ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

シーズンオフに旅行すること

2013-08-28 00:00:00 | 旅(海外旅行一般 あるいは上以外の国々 旅行全般)

私は、冬にも欧州を旅します。12~13年の年末年始にベネルックスを旅しましたし、ほかにも何回か冬の欧州を旅しています。このブログでは、06年~07年のオーストリアとブダペストの旅を記事にしています。

欧州の場合冬という季節は、寒いし日が落ちるのも早いので旅をするのにあまりいい条件ではありませんが、有利な点もあります。

�休みが取りやすい:仕事によりけりですが、日本の勤め人が長期に休めるシーズンはずばり5月の連休、お盆の時期、年末年始でしょう。あと9月も曜日配置によっては休みやすいというところでしょうか。欧州ですとある程度日数も必要ですから、年末年始は旅に適しています。

�わりと費用が安い:航空券は年末年始は高いですが、しかし欧州はローシーズンなので相対的にはましです。夏のハイシーズンのほうが(当たり前ですが)高い。ホテルも取りやすい。

�1月1日以外はしっかり観光できる:日本は年末年始は美術館その他が閉館しますが、欧州では1月1日以外はちゃんと開館しています。

というわけで、年末年始の欧州というのはそんなに悪くない選択だと思います。寒さは、平気な人(=私)は平気です。私は、マイナス十何度のソウルも平気だったのだから、寒さには特に強いのでしょうが。寒いのが弱い人は、南欧とかを旅すればまだましでしょうか。

ほかにも、東南アジアも、だいたいにおいて乾季とよばれるカレンダーの晩秋から冬くらいのシーズンがハイシーズンですが、この時期は世界中から観光客が来て立てこみます。暑季は暑すぎてきついですが、雨季は、そんなに1日中すごい雨が降るというわけでもかならずしもないので、観光客が少なくてものすごく暑すぎないこの時期も、雨を割り切ってしまえばそんなに悪くありません。

私の体験例をあげますと、2011年にミャンマーを旅したとき、ヤンゴンの「ストランド・ホテル」というホテルに泊まりました。これは、香港のペニンシュラやシンガポールのラッフルズのようなホテルで、最高級ホテルです。もともとの値段は、私の泊まった部屋で1泊60,000円というべらぼうな価格で、そんなの泊まりっこありませんが、雨季のシーズンだったので1泊30,000円を切る価格で泊まれました。もちろん30,000円でも私にはべらぼうにもほどのある価格ですが、なんとかぎりぎりの価格でと大丈夫というところでしょうか。かの中田英寿も泊まったホテルなわけで、通常の価格でしたら泊まる気がしませんが、オフシーズンなら私でも泊まれたということです。

ただし、リゾート地については、私もハイシーズンに限るかなと思います。真冬のサントロペも趣はあるかもしれませんが、いまひとつ魅力には欠けるかもしれません。実際ホテルなどもかたっぱしから休業したりするわけで、いろいろ問題もあります。リゾートというのは、込まないと面白くないというのも確かにあるかと感じます。なお、私がサントロペに行ったのは7月でして、いやあ非常にいいところだと思いました。また行かなければな。あとクロアチアのドブロヴニクはいい街です。ここも夏に行きまして、やはり来た甲斐があったと感じました。

連続して休みを取れる日数は、長期の休みを取れるとき以外は、私の場合4連休がぎりぎりです。つまり3連休+1日です。これもそれなりの冷たい視線(笑→いや、笑ってすまないことが多いんだけどね)に耐えて取得します。私の個人的な感性で話をしますと、3泊4日ですとあるていど落ち着いた旅ができるかなと思います。近場ならという条件付で。遠いところは飛行機の時間に取られてしまうきらいが(当然ながら)あります。

もちろん冬より夏の欧州のほうがいいには決まっているけどね(笑)。真夏のドイツに行った時も、夏のライプツィヒやポツダムの街を散策したのはいい想い出です。ただパリの夏は暑すぎて若干体調をくずしてしまった記憶もあり。

ところで私は、ニューヨークは真冬と真夏に2回行ったことがありまして、冬に行った時は「観測史上3番目」(だったっけ?)の大雪が降って米国東部の空港がぜんぶ閉鎖されてしまい、めでたく足止めになったことがあります。すぎちゃえばこれもいい想い出ですが、このときは私もさすがに「うひゃー」でした。おかげで真冬のニューヨークはいまだに私はトラウマ(笑)です。もっともニューヨークは夏暑くて冬寒いので、都合がつくのならやはり秋あたりが観光にはいいのかな。欧州の場合、そこまでひどい大雪が降ることは少ないかもしれませんが、米国東部はこのような事態もあります。シーズンオフの際は、気象条件はハイシーズンより悪いので、それなりに確認して最悪の場合の対策も練らなければなりません。空港が閉鎖される事態は、テロなどの予測不可能なものはどうにもなりませんが、気象にかんしては、雪のほかにも台風・ハリケーン・サイクロンなどにその危険があります。香港に行った時も台風に引っかかってしまい、飛行機がそれを避けたこともあります。香港でも雨が降っていて風も強かったのでホテルの人に「大丈夫だろうか?」と聞いたら、「ぜんぜん大丈夫ですよ」と答えてくれました。ほんまかいなと思ったら、たしかに本当に大丈夫でした。現地に着いたら、現地のメディア、ネット、現地の人にいろいろ話を聞いて対応していかなければなりません。地元の人でないとわからないこともあります。

というわけで、限られた金で旅を楽しむわけですから、これからもいろいろなシーズンにいろいろなところを旅したいと思います。

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