暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

野紺菊の植え替えと株分け

2022年03月14日 | 暮らし

       (昨年11月に咲いた野紺菊です)

 

昨年11月に入った頃、野紺菊と嫁菜がそれはそれはきれいな群青色の花を咲かせました。

早速、写真に撮ったのですが、あの澄んだ紫色の花びらや清楚な佇まいはなかなか写真では表わせません。

野紺菊と嫁菜(その違いが今一つわからないのですが・・・)は、いつも仕覆や古帛紗をお願いしているNYさまから贈っていただいたものです

「野紺菊が咲きました」という報告のメールを差し上げ、野紺菊の増やし方を教えてもらいました。

 

 

 NYさまからのメール

暁庵さま、メールありがとうございます。

我が家もノコンギクがよく咲きました。

さて、株分けその他は以下のようにすればよろしいかと思います。

1)植替え:2月から3月の芽出し直前に植え替えます。

  よくふえてすぐに根詰まりを起こすので、鉢植えの場合は毎年植え替えます。

2)株分け:2月から3月の芽出し直前に行います。

  長い地下茎を半分か1/3ほどに切ってしまっても大丈夫です。

  古い親株には弱い芽しかないので切り捨てて整理すると、自然に株分けした形になります。

3)さし木:5月から6月に、よく伸びている新芽を切り取り、清潔な用土にさします。

4)切り戻し:枝を多くして花数をふやすために、5月から6月に1/3~1/2ほどを残して上部を切り取ります。

       あらかじめ春の間に油かすなどのチッ素肥料を施して、枝が出やすいようにしておきます。

それでは、沢山咲かせてくださいね。

 

    (ベランダには鉢がいっぱいです)

 

気温が20℃まで上がった今日(13日)、NYさまのメールを思い出しながら、根の回った野紺菊と嫁菜の植え替えと株分けをしました。

園芸用の土に鹿沼土を混ぜた鉢を4つ用意し、植え替えと株分けをしました。

小さな芽がいくつか出始めていて、植え替えに丁度好い時期でヨカッタ!

もう少し落ち着いたら、チッソ肥料をあげて日当たりの良い所へ移動します。

 

昨秋は、咲いた数本があまりにも美しくはかなげで、茶花に切ることが出来ませんでした・・・。

今年こそ、たくさん咲かせて茶花として生徒さんに見せたいし、NYさまみたいに苗を分けてあげれるように増やしたいものです。  

 

或る日のベランダの茶席です

  「ベランダで一服差し上げます」・・円座が2つあるのでお客さまは2人かしら?)