましたが、今ではマンションばかりで、撮影場所を探しましたが判りません。ただし、おおよその見当は付きます。

(後略)

上に引用したインタビュー記事によると、安河内氏は

>安河内 孝(やすこうち たかし)
昭和24年3月28日生れ

[略歴]
S46 清水建設(株)入社

とありますが、そうすると70年に大学3年生というのはちょっと変ですね。いずれにせよ、このような貴重な写真をお撮りになった安河内さんには本当に感謝したいですね。これも貴重な時代の証言です。

これからも、勝鬨橋についての情報がありましたら、適宜記事にしますのでお楽しみに。

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