暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

ツレが検査入院しまして・・・

2015年09月17日 | 暮らし

ブログを少しだけお休みしていました。

理由は目先のやるべきことに追われていたのと、ツレが検査入院しまして・・・。
検査入院は1ヶ月以上前から決まっていましたし
「心配しているより精検した方が安心だから・・・」
「そうね。このへんで一度検査しておくのもいいかもね」
と二人とも平常心でした。

ツレは入院支度を一人で黙々としています。
この先、もし一人になって何処に何があるかもわからないと困るだろうし、
今回は検査なのだから、できるだけ一人でやってもらおう・・・と見て見ぬふりを決め込みました。

病院まで車で送り、その足でN先生宅へ10月開催の茶会のご挨拶へ伺いました。
先生が淹れてくださった珈琲を飲みながら、久しぶりに積もるお話を・・・。
帰りに今度の茶会へ使うようにと、ステキな建水を持たせてくださいました。
N先生の茶室開き、喜寿のお祝いに使ったおめでたいものだからと。
・・・先生、大事な思い出のこもる建水、有難く嬉しく使わせて頂きます。

                   

その夜、ツレから電話がありまして
「○○と××を明日、持ってきて。
 それから手術は10時半からで、家族の付添人が必要なので9時半までに病室へ来てほしい・・・」
なんか、心細さそうな声に聞こえました。

検査ではなく手術というのも気になります。
聞けば、今回の検査は麻酔をかけ、手術と全く同じ手順で精密検査用の組織を採取するので、手術というのだそうです。
「大丈夫、必ず9時半までに行くから。○○と××も持っていくからね」
冷たく一人で入院支度させたのを内心反省しながらやさしく応えます。





手術は30分位で無事終わりました。
術後1時間は絶対安静で、その後は少しずつ動いてよいそうですが、
動いた途端、吐き気があり、もうしばらく安静にしていてもらいました。
・・・落ち着いたので2時過ぎに帰宅しました。

翌日、9時半に行くと、経過がよいので2泊3日の予定通り退院できるとのことで安堵しました。
ベッドの横にはすぐ帰れるように持ってきた物が紙バッグに収まっていて、
少しでも早く家へ帰りたい・・・という気持ちをしっかり受け止めましてございます。
病棟の待合には既に次に入院する方とその家族が何組か待っていました。

「病気って気の病とはよく言ったものだね。
 入院すると病人になってしまうのを実感したよ」
清々しい秋の陽を浴びて、病人から元のツレに戻ったようで、私も一安心です(ほっ!!)。