明けましておめでとうございます
本年もどうぞ宜しくお願い致します
2016年が明けて早や11日目、やっとブログへ戻ることが出来ました(ホッ!)
今年初めて、我が家の初釜の床に結び柳が掛かりました。
暮れの東京教室の稽古でS先生に
「やはりお正月は結び柳をした方がよろしいのでしょうね・・・」
「結び柳は縁起物だから茶室が華やいでお正月らしくなりますよ。
いつ頃から結び柳が初釜の床に飾られるようになったのかは諸説あるけれど、
西方へ旅立つ友へ柳の枝を折って輪にして手渡した中国(漢の時代)の故事に由来しています・・・」
そんなお話を伺って結び柳を飾ることにしました。
近くの工務店へ電話して
「柳を掛ける楊枝柱と、釣釜を掛けれるか天井の様子を見に来てほしい」
と頼んだのですが、なしのつぶて(暮れのせい、それとも??)でした。
仕方がなく家にあった掛け釘と竹尺八を利用して柳を入れ、柳の輪が落ち着かないので水引で結びました。
柳は社中のFさんの紹介で特大のものを入手でき、感謝感激です。
それから炭飾、これも炭手前で特大の胴炭を目にしたS先生が
「立派な胴炭だねぇ~。こういうのは正月の炭飾にしたらよいと思いますよ」
とお話しされたのがヒントになりました。
それで、暮れに胴炭を切り、太すぎて使いずらかった3本を選びました。
胴炭3本に鳩居堂で買っておいた和紙を巻き、紅白の水引を結びました。
三宝がないけれど・・・どうしょう?
押入れの奥で眠っていた朱の脚付き膳を持ち出し、今日庵で頂いた緑の帛紗を敷き、シンプルな炭飾の完成です。
もう一つ、羽子板。
これは母の形見ですが、久しぶりにケースを綺麗に掃除しました。
埃を取ろうと傘に布が触れた途端、傘がほろほろと壊れ始め、あわててやめました。
来年のお正月までに新しい傘にしてあげたい・・・と思いながら眺めています。
舞踊「鷺娘」の羽子板
1月8日は奥の細道会。
特別ゲストとしてIさまが加わり4名で、和やかにされど真剣に奥伝の初稽古です。
初稽古なので七種の菓子を用意しました。
花びら餅(寿々木製)、きんとん「水仙」(寿々木製)、羊羹(虎屋)、苺、その他は暁庵製の里芋、しいたけ、蒟蒻の煮物です。
真之炭手前、真之行台子点前、大円之真台子点前、昼食をはさんで大円之真台子点前と続きました。
茶道点前の三要素(順番、位置、所作)はもちろんのこと、いつもの稽古道具ですが、
知識、教養、想像力、創造力に裏打ちされたNさまの問答がもう~素敵で、魅せられました。
初稽古から大いなる刺激を頂戴し、今年の奥の細道会がどんなふうに展開していくのか、ドキドキしています。
(特に奥伝は回数を重ねることが大事なので地道に稽古しています)
1月13日は「暁庵の裏千家茶道教室」の嬉しい初釜と続きます。また、見てね!