ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

「総理(大臣)」と「首相」

2018-01-04 00:00:00 | Weblog

時々、日本の首相(という表記をしている時点で、私がどう呼称しているかわかっちゃいます)をどう表記するべきか考えることがあります。

で、私はどうかと考えると、日常生活でもネット上でも、ほぼ100%「首相」ですね。拙ブログを検索してみると、私が地の文章で、「総理」と書いたのは、このときだけです。

この日は8月15日です。この後地下鉄に乗ったら、地下鉄のニュースで、大要管直人総理が靖国神社に参拝しなかった(当たり前です)というものが流れていました。広東語ですが、漢字だらけですからそれくらいは私でも解釈できます

この記事の際なぜ「総理」と書いたのかちょっと分かりませんが、あるいは香港の電光掲示板で「管総理」と表示されたから(ということ自体確信はありません)、それにつられて書いた可能性があります。なんともいえませんが。

マスコミの表記は、新聞は「首相」で統一(字数節約のためです)、NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビではテロップでは「首相」アナウンスメントは「総理(大臣)」、テレビ朝日とテレビ東京はテロップも「総理」です。

形式的には、首相に限らずテレビでは「○○大臣」という呼称をアナウンスメントでは使用するようですね。理由は不明。やはり「○○大臣」という呼び名が正式(?)だからなんですかね。個人的には、「大臣」なんて肩書は時代錯誤だと思います。「長官」とでもしたほうがいい。

ところで共産党は「首相」という言い方をしますが、最近は小池書記局長が「総理」と言っていたのを国会中継で見ましたから、こういうあたりも共産党は変化があるんですかね? 個人的には「総理大臣」より「首相」というほうが国会でもいいんじゃないのという気はします。Wikipediaの「首相」には、

>例えば日本においての閣僚の首席は内閣総理大臣であるが、通称として首相が用いられる場合が多い。ただし、この首相という呼称は日本の法体系に基づく正式なものではなく、法令では一切使用されていない。一方、議会では内閣総理大臣を指す慣用的な呼称として定着している。

とあります。つまり正式名称は「総理大臣」ですが、私としてはたぶん「大臣」という言葉が嫌いなんでしょうね。

中国でも、「国務院総理」といいますが、私たちは一般に「首相」と呼びます。テレビ朝日なんかは、「安倍総理と李首相」などと表記します。海外の政府高官は、「首相」のようです。それにしても安倍晋三のことを「首相」だ「総理」だなんて、まーったく心底からうんざりするというものです。

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6 コメント

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Unknown (bogus-simotukare)
2018-01-04 01:40:09
>「長官」とでもしたほうがいい。

 米国なんかは「長官(例:国務長官)」ですし、中国、韓国、台湾なんかは「部の長=部長(例:外交部長=外交部の長)」ですからねえ。
 ただし、日本では過去存在した(大臣と同等の)長官ポストは全て
防衛庁長官→防衛大臣
経済企画庁長官→経済財政担当大臣
科学技術庁長官→文部大臣と統合して文部科学大臣
総務庁長官→自治大臣、郵政大臣と統合して総務大臣
国土庁長官→建設大臣、運輸大臣と統合して国土建設大臣
北海道・沖縄開発庁長官→北海道・沖縄担当大臣
で「大臣」におきかわってます(特に防衛庁なんぞわざわざ「庁から省」「長官から大臣」にしてます)。
 復興庁も復興庁長官ではなく「復興担当大臣」と呼んでますしねえ。
現在存在する長官ポストは
「海上保安庁(国土交通省の外局)、公安調査庁(法務省の外局)、国税庁(財務省の外局)、資源エネルギー庁(経済産業省の外局)、水産庁(農林水産省の外局)、スポーツ庁(文部科学省の外局)
、防衛装備庁(防衛省の外局)」などということで全て「大臣の部下」ですから法的にはともかく世間的イメージは「大臣>長官」なんでしょう。
 しかし、「大臣」という言葉はルーツは中国でしょうが、ずいぶんと日本と中国も使う言葉も変わってしまったもんです。
 日本で「部長」というと中央省庁や地方自治体だと「局長」の下、民間企業だと「常務取締役」の下くらいですかね。偉くないとは言いませんが、中国、韓国、台湾の部長(日本の大臣に当たる)とは大分イメージが違います。

>心底からうんざり

 今年で6年目ですからねえ(うんざり)。改めて前原の民進党解党と「それを後押しした連合執行部」のバカさ(しかも今も公式には反省の弁なし)に腹が立ってきます。あれがなければ議席大幅減による安倍退陣は十分あり得たでしょう(絶対にあったとまではいいませんが)
返信する
Unknown (nordhausen)
2018-01-07 21:10:39
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

>形式的には、首相に限らずテレビでは「○○大臣」という呼称をアナウンスメントでは使用するようですね。理由は不明。やはり「○○大臣」という呼び名が正式(?)だからなんですかね。個人的には、「大臣」なんて肩書は時代錯誤だと思います。「長官」とでもしたほうがいい。

一方、外国の長官はそのまま「首相」、「○相」と呼んでいますよね。

余談ですが、日本の皇室の人たちには「陛下」「○○さま」と敬称を付けていますが(「陛下」は天皇にのみ用いており、皇后の場合は天皇と並んで呼ぶときに「両陛下」、皇后単独の場合は「皇后さま」と呼んでいます)、外国の王室の人たちに対してはそういった敬称を付けていませんね。「(イギリスの)エリザベス女王」、「チャールズ皇太子」、「(ルクセンブルクの)アンリ大公」などと呼んでいます。
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>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2018-01-11 21:49:21
臣てのが時代錯誤な言葉ですよねえ。また昔は「防衛庁長官」と言っていた時代もあったわけですが、今はそうでないしね。まさに長官というのは、外局のトップの呼称になってしまいましたよね。

> 今年で6年目ですからねえ(うんざり)。

今年こそは、首相の座から降ろしたいものです。
返信する
>nordhausenさん (Bill McCreary)
2018-01-11 21:50:48
こちらこそよろしくお願いします。

>一方、外国の長官はそのまま「首相」、「○相」と呼んでいますよね。

余談ですが、日本の皇室の人たちには「陛下」「○○さま」と敬称を付けていますが(「陛下」は天皇にのみ用いており、皇后の場合は天皇と並んで呼ぶときに「両陛下」、皇后単独の場合は「皇后さま」と呼んでいます)、外国の王室の人たちに対してはそういった敬称を付けていませんね。「(イギリスの)エリザベス女王」、「チャールズ皇太子」、「(ルクセンブルクの)アンリ大公」などと呼んでいます。

そうなんですよね。私も皇后については、なんで両陛下という言い方しかしないのかなとよく思っていました。外国の王については、さすがにマスコミも時代錯誤だと思っているのかもしれません。
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「作家」と「小説家」 (nordhausen)
2024-03-02 20:56:05
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240117/k10014325031000.html

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240117/k10014324601000.html

上記は第170回芥川賞と直木賞選考会について報道したものですが(いずれも2024年1月17日付のNHKニュースから)、小説家の場合なぜか「作家」と言いますよね。漫画家、作曲家、画家、脚本家なども広義の「作家」ですが、「作家」では無く「漫画家」「作曲家」「画家」「脚本家」などと呼びますから、それらに合わせて「小説家」と呼んだ方がいいと思いますけどね。

ところで、直木賞受賞者で別海町出身の河崎秋子は実家の酪農業に従事していたとの事ですから、なかなか変わった経歴ですね。それにしても、彼女が2019年まで実家の酪農業と兼業していたという事は、恐らく作家業だけでは生計を立てる事がなかなか難しかったと考えていたからでしょうね。
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>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2024-03-04 00:07:22
本多勝一氏などは、「作家」という言葉を拒否して「小説家」と表記していますね。
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