ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

もはや韓国(人)にとっては、北朝鮮は「脅威」「打倒の対象」よりもメロドラマのネタ程度のものなのだろう(たぶん日本も同じ 関川某も自分の書いたことを撤回しろとおもう)

2020-05-18 00:00:00 | 北朝鮮・拉致問題

bogus-simotukareさんの記事に面白いことが書いてありました。まずは、その記事に引用してある記事をご紹介してみます。

>日本の中高年もハマる、韓国ドラマ『愛の不時着』に見る北朝鮮のリアルすぎる生活
中島恵 | ジャーナリスト
5/8(金) 18:01

 長く続く不安な巣ごもり生活の中、日本でも大ヒットの気配となりつつあるのが韓国で大ヒットしたドラマ『愛の不時着』です。人気急上昇中のネット動画配信サービス、Netflixでは2月から連続してトップ10入りを果たすほどの人気ぶり。若者だけでなく、かつて『冬のソナタ』などにハマったことがある中高年の間でも大きな話題になっているとか。なぜ今、『愛の不時着』に夢中になる日本人が増えているのでしょうか?

「あり得ない」設定なのに夢中になるワケ
『愛の不時着』は2019年12月~2020年2月に韓国のケーブルテレビで放送され、ケーブル放送としては異例の高視聴率21・7%を叩き出し、歴代第1位の快挙となりました。

 そもそも設定は北朝鮮のエリート将校と韓国の財閥令嬢の恋愛ドラマという「絶対あり得ないでしょう!!」というもの。韓国で企業経営する女性、ユン・セリ(演じるのはソン・イェジン)がパラグライダーの事故により、なんと北朝鮮に不時着してしまう、というところから物語が始まります。

 そこで偶然出会った北朝鮮の軍人、リ・ジョンヒョク(演じるのはヒョンビン)が彼女をかくまって生活していくうちに愛が芽生え……という展開。まるで「昼メロ」のようなタイトルであり、内容なのですが、この恋愛ドラマの王道を、北や南の厳しい現実を織り交ぜながら展開していくところが「現代版のロミオとジュリエット」にたとえられ、「あり得ないけれど、もしもあったら素敵だな」と、ハマっていく人が多いといわれています。

 また、韓国で経済的に恵まれていても、心に傷を負って生きてきたセリが、北朝鮮の素朴な人々の人情に触れ、心を動かされて変わっていくところや、北朝鮮の男性ジョンヒョクが、決して男尊女卑な軍人ではなく、愛した女性を命がけで支えていこうとするところに“ドはまり”し、惹かれた人も多かったといわれています。

 何より、このドラマを見て「北の人々も、私たちと同じように喜怒哀楽のある血の通った人間であり、彼らも生まれた場所で必死に生きているんだ」と実感することができた人が多いように感じます。

 そして、このドラマが他の韓国ドラマと大きく異なるのは、マスメディアの報道ではほとんどわからない北朝鮮の一般庶民の生活ぶりがとてもリアルに描かれている、という点でしょう。同ドラマを制作する際、脚本家などは当初から大勢の脱北者に取材を行い、現地での生活実態などをつぶさにヒアリングしたといいます。その結果、北と南の軍事的な状況を描いた過去の作品などと比べ、北の生活の細部まで描くことに成功しています。

(後略)

私はこのドラマを観ていませんが、存在はどこかで聞いていました。この件です。

北朝鮮が“抗議”、38度線を越えたドラマ「愛の不時着」熱が止まらない理由とは

(前略)

ところで、2カ月ほど前になる3月4日、北朝鮮の対外宣伝メディア「わが民族同士」はドラマ名こそ伏せてはいたけれど「愛の不時着」だと誰もが分かる内容で、「絶対に許せない極悪非道な挑発行為」と強い抗議をした。北朝鮮政治の腐敗を描いたことへの抗議もあるだろうが、多分、北朝鮮を貧しく描きすぎている点を「侮辱」と捉えたのではないかと想像する。

(後略)

私が最初に読んだのはこの記事ではありませんが(たぶんYahoo!ニュースの何かの記事)、韓国のドラマに北朝鮮側が抗議したというのは知りました。が、どの記事で読んだのかは定かでありません。その程度の興味関心しかなかったわけです。私は、韓国映画はわりと観ますが、韓国ドラマは観ないもので。

そういうわけでこのドラマの出来を批評することはできないし、感想すらも書けませんが、紹介の記事を読んだ限りでは、かなりベタな内容のドラマのようですね。そうとう甘ったるい内容のメロドラマということでしょうか。もちろん現在ですから、

>同ドラマを制作する際、脚本家などは当初から大勢の脱北者に取材を行い、現地での生活実態などをつぶさにヒアリングしたといいます。その結果、北と南の軍事的な状況を描いた過去の作品などと比べ、北の生活の細部まで描くことに成功しています。

というように製作をしています。そのような細部のリアリティは、可能な限り現実性を追求しているのでしょうが、ストーリーの骨子は相当に非常識なメロドラマといっていいでしょう。かつての70年代~80年代の大映ドラマ全盛期のような突っ込みどころ満載のところがあるのかもしれません。まさに大映ドラマを彷彿とさせます。あるいは、直接、そうでなくても間接に、大映ドラマを1つの参考にしている(もしくは結果的に参考にしている)という可能性もあるかもです。

が、そのあたりの探求はこの記事の趣旨と直接には無関係ですので問わないとして、こういったドラマのネタに北朝鮮が出てくること、およびこのような内容のドラマが韓国で人気があり、しかも日本でも話題になるくらいの人気を集めている、というのは非常に興味深いですね。つまりこれは、韓国、そして日本でも、北朝鮮という国の存在が、このようなメロドラマ、おとぎ話のネタになりうる存在でしかないということです。

たぶんこのようなことは、荒木和博、西岡力その他巣食う会系の連中や産経新聞、櫻井よしこなどの北朝鮮打倒を叫ぶ連中、もしくは拉致被害者家族会で、まだ被害者が帰ってきていない人たち(横田さんとか)らからすれば「平和ボケ」「危機意識皆無」「北朝鮮の正体を何も分かっていない」「だから文政権は北朝鮮の手先」とかあらゆる批判・避難・罵倒がとんでくるんでしょうが、ここからは、多くの韓国人、および韓国政府ほかがもはや北朝鮮を現実的な軍事的脅威とみなしていないということがうかがえます。現実に北朝鮮を脅威だと認識していたら、このようなドラマは制作されないし、また韓国民の側が拒否するでしょう。朝鮮戦争(1950~1953年)や青瓦台襲撃事件(1968年)、そこからさらにぐっと時代がすぎて、ラングーン事件(1983年)、大韓航空機爆破事件(1987年)などの時代にこのようなドラマが製作されるわけがない。いわゆる軍事政権時代なら言論弾圧という意味でもできませんが、それ以前の話です。

私個人のわずかな経験を書くと、北朝鮮が核実験をした際たまたま韓国に滞在していたことがありましたが、特にソウルの街もこれといった変化はなかったですね。その件の記事で引用したように、韓国の状況は、

>2017.9.3 18:55

【北朝鮮核実験】韓国に緊張感なし「またやったか」 政府発表も後手

 【ソウル=名村隆寛】北朝鮮が6回目の核実験を行った3日、韓国社会は初秋の休日ムード一色で緊張感はほとんど感じられなかった。

 核実験に関する情報が出始めた午後0時45分ごろ、ニュース専門テレビYTNは、市民が行楽を楽しむ花畑からの中継の最中だった。その途中に「北朝鮮で人工的な地震観測」との第一報を字幕で伝えたが、のんびりした現場中継はそのまま続けられた。

 歩行者天国となったソウル中心部は市民でにぎわった。核実験の情報が知らされても、危機感や緊張感とはほど遠く、いつもの日曜日と同じ雰囲気が漂った。

 一方、インターネット上での市民の反応は速かった。ただ、ネットへの書き込み内容は「北がまたやったんだってさ」といった人ごとのような意見が多かった。

 韓国政府の対応の遅れも目立った。日本では3日、安倍晋三首相自らが、国家安全保障会議(NSC)関係閣僚会合を前に官邸で、北朝鮮による核実験強行の可能性があることを記者団に語ったが、この時点で韓国政府からの公式発表はなし。日本政府のNSC終了後に「北朝鮮が核実験を行ったと断定する」と河野太郎外相が記者団に語った内容を聯合ニュースが速報するというありさまだった。

 韓国政府は文在寅(ムン・ジェイン)大統領を筆頭に、国民に不安感を与えないように注意を払っているという。しかし、一部の韓国メディアは、文在寅政権の危機への対応を日本と比較し、批判を強めている。

 先月29日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際の情報も、韓国よりも日本が速く正確で、韓国メディアの伝えた速報の大半は東京発のものだった。この時、韓国メディアの大半が「迅速で正確な対応」と日本政府の対処を評価する一方、韓国政府の対応の鈍さについては「3時間も迷った」「悲しくなる」と問題視した。

というわけであり、韓国でもそんなものろくに興味も持たれていないのです。また日本も、最初は大騒ぎしましたが、今年の4月14日に北朝鮮が飛翔体(ミサイル)を飛ばしたところで、昨今は大してニュースにもなりません。国民の間でもろくすっぽ話題にならないわけです。

でもそれは決して悪いことでもないですね。以前とあるネット論客の人が、10万人の北朝鮮難民の受け入れを日本政府はすべきだと主張したので、私がそんなのは馬鹿も休み休み言えというレベルの戯言だという趣旨の批判をしたらご当人激怒していましたが、あるいは北朝鮮にいる拉致被害者家族を自衛隊の出動させて奪還するなんていう寝ぼけた馬鹿な主張をすることがますます非現実的になるわけです。たぶんですが、西岡や荒木らもこういった変化にはあせっているはずだし、あるいは1998年の時点で、大要北朝鮮は早急に滅亡する、金体制は早急に崩壊する、北朝鮮は間もなく戦争を起こすなんて主張を垂れ流して、自分たちの主張は

>しかし、それこそが常識人の常識であると知っていただきたいのである。

とまでほざいた関川某も、自分の誤りを認めることはしなくても、さすがにかつての北朝鮮早期崩壊論を蒸し返したりはしないわけです。

それにしてもあの「常識人の常識」なんてものを撤回しない時点で、関川某は言論人として最低最悪ですね。ほんとそう思います。なぜ「自分のこの本でのこのような意見は間違っていました。撤回します」くらいのことが書けないのか。関川がSNSやブログなどでネット言論をしているのかどうかは知りませんが(彼のWikipediaには記載なし)、彼は今日に至るまで定期的に本を出版しているし、やろうと思えばネット言論もできるでしょうに。まあ絶対そういうことは認めないんでしょうね。前に記事を書いた故恵谷某などは、失礼ながら大してとりえのないライターだから北朝鮮崩壊論に固執したのでしょうが(当方、恵谷某があんなことを死の間際まで本気で考えているような狂信者だとは思っていません)、関川某は恵谷某との共著で、「金正日の哄笑 南北は本当に和解したのか」という悔し紛れの題名の本を2000年に出し(なおこの本は、この記事執筆時点の2020年5月17日では、Amazonで50円で売られていて、レビューなしです。前作とは違う出版社での発売でもあるし、あまり評価が高くない本だったのかもです)た後、ほかのテーマの本ばかり書いていて北朝鮮言論がら撤退しています。たぶんご当人の本音としては、「おれはもう北朝鮮関係の本は書いていない、それでいいだろ!」「わかるだろ!」ていうことなんでしょうね。でもさあ、荒木和博ほかの非常に悪質な政治活動家と組んでデタラメな本を書いてデタラメな主張を拡散したんだから、関川某に最低限の常識があるのであれば、やはりあの本のあのくだりは撤回する必要があるんじゃないんですかね。いまだってたとえば「関川さん、こういうドラマが韓国で人気があるし、また日本でも一定の視聴者がいるようですが、どうお考えになりますか」とか「最近北朝鮮が核実験したり飛翔体(ミサイル)飛ばしたりしても、韓国でも日本でも反応が薄いですね。どうお考えですか」なんて聞いたとして、関川某がまともな答えをするのか。彼がそんなことも回答できないほどの見識のない人間だとは思いませんが、世間は関川某はこの問題についてはもはや言論活動をしてるとも認識していないから依頼もしないし、ご当人も自分の過去の言論がほじくり返されるのは嫌なので発言もしないんでしょう。

そう考えると、まさに関川某にとって北朝鮮言論に首を突っ込んだのは黒歴史なんでしょうね。私はしつこいのでこれからも定期的にこの件については追及します。ご当人まだ当分生きているのでしょうし、そしてたぶんこの件での自説撤回はしないのでしょうから、私か先方のどちらかが死ぬまでは、私は先方に撤回をしろと要求するつもりです。あそこまでの上から目線の態度でデタラメほざいたのだから、言論人としても人間としても、その程度のことをする責務はあるでしょう。私は性格がきわめて悪い人間だしまたきわめて執拗な人間なので、関川某を見逃したりはしません。

関川某などは論外としても、いずれにせよこれは、総合的に考えれば「太陽政策」の偉大な勝利ではないですかね。前にこのような記事を書きました。

米国のキューバへの対応から、日本の北朝鮮への対応を考えてみる

この記事の中で、けっきょく日本人拉致被害者が日本に帰ることができたのは、北朝鮮へ経済支援の約束をしたからじゃないの、巣食う会や櫻井よしこらの主張する対北朝鮮強硬姿勢なんてものは、日本人拉致被害者帰国には、なんら役に立っていないのじゃないのと私は指摘しました。そしてそういう話を北朝鮮側につないでくれたのが、当時の韓国の政府高官である金大中大統領や林東源統一相らだったわけです。たぶん対北朝鮮強硬派の李明博、朴娘の大統領時代だったら、北朝鮮からの拉致被害者帰国なんて空想次元で不可能だったでしょうね。そういうことは、巣食う会やその取り巻き、家族会(の一部)は絶対認めないでしょうが、事実と現実で、まさに証明されていると思います。太陽政策のおかげで日本人拉致被害者は日本に帰ることができた、こういう「常識人の常識」(?)がもっと日本人一般に知れ渡られるべきです。

それですみません。これは私の全くの想像なので、「そうでない」と言われればそれまでですが、たぶん関川某は、「金大中の野郎、余計なことしやがって」と思っている(いた)んでしょうねえ、きっと(苦笑)。先方、荒木や西岡なみの北朝鮮批判者でしょう。ただそういう発言をすると自分が損をするから黙っているわけです。それは、もちろん批判することではなく、相対的には、荒木や西岡ほからよりはずっとましです。

だいぶ話が飛びましたが、ともかく日本と韓国にとって北朝鮮が軍事的な脅威であるよりは、メロドラマのネタのほうがはるかに世の中は平和です。現実には、西岡とか荒木のような連中が、本気で北朝鮮を脅威と考えているわけでもありませんが、そのような言説がだんだんに影響力を失っていくのは悪いことではありません。

なおこの記事は、bogus-simotukareさんの上に引用した記事を参考にしました。感謝を申し上げます。


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12 コメント

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Unknown (q)
2020-05-18 09:21:22
そして、憎しみは日本へ向く。
返信する
Unknown (mccreary)
2020-05-19 20:15:07
>qさん

ポスト安倍になれば改善するでしょう。
返信する
Unknown (フルフル)
2020-05-22 20:25:30
韓国映画では、何年か前に「大統領の理髪師」
というのを観ましたが
大統領の髪をカットする時に
複数のSPが 4ヶ所を囲み
迫力ある眼ぢからで 理髪師の手元を
ジーっと、凝視して、理髪師のオジサンが
たじろいでしまうシーンが印象的でした。
返信する
>フルフルさん (Bill McCreary)
2020-05-23 16:14:27
その映画は観ていませんが、やはりそういうたぐいのVIPの髪の毛を切るというのは相当に緊張するでしょうね。同情します(苦笑)。
返信する
Unknown (月夜)
2021-01-06 21:42:15
>たぶんこのようなことは、荒木和博、西岡力その他巣食う会系の連中や産経新聞、櫻井よしこなどの北朝鮮打倒を叫ぶ連中、もしくは拉致被害者家族会で、まだ被害者が帰ってきていない人たち(横田さんとか)らからすれば「平和ボケ」「危機意識皆無」「北朝鮮の正体を何も分かっていない」「だから文政権は北朝鮮の手先」とかあらゆる批判・避難・罵倒がとんでくるんでしょうが、ここからは、多くの韓国人、および韓国政府ほかがもはや北朝鮮を現実的な軍事的脅威とみなしていないということがうかがえます。現実に北朝鮮を脅威だと認識していたら、このようなドラマは制作されないし、また韓国民の側が拒否するでしょう。朝鮮戦争(1950~1953年)や青瓦台襲撃事件(1968年)、そこからさらにぐっと時代がすぎて、ラングーン事件(1983年)、大韓航空機爆破事件(1987年)などの時代にこのようなドラマが製作されるわけがない。いわゆる軍事政権時代なら言論弾圧という意味でもできませんが、それ以前の話です。

>私個人のわずかな経験を書くと、北朝鮮が核実験をした際たまたま韓国に滞在していたことがありましたが、特にソウルの街もこれといった変化はなかったですね。
もう、十数年前でしたか、彼らと同じ穴の狢であるところの呉善花が、似たような「危機感」を著書で表明しておりました。
彼らってそんなにも平和が憎く、冷戦時代・独裁時代が懐かしいのでしょうかねえ。

そういえば、韓国が中華人民共和国と国交を結んだのが許せなくて極右と化した池東旭や、朴大統領が殺害されたことを機に極右になった趙甲済などというジャーナリストがいます。

『大統領の理髪師』懐かしいです。その理髪師のオジサンはソン・ガンホです。
返信する
>月夜さん (Bill McCreary)
2021-01-07 00:12:30
>彼らってそんなにも平和が憎く、冷戦時代・独裁時代が懐かしいのでしょうかねえ。

どうしようもないアナクロニズムですね(苦笑)。これは、「国家基本問題研究所」とかに本会議もご同様。
返信する
映画『鋼鉄の雨2:首脳会談』 (bogus-simotukare)
2021-02-23 07:43:05
https://sportsseoulweb.jp/star_topic/id=15700
 映画『鋼鉄の雨2:首脳会談』は、南北首脳会談中に北朝鮮のクーデターで原子力潜水艦に拉致された大韓民国の大統領(チョン·ウソン扮)と北朝鮮の国防委員長(ユ·ヨンソク扮)とアメリカの大統領(アンガス·マクファーデン扮)の3人の首脳と、クーデターの主導者である北朝鮮護衛総局長(クァク·ドウォン扮)の間の危機状況を描く。
(引用終わり)
 
 これまた完全にネタ化してますよねえ。
返信する
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2021-02-23 22:49:17
コメントありがとうございます。貴ブログの記事も拝見しました。まるっきりエンタメ、ネタ化ですね。上にも書いたように、現実に北朝鮮が脅威なら、こんな映画撮影されるわけがない。
返信する
アンナ、平壌で映画を学ぶ (bogus-simotukare)
2021-09-20 07:42:02
拙記事(https://bogus-simotukare.hatenadiary.jp/entry/2021/09/18/104620)の流用ですがコメントしておきます。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/66993
 「アンナ、平壌で映画を学ぶ(Aim High In Creation!)」はオーストラリアの映画監督アンナ・ブロイノフスキーが2013年に制作したドキュメンタリー映画だ。アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭で紹介された後、ソウル国際女性映画祭やDMZ国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、大韓劇場でも上映された。
 大規模な天然ガス採掘の脅威が始まったオーストラリアのシドニーで、家族と村の安全を守る宣伝映画を作ろうと決めた映画監督のアンナが産業資本主義に立ち向かうため、北朝鮮の映画関係者から北朝鮮式宣伝映画の制作を学ぼうと考えて平壌入りする──というストーリーである。
(引用終わり)
>ソウル国際女性映画祭やDMZ国際ドキュメンタリー映画祭で上映され、大韓劇場でも上映された。

 つまり「韓国で上映された」と言うのが興味深い。たぶん「立ち位置的」には
◆ファンキー末吉『平壌6月9日高等中学校・軽音楽部 北朝鮮ロックプロジェクト』(2012年)
と同様、「北朝鮮の内部事情を伝えるために、北朝鮮批判は自粛する(そうでないと北朝鮮への入国自体が無理なので)が、別に北朝鮮礼賛でもない」というスタンスでしょう。
 しかし、これ、朴正熙時代ならとても上映できないでしょう。まさに「愛の不時着」の放送同様に、もはや韓国(人)にとっては、北朝鮮は「脅威」「打倒の対象」よりも「兼高かおる世界の旅(TBS)」「なるほど・ザ・ワールド(フジ)」など「海外紹介番組」の「ネタ」程度の代物なのでしょう。
返信する
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2021-09-21 23:44:33
ご紹介ありがとうございます。いわゆる北朝鮮関係のドキュメント映画というのもいろいろありますが、やはり時代が変わり、それなりに冷静な映画が作られるようになったと思いますね。そういう映画を「北朝鮮プロパガンダの代弁」とか言ってもしょうがないでしょうにね。それで当然ながら韓国も変わったし、日本も政府や巣食う会、家族会は意見を変えないにしても、国民感情などには変化もあるでしょう。前にもご紹介した『北朝鮮をロックした日 ライバッハ・デイ』のような映画も、2002年の北朝鮮が拉致を認めた直後だったらたぶん日本で公開はされなかったはず。
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