日々適当

hibitekitou

横に並べるか、升目に並べるか

mac |2012-09-23
今更な感じなんですけど、ちょっと思ったもので。

Mac OS X 10.6 において採用されていたSpaces。複数のデスクトップを升目上に配置し、最大4列4行の16升のデスクトップを用意することが出来ます。Control プラス数字キーで直接該当ナンバーのデスクトップに飛ぶことができるし、Contrl と矢印キーを組み合わせれば、その方向のデスクトップに移動できます。全デスクトップを俯瞰した画面にいる時、あるデスクトップから別のデスクトップへ任意のウインドウをつかんで移動させることも出来ます。
ところが、Mac OS X 10.7において、ExposéとSpacesが統合され、新たにMition Controlという機能に生まれ変わった時、従来のSpacesに該当する機能は、横一列の複数のデスクトップという物に変わりました。
これが従来からSpacesを使っていた人には評判が悪いわけです。デフォルトの設定だと、デスクトップの並び順が変化する(使用状況に応じてOSが並べ替えを行うため)からか、該当デスクトップに一気に飛べなくなるし、どの位置のデスクトップにいるか把握しづらいってことかな。また、Mittion Control画面でデスクトップ間のウインドウの移動が出来ません。それをしたい場合、Mittion Contrl内のカレントのデスクトップに移動したいデスクトップを設定した上で、という作業が必要となります。



まぁその視点では確かに不便ですよね。

ところでMac OS X 10.7 からフルスクリーンという機能が搭載されました。
フルスクリーンは新たにデスクトップを生成し、該当アプリケーションをそのデスクトップに移動、メニューバーを隠し、そのアプリケーションに集中できる画面になるという、場合によってはとてもよろしい機能です。個人的にはFCPXやiTunesでこれを使っています。

このフルスクリーン。従来の升目上に並べるSpacesと相性が非常に悪いのではないかと思うのです。
新たなデスクトップがフルスクリーンにするたびに作成される。その数がどれだけになるか分からないし、二次元的に展開するデスクトップの何処にそれを配置すればいいのか、ちょっと困りますよね。



上図のように左側の状態からフルスクリーンを一個作成し、右側のように設定するとします。そうすると、真ん中下のスペースはどうなるのか、という問題が生じます。一番右に作ったとしてもやはり同様の問題画起こるでしょう。またSpacesの特徴である、任意のデスクトップをピンポイントで指定可能であるというのさえ反故にされてしまう可能性があろうと思います。

たぶんそのようなSpacesの特徴を保持したままフルスクリーンを実現しようとすれば、フルスクリーンを別のモードとして設定するしかないんじゃないすかね。Mac OS X 10.6までのダッシュボードのように、別のモードにデスクトップを変更してしまい、フルスクリーンを展開すると。
そうすると、操作が煩雑になり、それをAppleが嫌ったようにも思います。

サムネイル表示されたデスクトップ間でウインドウを移動できないというのを無くしたのは、これは復活させて欲しいと思いますけどね。アプリケーション単位でのウインドウの移動になるんでしょうが、さすがにちょっと面倒と思うです。まぁ、めったに使う機会がないので、その機能が無くてもいいちゃそうなんですけど。

<追記>
Lion, Mountain Lionで升目上に並べるソフトが出ています。

TotalSpaces app brings back grid Spaces to OS X Lion and more!

このソフトの場合、フルスクリーンをSpacesにあたる機能で展開する部分のさらに外側に設けているようですね。
</追記>
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