MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

樹液玉を口にした「キタテハ」

2011年09月14日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

日差しの強い日の散歩は、日差しを避けるため公園に行くことが多いのだが、
私のお気に入りの公園である「大町公園」と「21世紀の森と広場」は、
両方とも自然公園で、自転車の乗り入れや犬を連れての散歩が禁じられている。

散歩する場所が自然の中だから、
残暑のこの季節はどうしても蝶・昆虫の写真が多くなる。

公園の中で柳から出ている樹液を吸っている蝶が目に止まった。
蝶の種類はキタテハだった。


そっと近付いて一枚撮り、更に近付いて一枚・・・
近付きすぎて蝶の羽にレンズの先が少し触れたが、
樹液に夢中で、そんなことが無かったかのように無心で吸っている。
撮った写真を確認すると、口元に大きな樹液玉が・・・(巻頭の写真)
で・・・
この樹液玉すべて食べるのだろうか?
それとも必要な養分だけを食べた残りなのか?
あちこちNETを探り歩いたが回答は得られなかった。

ここまで夢中なら少し悪戯して見ようと、指先で羽を触った。
すると気付いたようで「邪魔しなさんな」と言わんばかりに、
羽を水平に広げ、広げては閉じをくりかえしていた。
が・・・・飛び立つことは無く、吸汁を続けていた。

蝶が羽を広げるのはオスを拒否する合図のようで、
下の写真のように羽を広げてオスを受け入れないのである。


蝶の複眼や吸蜜方法などについては、ぷてろんワールドの「蝶の体について」に詳しく図解されています。ご参考に・・・


コジャノメが木陰の草の上で休んでいた。
ジャノメチョウは「蛇の目」のような模様が特徴なのですぐわかります。

「蛇の目」と言えば「蛇の目傘」と答える年代なのだが、
最近「蛇の目傘」を見たことない。今でも売っているのだろうか?
と調べた見たら現代屋の「和傘」コーナーに、写真付きで載っていた。
「あめふり」と言う童謡があるが「蛇の目でお迎え」はもう幻に成ってしまった。


コミスジが目の前を横切って近くの葉に止まった。
人の動きには敏感で逃げ足も速いので、望遠レンズで撮ったが、
シャッター音ですぐに飛び立ってしまった。
羽を立てていないのに「タテハチョウ」の仲間だった。


ダイミョウセセリの関東型。
関東型は後羽に模様が無いのが特徴というが、
わざわざ関東型というにはやはり特殊なのかもしれない。


春に咲いて一度実をつけたのに秋口にまた咲いている韮の花。
白い花には紅が合う。ベニシジミ。


萩の花にはモンキチョウが・・・。
萩の葉は、モンキチョウの幼虫の食草のひとつとなっている。
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