(無心に進みたい「万里一條鉄」)
(ドクダミ(十薬)が咲き乱れる季節になりました)
GW中の5月4日の夕方、人生の師ともいえる占い師のY先生にお会いしました。占いは四柱推命です。
20年前に偶然Y先生に出会い、占ってもらいました。以来、人生の節目や悩み事がある度に私の話に耳を傾けて占ってくださり、それはそれは見事なアドバイスをしてくださるのです。占い師というより人生の大先輩からの良きアドバイスを伺うようで、本当に有難かったです。
この日は社中T氏の飯後の茶事に招かれて、S先生のお稽古以外では本当に久しぶりに東京へ出かけました。
お茶事があり、興奮していたのでしょうか?
もう5,6年お会いしていないY先生のことを急に思い出し、お電話してみました。
Y先生は90歳近いので、もしかしたら老人ホームへ入られたかもしれない・・・と思いながら。
すると、まもなく受話器の向こうで元気な声が聞こえ、安堵しました。
先生は私のことをよく覚えていてくださって、夕方にお茶でも飲みながらお会いしたい・・・と言ってくださったのです。
それで、茶事が終了した後に某ホテルのラウンジでお会いしました。
姪御さん(と言っても80才くらいかしら?)が連れ添って、手押し車を押しながら会いに来てくださいました。
何か・・・うるうるとしたものを感じながら、コロナ禍をお互い無事に過ごし、思いがけず再会できた喜びがあふれてきます。
「この人はねえ・・・京都から帰って茶道教室を開いてすぐに、お弟子さんが少ないのでどうしたら増えるのか相談に来たんですよ」と姪御さんに話しています。
あの時、先生は「占いはまじないではないので、占いでお弟子さんは増えませんよ。
でも、貴女はお茶に向いているし、お茶を教えることも大丈夫です。とにかく、今いる方にしっかりと向き合って、誠実に丁寧にお茶を教えてあげてください。自分の信ずるお茶の道をしっかり迷わず進んでください。そうすれば、人もお弟子さんもついてきてくれますから・・・」
と言ってくださって、そのエールが有難く心に沁みました。
先生のアドバイスのお陰で、それからは迷ったり悩んだりせずに今まで歩んで来れました。
素晴らしいアドバイスを本当にありがとうございます!
(ベランダのプランターでウツボ草(夏枯草)が満開です)
そんな話を含めて、あれこれ20年間の昔ばなしに花が咲きました。
「京都へ行くことをお勧めしましたが、内心行くとは思っていなかったのよ。それが本当に行ってしまって・・・」
「とにかく自分を信じてお茶を教えることをしっかり続けなさい。続けることが大きな宝物になりますから・・・」
Y先生は今でも自分の塾で四柱推命を学びたい方に教えていらっしゃるとか、その変わらぬ姿勢に大いに励まされました。
そして、「今日がお会いできる最後の日かもしれませんね・・・」とお互いに笑顔でお別れしました。
最後に私のこれからのお茶について謎のような宿題(最後のアドバイス?)を頂きました。
それが何を意味するのか、少し時間を掛けて考えてみよう・・・と今は思っています。
追伸) Y先生に背中を押されて3年間京都暮らしをツレと楽しみました。
その時の「京都へ家うつりします」のブログを読み返してみました。
当時のエネルギッシュな自分が羨ましかったり、京都暮らしが懐かしく思い出されます。
よろしかったらこちらをお読みください。