暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

「薔薇の茶会」・・・3席の会記

2021年07月04日 | 薔薇の茶会・・2021年5月

 

「薔薇の茶会」の「濃茶席」、「赤毛のアン」薄茶席、「再会の薔薇」薄茶席の会記を記します。会記は慣れていないので間違いがあったらごめんください。

 

「薔薇の茶会」

令和3年5月29日(土)に櫻井ファーム(横浜市旭区下川井町)で開催しました。

 

「濃茶席」の会記    席主 裏千家流 中野宗等

軸   「真楽」       松尾流十代不染斎

     (真の楽しみであり、皆が楽しむという意味がある)

花入   古伊賀 角花活け

香合   七宝繋ぎ花紋丸香合

釜    筒姥口糸目釜     橋本辰敏

風炉   唐銅 獅子耳 平丸風炉    藤井宗喜

釜    筒姥口糸目釜 橋本辰敏

棚    淡々斎好み 丸卓  淡々斎在判 十一代宗哲

水指   逆瓢型古高取 (江戸中期小石原鼓窯で焼かれたものと思われる)

茶入   古瀬戸黄筋肩衡  四代藤三郎  

 仕服・・・安楽庵金襴

薄器   黒乾漆帯山水 雪吹   奥野美峰          

茶杓   銘「不老門」    円能斎

茶碗1  黒楽  表千家十一代碌々斎箱 銘「清友」 十二代弘入

茶碗2  赤楽  光悦乙御前写し   香野壮明

茶碗3  飴釉  認得斎箱 銘「松山」 六代大樋長左衛門

茶碗①  黒楽数印 銘「多福」 碌々斎箱  十一代慶入

茶碗②  光悦写赤楽   杉本貞光

茶碗③  飴釉  大樋年郎(十代大樋長左衛門)

建水   古瀬戸 沓型

蓋置   八ッ橋  楽入

主菓子  青梅  銘「緑笑」(りょくしょう) 石井菓子舗

濃茶   金輪  丸久小山園 

 

(会記にはありませんが、風対策で各席で使った茶筅立(N氏作)が左隅に写っています)

     

       「濃茶席」の茶碗(右から茶碗1,茶碗3,茶碗2)

 

「赤毛のアン」薄茶席の会記    席主 裏千家流 植田雅恵 宇都宮宗曉

軸   短冊 「風従花裏過来薫」      

       (風は花裏(かり)より過ぎ来りて薫る)

花   薔薇  シダ

花入  三日月形水盤

釜       朝鮮風炉    釜  菊池正光 

水指      古伊万里写  即中斎箱 銘「絹の路」 デルフト

薄茶器     京棗  牡丹銀杏蒔絵

茶杓      銘「清流」          藤井誠堂

茶碗      赤楽 長次郎「木守」写し   佐々木昭楽

替       「ばらの絵」茶碗       田中正一 

        乾山写「すみれの絵」茶碗   鈴木一点

数茶碗     絵高麗梅鉢手写   

数茶碗     仁清写金襴青海波    陶楽(高台寺窯)

蓋置      教会  長崎三彩     

建水      赤膚焼  大石正人

干菓子     銘「プリンスエドワード島」(浮島) 石井菓子舗

薄茶      清浄の白    丸久小山園

 

       「赤毛のアン」薄茶席の茶碗

 

「再会の薔薇」薄茶席の会記     席主 小堀遠州流 小林宗穂

軸    短冊 「月雪花  つきゆきはな」   小堀宗通

釜 風炉   遠州好瓢切合せ

水指     小鳥蓋ガラス水指      今村知佐

薄茶器    銘「光の呼吸」 九谷白磁  森岡希世子

茶杓     銘「佳日」         佐々木宗弌

薄茶碗    京焼宇治橋図        初代澤村陶哉 伊東紅雲絵

 替     青磁人形手         初代諏訪蘇山

数茶碗    薔薇絵茶碗         えむびいく轆轤 宗穂絵

数茶碗    刷毛目阿漕焼        福森円二

蓋置     古銅蝸牛

建水     遠州好み塗曲げ

干菓子器   吉野塗・輪島塗銘々皿

干菓子    蝶・薔薇の蕾        東宮

薄茶     蓬莱山           松尾園

 

    遠州好瓢切合風炉と小鳥蓋ガラス水指(点前座横からの写真です)

      「再会の薔薇」薄茶席の茶碗、薄器、茶杓

(写真を撮る余裕がなく、お客さまから寄せられた写真を有難く掲載しています・・・

 

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