師走最初の稽古は、小習と四ヶ伝です。
先生のご指導の下、Kさんと一緒に稽古に勤しむのもあと数か月。
そう思うと、「今はとにかく稽古をがんばろうね!」と励まし合っています。
床の軸は、「歳月不待人」。
最初にKさんが初炭平点前です。
釜は乳母口の布団丸釜です。
炉になると釜が大きくなるので持ち上げるときに大変ですが、
大振りの釜から湯気が立ち上る様子は、目にも温かく、喉にも好ましく・・・です。
湿し灰がさらりと撒かれ、程よい隙間をつくって炭が置かれました。
赤い火が真塗の炉縁に映えだすと、一層湯気が揚がりはじめます。
濃茶にふさわしい湯相になりました。
台天目、次にKさんが唐物を見て頂くと、はや12時になりました。
「午後は入子点と貴人清次薄茶をお願いします」
「1時から再開しますので、昼食を食べて支度していてくださいね」
更好棚に水指、老松割蓋茶器(又玄斎お好み)をかざりました。
「貴人清次薄茶点前のお稽古をお願いいたします」
渦蒔絵の高坏と干菓子器にそれぞれ干菓子を盛り、
高坏の柄を右手で持ち左手を下へ添えて貴人へ運び出しました。
一度膝前に置いてから両手で高坏を持って、貴人前に置きます。
左、右と膝退し、「お菓子をどうぞ」と挨拶します。
左足で立ち、そのまま真後ろへ左、右と二歩下がってから茶道口へ下がります。
真後ろへ二歩下がるところが出来ず、二度やり直しました。
次に、お次へ干菓子器を運び出しました。
千鳥板を懐紙の間にはさみ、お次(つぐ)の茶碗と建水を持ち出します。
千鳥板を置く位置ですが、
「教本では炉縁の延長線で上から二目となっていますが、
上から二目、炉縁の延長線から二目にしてください。
そのほうが茶巾も柄杓も取り置きしやすいです」とご指導がありました。
お次も茶碗の取次、貴人茶碗の返し方やタイミングなど細部のご指導があり、
Kさんと二人で汗びっしょりでした。
「先生、いろいろお教えいただきありがとうございます。
貴人清次は難しいです・・・よいお勉強をさせていただきました」
「私も大変よいお勉強になりました」・・・と先生。
本当に充実感のあるお稽古でした。
来月の小習は、貴人清次濃茶点前を見て頂きますね。
先生のご指導の下、Kさんと一緒に稽古に勤しむのもあと数か月。
そう思うと、「今はとにかく稽古をがんばろうね!」と励まし合っています。
床の軸は、「歳月不待人」。
最初にKさんが初炭平点前です。
釜は乳母口の布団丸釜です。
炉になると釜が大きくなるので持ち上げるときに大変ですが、
大振りの釜から湯気が立ち上る様子は、目にも温かく、喉にも好ましく・・・です。
湿し灰がさらりと撒かれ、程よい隙間をつくって炭が置かれました。
赤い火が真塗の炉縁に映えだすと、一層湯気が揚がりはじめます。
濃茶にふさわしい湯相になりました。
台天目、次にKさんが唐物を見て頂くと、はや12時になりました。
「午後は入子点と貴人清次薄茶をお願いします」
「1時から再開しますので、昼食を食べて支度していてくださいね」
更好棚に水指、老松割蓋茶器(又玄斎お好み)をかざりました。
「貴人清次薄茶点前のお稽古をお願いいたします」
渦蒔絵の高坏と干菓子器にそれぞれ干菓子を盛り、
高坏の柄を右手で持ち左手を下へ添えて貴人へ運び出しました。
一度膝前に置いてから両手で高坏を持って、貴人前に置きます。
左、右と膝退し、「お菓子をどうぞ」と挨拶します。
左足で立ち、そのまま真後ろへ左、右と二歩下がってから茶道口へ下がります。
真後ろへ二歩下がるところが出来ず、二度やり直しました。
次に、お次へ干菓子器を運び出しました。
千鳥板を懐紙の間にはさみ、お次(つぐ)の茶碗と建水を持ち出します。
千鳥板を置く位置ですが、
「教本では炉縁の延長線で上から二目となっていますが、
上から二目、炉縁の延長線から二目にしてください。
そのほうが茶巾も柄杓も取り置きしやすいです」とご指導がありました。
お次も茶碗の取次、貴人茶碗の返し方やタイミングなど細部のご指導があり、
Kさんと二人で汗びっしょりでした。
「先生、いろいろお教えいただきありがとうございます。
貴人清次は難しいです・・・よいお勉強をさせていただきました」
「私も大変よいお勉強になりました」・・・と先生。
本当に充実感のあるお稽古でした。
来月の小習は、貴人清次濃茶点前を見て頂きますね。