2月16日、如月の第三回目の稽古は花月之式でした。
この日で先生宅へ稽古で通うのが最終となります。
でも、あまり意識しないで、いつも通りお稽古を・・・と思いました。
床の軸は、前大徳悦道和尚筆で
「梅花和雪香」(ばいか ゆきにわして かんばし)。
玄々斎お好みの更好棚に梅の絵のある青磁色水指が映えています。
「今日はなかなか咲かない梅に登場してもらいました。
この水指は茶室を作った時の大工さんから記念に戴いたものです。
蓋は主人の手作りなんですよ」
「あらっ! 思い出深い水指だったのですねぇ~」
そんな会話を先生と交わしながら、ご挨拶をし、花月之式稽古が始まりました。
課目は、且坐之式、貴人清次濃茶付花月、包帛紗花月(逆勝手)でした。
急に三人の方が体調不良、転んで捻挫、ご主人の介護のためお休みになり、
先生が入ってくださって且坐之式から・・となりました。
私は月を引いて亭主でした。
半東はKさん、正客はS先輩、次客は先生(途中でUさんと交代)、三客はY先輩です。
侘助(紅)、相模侘助(ピンク)、藪椿(赤と白)、梅、菜の花、水仙など
花がたくさん集まって、春爛漫の花台が運び出されました。
先生が紅の侘助を一輪、青磁鶴首の花入に生けました。
Y先輩が炭を置きました。釜は布団丸(和づく釜)です。
S先輩が香を焚き、順番にまわして沈香の香りを静かに愉しみました。
濃茶になり、みなさまに濃茶を練って差し上げることもこれが最後かしら?
と思いながら、丁寧に練り上げました。
「大変おいしゅうございます」
S先輩の声がかかり、中仕舞をしました。濃茶は小山園の慶知の昔です。
茶碗拝見後に茶碗が戻り、総礼をします。
半東のKさんは水屋へ戻り、菓子(みかんが乗っていました)を正客へ。
私(亭主)は茶碗へ湯を入れ、ゆっくりタイミングを計りながら濯ぎ、建水へ捨てます。
茶碗を少し突いて置き、半東と同時に立って、踏込畳ですれ違います。
いちねん会で二人共に研鑽している成果の見せ所です。
すっと立ち、タイミングぴったりですれ違いました。ヤッタネ!
Kさんが棗を清め、薄茶を点て、私が頂戴しました。
久しぶりの且坐でしたが、良い思い出になります。
昼食は、私にとって最終稽古の日だから・・・と、
先生お得意の炊き込みご飯と煮物椀、Y先輩の鳥の焼物と春野菜の白和え、
S先輩から漬物や果物のコンポートなど、思いがけないご馳走が並びました。
みんなでワイワイ楽しく雑談しながら、美味しく平らげました。
先生、皆さま、至らない私のためにありがとうございました・・・。
貴人清次濃茶付と逆勝手・包み帛紗花月はまさに頭の体操で、
これまた楽しくお勉強させて頂きました。
とても充実した最終の花月之式稽古でした。
「本当にこれが最終の稽古なのかしら?」と最後まで不思議な気持ちでした・・・。
心から御礼申し上げます。 ありがとうございました!
この日で先生宅へ稽古で通うのが最終となります。
でも、あまり意識しないで、いつも通りお稽古を・・・と思いました。
床の軸は、前大徳悦道和尚筆で
「梅花和雪香」(ばいか ゆきにわして かんばし)。
玄々斎お好みの更好棚に梅の絵のある青磁色水指が映えています。
「今日はなかなか咲かない梅に登場してもらいました。
この水指は茶室を作った時の大工さんから記念に戴いたものです。
蓋は主人の手作りなんですよ」
「あらっ! 思い出深い水指だったのですねぇ~」
そんな会話を先生と交わしながら、ご挨拶をし、花月之式稽古が始まりました。
課目は、且坐之式、貴人清次濃茶付花月、包帛紗花月(逆勝手)でした。
急に三人の方が体調不良、転んで捻挫、ご主人の介護のためお休みになり、
先生が入ってくださって且坐之式から・・となりました。
私は月を引いて亭主でした。
半東はKさん、正客はS先輩、次客は先生(途中でUさんと交代)、三客はY先輩です。
侘助(紅)、相模侘助(ピンク)、藪椿(赤と白)、梅、菜の花、水仙など
花がたくさん集まって、春爛漫の花台が運び出されました。
先生が紅の侘助を一輪、青磁鶴首の花入に生けました。
Y先輩が炭を置きました。釜は布団丸(和づく釜)です。
S先輩が香を焚き、順番にまわして沈香の香りを静かに愉しみました。
濃茶になり、みなさまに濃茶を練って差し上げることもこれが最後かしら?
と思いながら、丁寧に練り上げました。
「大変おいしゅうございます」
S先輩の声がかかり、中仕舞をしました。濃茶は小山園の慶知の昔です。
茶碗拝見後に茶碗が戻り、総礼をします。
半東のKさんは水屋へ戻り、菓子(みかんが乗っていました)を正客へ。
私(亭主)は茶碗へ湯を入れ、ゆっくりタイミングを計りながら濯ぎ、建水へ捨てます。
茶碗を少し突いて置き、半東と同時に立って、踏込畳ですれ違います。
いちねん会で二人共に研鑽している成果の見せ所です。
すっと立ち、タイミングぴったりですれ違いました。ヤッタネ!
Kさんが棗を清め、薄茶を点て、私が頂戴しました。
久しぶりの且坐でしたが、良い思い出になります。
昼食は、私にとって最終稽古の日だから・・・と、
先生お得意の炊き込みご飯と煮物椀、Y先輩の鳥の焼物と春野菜の白和え、
S先輩から漬物や果物のコンポートなど、思いがけないご馳走が並びました。
みんなでワイワイ楽しく雑談しながら、美味しく平らげました。
先生、皆さま、至らない私のためにありがとうございました・・・。
貴人清次濃茶付と逆勝手・包み帛紗花月はまさに頭の体操で、
これまた楽しくお勉強させて頂きました。
とても充実した最終の花月之式稽古でした。
「本当にこれが最終の稽古なのかしら?」と最後まで不思議な気持ちでした・・・。
心から御礼申し上げます。 ありがとうございました!