ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

韓国は、自分たちの安全保障にのっとった政策をすすめるだけ

2011-07-06 06:33:26 | 北朝鮮・拉致問題
ここ数日河合その子記事にかなりたくさんアクセスをもらっていまして、どうしたのかなと思って検索サイトを見てみますと、このブログが上にきていますね。本日7月6日の状況です。



彼女への想いを書いただけの軽めの記事なんですが、光栄というかあんな記事が上にきていいのかなという気もします。でも、このブログの常連さん以外の方にも読んでいただけるのならそれはとてもうれしいですね。やはり彼女の記事はこれからも断続的にでも書きつづけようかな。

さて本論にうつります。元アイドルの話と北朝鮮拉致問題が平然と両立するのもこのブログの特徴です。

今日もまた、bogus-simotukareさんの記事の引き写しのような内容です。

かなり以前の記事で恐縮ですが、増元照明氏が、ご自分のブログ風活動報告でつぎのようにお書きになっています。

>2011.6.20

「韓国の政策変更」

 報道によると、韓国が北朝鮮との対話優先政策への変更へ舵を切ったようだ。全く、北朝鮮の手のひらに乗せられた格好になってしまった。

北朝鮮の恫喝外交は現在でも有効であるという証明を韓国政府の姿勢によって成されたといってよい。

(中略)

これまでの韓国政府の姿勢では、「北朝鮮の天安号爆沈事件と延坪島砲撃事件の謝罪がない限り『南北対話』の必要性を感じない」といったものであったはずだが、今回の方針決定で、「北朝鮮の犯罪の謝罪より、核問題を優先させる」というこれまでの六者協議再開への道と同じ道筋となってしまうことは明白だろう。

(後略)

ていいますか、韓国はあくまで自分たちの安全保障としてベスト(と自分たちが考える)な方策を取っているだけの話でして、北朝鮮に太陽政策をとるのも強硬策をとるのも根本理念は変わりません。で、もし韓国が北朝鮮への政策を変更したというのなら、それは現在とっている(いた)強硬策が、コスト、現実性、将来の見通しなどであまり有効でないという判断をしたということでしょう。べつに韓国政府は強硬策が好きだからそれを取っているわけではありません。実効性があると考えていた、そして(もし方針変換するというのであれば)それがあまり有効でないと考えたというだけの話。ましてや2012年に大統領選挙があるわけで、保守派としては対北朝鮮政策で失点しないためには強硬策はかならずしも妥当でないという判断をしたということろでしょう。

なお増元氏の話の元ネタはこちらみたいですね。

>韓国:南北対話再開探る 砲撃事件、謝罪を条件にせず
 【ソウル澤田克己】韓国の聯合ニュースなどは19日、北朝鮮の核問題を巡る南北協議について、昨年の韓国軍哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件に対する北朝鮮の「謝罪」を前提にしないという立場を韓国政府が固めたと報じた。

 日米韓は、6カ国協議再開へ向けたプロセスとして南北対話と米朝対話を先行させることで一致しているが、北朝鮮は最近、韓国側の謝罪要求に反発して南北対話を拒否する姿勢を強めていた。

 韓国としては、謝罪を前提条件とはしないことで対話再開の糸口を探る意図がありそうだ。

 報道によると、外交安保担当の韓国政府高官が、謝罪は南北非核化協議の前提条件ではないと指摘。「謝罪がなかったとしても、北朝鮮が(非核化で)誠実な対応さえするなら非核化の議論は進められる」と述べた。

 6カ国協議の韓国の首席代表、魏聖洛(ウィソンラク)朝鮮半島平和交渉本部長は14日、日本首席代表の杉山晋輔外務省アジア大洋州局長と東京の外務省で会談後、「韓国は両事件と非核化という二つの南北協議を提案している。北側が非核化について話すというならば前提条件はない」と話していた。

毎日新聞 2011年6月20日 東京朝刊

(引用ここまで)

まあとりあえず緊張緩和はいいんじゃないんですかね。北朝鮮側が砲撃その他の挑発行為を今後どれくらい実行するかはわかりませんが、話し合いが進めばしないよりは挑発行為はへるでしょう。

それにしても、けっきょく日本の(一部)対北朝鮮強硬派は、李大統領にあらぬ期待をしすぎていたんじゃないんですかね。彼は、たぶん前任者の金大中氏や盧武鉉氏との違いを際立たせたいという考えもあって対北強硬策をやっていた部分があり、それが実効性がなければ引っこむのはある意味当然。彼からすれば、日本の拉致被害者家族や対北朝鮮強硬派の思惑なんて知ったことではありません。

増元氏はほかにもいろいろとお書きになっていますが、これはbogus-simotukareさんの記事をご参照ください。私が書きたいことを的確に指摘していただいているので、特に付け加える必要もないでしょう。

くりかえすと、韓国も米国も中国もロシアも、自分たちが一番プラスになる方向で北朝鮮と対応しようとしているのだから、それはそれとして割り切らねばね。どこの国の対応もそれ以上でも以下でもない。で、日本の対北朝鮮強硬策も、ほとんど効果が見えないというのもいいかげん政府レベルで認める必要があるんじゃないかな。

最後に、bogus-simotukareさんにあいもかわらずの感謝を申し上げます。

追記:本日からコメント欄を復活させます。もうしばらくしたら事情をご説明します。
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4 コメント

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Unknown (bogus-simotukare)
2011-07-06 18:33:46
コメント欄復活ありがとうございます。

しかし彼ら(増元とか荒木とか)は何故、「森大志君の件」のような明らかなこじつけまでやって菅政権を敵視するのか?
「菅政権が倒れたら、安倍政権が復活して拉致問題解決だ!」とでも思ってるのか?
まあ、そう思うのは彼らの勝手ですが、拉致被害者救出運動がそこまで政治まみれになっていいのか?
その一方で外務省の斎木発言に関して完全に腰が引けてるのが面白い。
返信する
>bogus-simotukareさん (Bill McCreary)
2011-07-06 19:48:17
>コメント欄復活ありがとうございます。

いえいえとんでもございません。私も好きでコメント欄を閉じていたわけではないので、読者の皆さまには大変申し訳ないと思っていました。

>「森大志君の件」のような明らかなこじつけ
までやって菅政権を敵視するのか?

この件はほんとよくないですねえ。よど号事件の犯人の子どもが市議選に立候補したってとくに問題視することもないじゃないですかねえ。

>拉致被害者救出運動がそこまで政治まみれになっていいのか?

拉致問題に右翼も左翼もないと思いますけどね。どうも実態はね…。

>斎木発言に関して完全に腰が引けてるのが面白い。

私も記事に書きましたけど、三浦氏もこの件については逃げまくっていますからね。それもどうかと思います。堂々と外務省と斎木氏を非難すればいいじゃんねえ。
返信する
Unknown (ななしのたか)
2011-07-09 22:55:24
結局連中は外国に対しては媚日を期待してるのでしょう。少しでもそこから外れたら反日よばわり・・・

いやらしい連中だ。
返信する
>ななしのたかさん (Bill McCreary)
2011-07-13 20:29:58
>媚日

ていうことでしょうね。そんな時代じゃないんだけどね。
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