ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

あなたも私も無縁ではないー「お買いもの中毒な私」

2009-06-13 07:11:00 | 映画
5月末日まで通用する映画の切符を持っていたのですが、忙しくて見に行くことができませんでした。で、31日の日曜日、年貢の納め時ということで某シネコンに行き、何の映画を見ようかなと考えて、なぜか「お買いもの中毒な私」を見ることにしました。



こちらにIMDbです。

で、この映画ですが・・・。

主人公の女性は、そんなに美人というわけでもなく、頭が抜群に切れるというのでもないのですが、もちまえのパワーと強運で、なぜか金融関係の雑誌の編集者になります。そして、コラムが当たってしまい、ちょっとした人気者になるのですが・・・・。

彼女は、重度の買い物依存症だったんです。



依存症といったって酒、煙草、ギャンブル、女(男)、インターネット、共依存いろいろあります。こういったものにはまるのは、別に特別な人間ではありません。私もあなたも、ちょっとしたことですぐはまります。遺憾ながらそんなもんです。そして、世の中でかなり身近な依存症の一つが買い物依存症ではないでしょうか。酒や煙草、ギャンブルは未成年は法律で禁止されています。麻薬は言うまでもなく法律違反です。が、買い物自体は、別に法律違反でも、未成年がやってはいけないものでもありません。むしろ人間が成長するステップの一つです。

でも、買い物っていったって、これだけありとあらゆるものがたくさんあり、ネットショッピングなども容易な時代では、実にいろいろな物をたくさん買っちゃいますよねえ。

ビル・ゲイツやアラブの王とまでいわずとも、よほどの金持ちでもない限り人間の稼ぐ金の額なんて知れたものだし、だから計画的に金を使わなければならないのですが、日々マスコミは(当然ながら)消費をしろしろと私たち消費者を煽ります。

そのためにやれクレジットカードだリボ払いだなんだと、さまざまな甘い誘惑が私たちを襲います。はてはて、私たちはこれらにどうやって対応していけばいいんでしょうか。

最近は不景気のせいもあって、以前ほど消費を煽るテレビ番組などは見かけなくなったかもしれませんが、でも多少なりとも景気がよくなればすぐにこんなのは復活します。間違いありません。

買い物中毒の主人公は、ものを買う瞬間に精神が強く高揚します。これほど幸せな瞬間はありません。しかし人間の払える金には限度があります。クレジットカードも止められそうです。さあ、どうしましょうか。

最後には、追い込まれた主人公は、クレジットカードを封印して冷凍庫に入れておいた氷(そんなことするくらいなら、はじめっから処分しちゃえばいいじゃんねえ。まあ映画ですからね)をのみでたたいて、ドライヤーで溶かしてカードを持ち出したりします。いやー、恐るべし、買い物依存症!!

主人公は借金で首が回らず、取り立て屋に追っかけられます。そして取り立て屋がついには主人公の出演するテレビの生放送番組にのりこんできて、彼女がひどいうそつきで謝金を抱えていることを暴露します。

もちろんアメリカのラブコメですから、最後は主人公は自分の買った無数の服その他を処分して、なんとか借金を返済できる金をつくり、買い物依存症からも回復します。が、これは映画だからいいけど、でも実生活でこのような依存症から抜け出るのは容易なことではありません。

映画でも、買い物依存症の人たちがそこから抜け出るための自助グループが登場しますが、その参加者たちもちょっとしたきっかけですぐに買い物依存症が復活してしまうところが大げさですが、かなり深刻に描かれています。



人、酒や煙草はし好品ですので、なくても生きていけますが、買い物自体はまったくしないというわけにもいきません。程度の問題で対応していかなければいけません。どうすればいいんでしょうね。

レコーディングダイエットなんてのもありますが、それと同様、まずは家計簿をつけるのが一番ですかね。エクセルで自己流に作ってもいいし。私は自分用のエクセルでお金の管理をしています。家計簿ソフトでも可。

実は私、この映画を見た後、諸事情あってクレジットカードに一枚ハサミを入れました(w.)。いや、笑っているのでは済まされませんね。

旅行に行くのも控え、アニセー・アルヴィナに関するグッズの購入もやめ、本は大学院に通っているからやめるわけにもいきませんが、コンサートに行くのも減らし、スポーツイベントも行かず、外食なんかも最大限行かないようにする、服や靴は買うのを減らし、安いものにする・・・。

うーん、つまらん人生ですね。けっきょく私も、十分買い物中毒な人間のようです。

というわけで、依存症は私たちに無縁ではありません。読者の皆さまも十分ご注意ください。もちろん私も注意します。

どうも話がわけのわからぬ方向へ行きました。でも麻薬はともかく買い物はそれ自体は悪いことではありません。そこが問題です。
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