10月17日(日)、畠山記念館・明月軒で行われた
草和会茶会へ伺いました。
花月でお世話になっている悠遊会の重鎮、K先生社中の茶会で、
茶友のSさんとIさんをお誘いして出かけました。
点心席で一献と三友居のお弁当を頂いてから、
明月軒本席へ席入りしました。
要所に顔見知りの方がいらして、同じ社中のような親しみを感じます。
床のお軸は、鵬雲斎大宗匠の力強いお筆で
「日々是無事」
「毎日がただ無事ではなく、無事であることを歓び、
我が身の糧となるような日々を送りたい・・・。
いつもこのお軸をみると、大宗匠に背中を押して
頂いている気がします」
席主のお話を伺ってジーン・・心を打つものがありました。
K先生と社中の皆様が今日無事に草和会茶会を迎えられ、
私も茶友共々元気に参席できたことが嬉しかったです。
「おめでとうございます・・!」
糸ススキ、秋明菊、ホトトギス、リンドウが備前花入に
すっきりと入れられ、香合は上品な白菊置上です。
席入りの時、お香の好い薫りがしたと次客さま(私は風邪気味で?)、
席名は第一席が初音、第二席は白菊、第三席は柴舟、
三つの名香から名付けられて、ステキなご趣向でした。
主菓子は、虎屋製の「秋の彩(いろどり)」。
黒餡を白餡で包み、紅葉色のそぼろを纏ったきんとんは
しっかりした甘みでした。
濃茶点前が始まると、二十名の席中が静まり、点前を見守ります。
私たち五名は水屋からの点だしでしたが、
光右衛門造の鼠志野茶碗で美味しく頂きました。
最近やっと、志野の良さが解りかけてきたところなのです。
茶銘は宇治すみよ園の「洛の露(みやこのつゆ)」です。
茶会が始めての殿方がいらして、折角の濃茶が少し残っていたので、
もう一度頂いてしまいました(役得!)。
お二人とも堂々とした所作で、濃茶と薄茶を喫んでいました。
お道具は、どれも素晴らしいものばかりでしたが、
拝見した薄茶の主茶碗は、九代大樋長左衛門の飴釉でした。
軽く手に優しい形、飴釉の繊細なきらめきが今でも瞼に残っています。
私は青磁雲鶴の茶碗で薄茶を頂きました。
青磁の上品な色相が印象的な茶碗で、雲鶴のバランスも好ましく、
しばし離しがたい思いがしました・・・。
遠目にも形と上釉が美しい茶入は高取の肩衝で、亀井味楽造。
枯淡の味わい深い茶杓は鵬雲斎大宗匠御自作で銘は「一粒万倍」でした。
「茶会はもうやりません・・」と、以前言ってらしたK先生。
社中の修練のため、母上から引き継いだお道具のため、
そして、何より先生ご自身のために茶会をやり遂げられて、
本当に良かったです!
どうぞ懲りずに、また、暁庵をお招きください。
ときどき
写真の一番下は、おみやげに頂戴した「兎饅」(虎屋製)
草和会茶会へ伺いました。
花月でお世話になっている悠遊会の重鎮、K先生社中の茶会で、
茶友のSさんとIさんをお誘いして出かけました。
点心席で一献と三友居のお弁当を頂いてから、
明月軒本席へ席入りしました。
要所に顔見知りの方がいらして、同じ社中のような親しみを感じます。
床のお軸は、鵬雲斎大宗匠の力強いお筆で
「日々是無事」
「毎日がただ無事ではなく、無事であることを歓び、
我が身の糧となるような日々を送りたい・・・。
いつもこのお軸をみると、大宗匠に背中を押して
頂いている気がします」
席主のお話を伺ってジーン・・心を打つものがありました。
K先生と社中の皆様が今日無事に草和会茶会を迎えられ、
私も茶友共々元気に参席できたことが嬉しかったです。
「おめでとうございます・・!」
糸ススキ、秋明菊、ホトトギス、リンドウが備前花入に
すっきりと入れられ、香合は上品な白菊置上です。
席入りの時、お香の好い薫りがしたと次客さま(私は風邪気味で?)、
席名は第一席が初音、第二席は白菊、第三席は柴舟、
三つの名香から名付けられて、ステキなご趣向でした。
主菓子は、虎屋製の「秋の彩(いろどり)」。
黒餡を白餡で包み、紅葉色のそぼろを纏ったきんとんは
しっかりした甘みでした。
濃茶点前が始まると、二十名の席中が静まり、点前を見守ります。
私たち五名は水屋からの点だしでしたが、
光右衛門造の鼠志野茶碗で美味しく頂きました。
最近やっと、志野の良さが解りかけてきたところなのです。
茶銘は宇治すみよ園の「洛の露(みやこのつゆ)」です。
茶会が始めての殿方がいらして、折角の濃茶が少し残っていたので、
もう一度頂いてしまいました(役得!)。
お二人とも堂々とした所作で、濃茶と薄茶を喫んでいました。
お道具は、どれも素晴らしいものばかりでしたが、
拝見した薄茶の主茶碗は、九代大樋長左衛門の飴釉でした。
軽く手に優しい形、飴釉の繊細なきらめきが今でも瞼に残っています。
私は青磁雲鶴の茶碗で薄茶を頂きました。
青磁の上品な色相が印象的な茶碗で、雲鶴のバランスも好ましく、
しばし離しがたい思いがしました・・・。
遠目にも形と上釉が美しい茶入は高取の肩衝で、亀井味楽造。
枯淡の味わい深い茶杓は鵬雲斎大宗匠御自作で銘は「一粒万倍」でした。
「茶会はもうやりません・・」と、以前言ってらしたK先生。
社中の修練のため、母上から引き継いだお道具のため、
そして、何より先生ご自身のために茶会をやり遂げられて、
本当に良かったです!
どうぞ懲りずに、また、暁庵をお招きください。
ときどき
写真の一番下は、おみやげに頂戴した「兎饅」(虎屋製)
素敵なお茶の日々ですね~
夏が暑かっただけに。。
やっと涼しくなってきた~と思ったら
もうすっかり秋の風情・・・。。
一年・・早いですね。
蓮の花を見ると、よく貴女のことを思い出します。
そして、あの歌を・・・。
今日は母の一周忌です。
コメントを頂き、ありがとうございました。
また、どうぞお立ち寄りくださいませ。