港区まち創り研究会(まち研)ブログ

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世界の街から89---フランス サンマロ

2013-06-25 06:12:53 | フランスの街から
サンマロは、以前訪れた娘からの情報で一度は行くとよいと薦められ、モンサンミッシェルからバスで行くつもりだった。しかし、バスの運行時間が変わり、乗換駅で何時間も待たなければいけないことがわかりタクシーでいくことにした。
 当日、タクシーを呼んだら、その日は戦勝記念日で祭日なので午後からしか仕事をしないという。午前中出発のつもりが午後1時にモンサンミッシェルをでることになった。
 モンサンミッシェルからサンマロまで約1時間で着いた。タクシー代は1万5000円もかかってしまった。
 さびれた田舎町を想像していたが、フランスでは有名な観光地なのだろう。祭日でもあり街は大勢の人で賑わっているのに驚いた。
 早速レストランに入り、名物の生かきを注文する。大きなからのついた新鮮なかきがおいしかった。それ以外の料理もおいしく比較的安かった。
 サンマロはランス川河口にありイギリス海峡に面している。現在はフランスの高級リゾート地になっており、イギリスからも観光客がきている。
6世紀から修道士の住まいとなっていた。16世紀ごろは海賊の居城となって発展し17世紀にはフランス第一の港町として栄えた。12世紀に築かれた城塞に囲まれた石づくり建物が並ぶ旧市街地がある。
 この旧市街地の建物は5,6階建てでデザイン、材料などほとんど統一されている。どの建物もグレードが高い。道は石畳でつくられ風情がある。比較的広い道路と狭い入り組んだ路地の構成となっている。ところどころに広場がある。
市街地の周りの城塞は歩けるようになっており、海の景色が楽しめる絶好の散歩道である。統一されたデザインの建物、道、広場が一体となった空間はまさに中世の街にタイムスリップしたような気がしてくる。第2次世界大戦の時、壊滅的な被害を受けたが、市民の力で石を一つひとつ積み上げて中世の街なみを復元したのである。この街なみを維持するために、厳しい規制や保存の手法があるのであろう。ここで、泊まってゆっくり過ごしたかったが、帰りのTGVの切符を買ってあったので、残念ながらパリに帰ることにした。もう一度訪れて見たい場所である。

サンマロ航空写真 グーグルアースより 左側は海

にぎやかな商店街 みやげもの屋もいっぱいある

商店街

レストランで生かきを食べる

統一されたまちなみ

統一されたまちなみ

右側は市街地を囲む城塞

城塞の上を歩く 

城塞から見た市街地の景観

海がきれいである

歩いて渡れる島がある

まちなみ 建物が立派 正面にカテドラル

カテドラルの内部 ステンドグラスがきれい

広場

広場に植えられた花

路地空間

迷路のような路地

観光表示板

路地

石畳と路地

手入れの行き届いた広場

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