MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

大津川から手賀沼へ

2010年11月03日 | あらかると
雲が一つもな快晴の中、カメラと釣具を持ってポタリングに出かけた。

大津川土手を下り手賀沼南岸(柏側)途中までを往復。
途中釣りを楽しんだ。

さすがに休日とあって手賀沼のサイクリングロードは混み合っている。
折りたたみの自転車から高級ロードレーサーまで、好き勝手の様々な格好が面白い。

巻頭の写真は大津川にかかる最後の橋近くでの釣り人。
私のようにカメラを持ったりポタリングしたりするのではなく、
まさに「太公望」のごとく無我の世界で釣り糸を垂れる・・・・

堤防の近くでも数人の釣り人が釣り糸を垂れていた。
橋下越しの光景が面白く写真を撮りに釣り場まで下りて行った。
一枚撮って釣り人の様子を覗いたら
釣り人の近くにはやや大きめのトラ猫がいて何かを食べていた。

すると目の前にいた釣り人が
タモ網から雑魚を猫の前に落としていた。
雑魚の種類はモツゴの子が多かったがタナゴも数匹混じっていた。
猫は唸る行動もなく静かにゆっくりとその雑魚を食べていたのである。

たも網にパンくずを入れ、水面近くに沈めておくと雑魚がそれを食べに来て
簡単にタモ網で雑魚が捕れるのである。
大きい割りにやや痩せていたトラ猫は首輪をしていたが、
釣り人の話では橋の下に住んでいるホームレスが飼っているのではとのことだった。

余りの魚影の濃さに吃驚したついでに、釣り人に声をかけたら、
ためしにと言ってパンを千切って岸からの1メートル程のところに投げ込んだ。
するとパンの周りには数十匹の雑魚が集まったのである。
雑魚たちが投げる餌に慣れてしまったのかも知れない。


手賀沼の蓮の群生地で小休止。
何気なく撮った向こう岸の左上には、
春に訪れた公園が・・・・・


手賀沼には魚も多いようで、鵜の数も多い。
向こう岸近くでは鵜が群れていた。
手前の2羽越しにピントは奥の鵜に合わせたのだが


秋の日差しは14時過ぎには弱くなり、陽も傾き始める。
大津川の両岸にはススキが多く、帰途はそれらが被写体となった。


空の青さが水面に映り、ススキは白い穂を輝かせている。


下の写真の左端中央付近には白鳥が写っているが、
白鳥が中流域まで「なわばり」を広げつつあるようだ。
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