ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

阿比留瑠比記者という人も、自分勝手な人だ

2011-06-22 00:10:12 | 社会時評
今年の4月、産経新聞の阿比留瑠比氏が菅首相の記者会見で、

>-先ほど首相は「辞任をするのか」という時事通信記者の質問には答えなかった。現実問題として与野党協議にしても、最大の障害になっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも首相の存在自体が、国民の不安材料になっていると思う。一体、なんのためにその地位にしがみついていらっしゃるのか考えを聞かせてほしい

(引用ここまで)

という質問をしました。

菅首相は

>阿比留さん(産経新聞記者)の物の考え方がそうだということと、私は客観的にそうだということは必ずしも一致しないと思っています。

と軽くあしらいましたが、この阿比留氏の質問でなくて発言は、非常に興味深いですね。

というのはこちらの記事のコメント返しでも書いたように、同じことをどこかの記者が安倍晋三にむかって発言したら、たぶん阿比留氏はものすごく怒る(爆笑)からです。これは阿比留氏のことを多少なりとも知っている方ならだれでも納得していただけるでしょう。

自分ではあそこまで言っておいて(それで極右雑誌「WiLL」で自慢する始末。ほんと馬鹿ですね)、しかし自分が大好きな人が同じことをされると我慢ならん。そりゃ人間だれだってそういう傾向はありますが、さすがに普通の人ならそのへんは(恥ずかしいから)あそこまで馬鹿な質問はしないし、それなりの常識はそなえています。しかし阿比留氏にはそんな常識は通用しませんからね。いや、あんなのを重用している産経新聞がどうしようもないんだけどね。

ほんと、阿比留氏の安倍に対する入れ込みようは尋常じゃないもんね。あんな馬鹿にどうしてそこまで熱中するかと思いますが、でも安倍にとっても(安倍個人がどう考えているかは知りませんが)阿比留氏ってトータルで考えれば迷惑な存在じゃないかなあ。だってごく平凡な人間が阿比留氏の安倍についての記事を読んだら、こりゃまともじゃないって考えるんじゃありませんかね。もっとも赤の他人にそこまでさせる安倍という人物について、心理学とか社会学的なアプローチで迫ればそれはそれでおもしろいかも。あそこまでの馬鹿にここまでいろんな人が想いを寄せるというのは学問研究の対象になりそうです。

そんな話はともかくとして、昨年阿比留氏は、菅首相が靖国神社に参拝しないことを非難して、こんな写真まで載せました。阿比留氏のことはある程度知っている私も、この記事にはさすがにうんざりしました。

それでですよ…。2007年安倍は靖国参拝を見送りました。つまりこいつは、首相として靖国神社に参拝するという最初で最後のチャンスを逃したわけ(馬鹿)。さぞ無念だったでしょうね、安倍は。そう、あんたみたいなどうしようもない馬鹿が首相になること自体根本的な間違いだったんだよ。

で、阿比留氏がその年の靖国関係のブログ記事をどのように書いたかというと…。

だいたい読者のみなさんご想像できるでしょうけど、見て見ぬふりです(どうしようもないね、安倍に甘くて)。

阿比留氏だって、安倍が靖国参拝しなかったのは悔しくて残念で仕方なかったはずですが(馬鹿)、そこは安倍の足を引っ張っちゃいけない(ていいますか、この時点で安倍は参議院選挙で惨敗したのでほとんど死に体でしたが)と考えて我慢したんでしょうね。どうです、この落差(爆笑)。

阿比留氏の書いた靖国神社に関する部分。

>この戦没者追悼式には私は行っていませんが、式典と同じころ、靖国神社に参拝(取材)に行ったのでそのときの写真をアップします。過去最高の人手だった昨年に比べ、参拝客は少なかったのですが、暑さは半端ではありませんでした。

(写真)

若者の姿が、心持ち昨年より目立ちませんでした。昨年に比べ、靖国神社に対する世間の関心が薄れているのかなと思いました。

(写真)

英霊には感謝の気持ちをささげる一方、どうか日本のこれからを見守ってくださいと祈りました。

(写真)

この集会では、安倍首相への評価と失望、厳しい政治情勢などが語られていました。古屋圭司衆院議員のあいさつが予定されていましたが、列車事故に巻き込まれたとのことで、残念ながら話は聞けませんでした。

(写真)

大鳥居から地下鉄の駅に向かう路上では、さまざまなビラが配られていました。また、左翼過激派らしい集団が、「国会議員の靖国参拝を許すなぁ」「靖国神社粉砕!」などと騒いでいましたが、どうでもいいので特に注意を払うこともせず通り過ぎることにしました。

(引用ここまで)

でおしまいです。安倍の参拝の話なんか、かけらもでてきません。そーんなに安倍に甘くしてどうする(笑)。ていうか、安倍をだめにしたのは、阿比留氏をはじめとする連中のこの男に対する異常な甘さが大きな原因じゃないですかね。もとより安倍は馬鹿な人間だから、ますます勘違いがひどくなる。「ひいきの引き倒し」っていう言葉もあるし。もっともそういうことを言うと、阿比留氏をはじめとする人たちは(異常に)怒るんだけどね。

自分が異常に支持する安倍が靖国を参拝しなくても見て見ぬふりをし、嫌いな人間がしないとやたらおこる。ほんと正直な人です。そして自分勝手な人です、阿比留氏って。
コメント (13)
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