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hibitekitou

MacBook Pro 2018 の情報が揃って来ました

mac |2018-07-16
MacBook Pro 2018を実際に手に入れて色々調べた人が出てきたり、Appleからのドキュメントが充実して来たりと、情報が揃って来ましたね。

何より気になる速度ですが、Geekbenchの結果が出て来ています。

Primate、MacBook Pro 2018のGeekbenchベンチマークスコアを公開。15インチモデルはMac Pro 2013と並ぶスコアに。 [AAPL Ch.]

CPUの演算結果ってことになりますが、13インチモデルは2017年モデルの15インチを超える性能を示しているようだし、15インチモデルはMac Proの8コアモデルを少し超える(シングルスレッドでは大きく上回る)結果を出しているようです。Mac Proの8コアモデルを32GB RAM、1TB SSDにした金額より、MacBook Proの最上位に32GB RAMと1TB SSDにした方がお安いので、メモリが32GBでいいのならMac Proを買う理由はほぼなくなったように見えます(長時間負荷をかけ続ける場合、あるいはMac Proの方が有利かもしれないのと、GPUパワーはおそらくMac Proの方が上なのだけど、後者についてはeGPUを利用すれば良いわけで…。ただし、それをするとコストのメリットは薄れちゃうけど)
で、パフォーマンス面だけに注目するなら、現行iMacに投資する価値は無いっすな。iMacにする理由は、大きなディスプレイを必要として、かつ省スペースでって時だけでしょう。iMacの次期モデルの登場を急いでいただきたい。

<追記>
しかして、当初から不安視されていたものの、流石に対策しているだろうと思われていた熱問題が大きな話題になってきています。
CPUは発熱時の安全装置としてクロックを下げるわけですけど、その機能をサーマルスロットリングと呼んでいるようです。その現象が顕著に表れているのだそうです。

MacBook Pro (2018) 15インチのi7-8850Hモデルがスロットリングを起こすと、前MBPのベースモデルと十数%程度しかパフォーマンスに差がなくなる? [AAPL Ch.]
購入を検討しているユーザーはエントリーモデル(ベース)を選択し、(CPU以外の)他のオプションを追加した方がいいだろうとコメントしています。
とにかく予算が許す限り速い構成を選んでおくんだって選択がしづらそうです。
CPUとGPUを同時に使用するような処理の時に強く症状が出るのではなどという報告もあり、CPUのみの処理であるなら、例えばXcodeのビルドスピードではiMac Proの10コアを超えるスコアを出したなんて報告もあるので、

MacBook Pro 2018とXcode 9を用いたBuildベンチマークが公開。 [AAPL Ch.]

実にマシン選択が難しいように思います。
ここいら辺の問題は、今後のAppleのソフトウェアの更新で改善が見られるものなのかどうなのか。
個人的にはちょっと手を出しづらくなったぞ、というのが正直なところです。
</追記>

<追記>
Appleがスロットリングを起こすバグに対策したファームウェアをリリースしまして、それを当てた結果をレポートしているところが早速現れたようです。

MacBook Pro (2018)の追加アップデート後はCPU&GPUを利用するアプリやゲームでも激しいスパイクはなくなり安定した動作に。 [AAPL Ch.]

安定して動作する方向に改善しているようです。

Apple、MacBook Pro (2018)のファームウェア設定にミスがあり、高負荷時にクロック数が低下する不具合があったとして、この不具合を修正したアップデートを提供すると発表。 [AAPL Ch.]

(大体の理解では)電圧を一定に保つための機能を持つVRMというパーツが設定された温度に達するとそれを冷やすべくCPUクロックを下げるよう動作するようですが、その設定値が不適切であったということのようです。Appleが声明を発表する前にその予想をし、検証するということをした人たち(ドライバを一部書き換えたらしい)は、素人からすると「何者?」って気分ですね。

今後のさらなるレポート待ちではありますけど、CPUについて想定したパフォーマンスが出ないって問題はもしかしたらこれで解決ってことかもしれず、買わない理由が一つ減ったかもしれません。
</追記>

MacBook Pro 2018のRetinaディスプレイとTouch BarはTrue Toneテクノロジーを採用し、環境光に応じてホワイトバランスを自動的に調整。 [AAPL Ch.]

True Toneって技術はiPad Proの9.7インチモデルで初めて採用された技術みたいです。2016年3月発表ってことですね。環境光に応じてディスプレイの色を調整し、環境の変化による色の感じ方を一定にしようという意図を持った技術でしょう。ホワイトバランスを調整するって感じすか。
勝手に色を調整されることは、CG屋をやっている身としては困るんじゃないかって思っちゃったりするわけですけど、その場合は機能をオフにすればいいわけで、でも多くの場合、一定環境でのがちで「正しい色」を表示するよりある程度正しい色がどの環境でも一定に見えることの方が大事でしょうから、特に持ち歩いて都度環境が変化するMacBook Proにはふさわしい技術と言えましょうか。
そんな技術がMacBook Pro 2018から採用され、「MacBook Pro(2018)」の「True Tone」は一部の外付けディスプレイもサポート [ITmedia NEWS] なのだそうです。Macお宝鑑定団 blog(羅針盤)によると接続されたDellのモニタにも設定が出て来たことから、環境ってのはMacBook Pro本体のある所って事ですね(そりゃそうなんだけど)。だからクラムシェルな形で使用している場合、正しく動作しなそうです。

<追記>Apple、LGやAppleの外部ディスプレイでTrue Toneを利用する場合はMacBook Pro 2018のディスプレイを開けておく必要があることを明記。 [AAPL Ch.]

だそうです。</追記>

「MacBook Pro (2018)」のキーボード、キートップ下にホコリの侵入を防ぐシリコン製の膜を採用 [気になる、記になる…]

キーボードが少し改良されたってことで、公式には結果として静かになったそうです。
改良の裏の理由としてはホコリ侵入を防ぐ仕組みが導入されたみたいですが、それがシリコン製の膜らしいので、個人的にはこいつの耐用年数が気になります。
うちの伝統として、お古のMacBook Proは親に使ってもらっているんですけどね、わりーとうちの親は使い方があらいので今使っているMacBook Pro 2016を親に渡すのはキーボード方面のトラブルが怖いのですよねー。仮にMacBook Pro 2018を手に入れるとして、2016の行き所として親に渡すのは抵抗があり、売るかー?

おいくらで下取ってもらえるんだろ。

MacBook Pro 2018は電源アダプターの接続や蓋を開くだけでなく、キーボードの任意のキーおよびトラックパッドを押すだけで電源がONになる仕組みに。 [ AAPL Ch.]

キーボードのホコリを拭き取るだけで電源が入るわけですな。

MacBook Pro 2018モデルはThunderbolt 3コントローラに「Titan Ridge」を採用し、13インチの帯域制限もなし。 [AAPL Ch.]

13インチモデルを狙っている人には朗報ですね。
また記事によるとThunderboltコントローラのDisplayportの対応バージョンが上がっているということで、ハードウェアとしては8k/60Hzに対応しているということです。やはり次期iMacやiMac Pro、そして純正外付けディスプレイは8k解像度で出るんじゃないか?(希望的観測すぎる?)

MacBook Pro (2018)はロジックボードが故障した場合、データの復旧がほぼ出来ないもよう。 [AAPL Ch.]

これはちょっと微妙な気分になる内容ですね。安全性が素晴らしいとも言えるけど、いざって時に困りそうで。iMac Proもそうなんだけど、バックアップを厳重にしていかねばならないものの、モバイルマシンであるMacBook Proではバックアップするためのストレージから外れている時間が長そうです。うっかりバックアップし損ねている時に限ってトラブルが起こりそうでもあり。しかしクラウド上にバックアップを持たせるってのもねぇ…
まぁ、モバイルマシンだからこそ、安全性が高まったと思ったほうが良いのでしょう。

とか情報を仕入れているのは、ちょっと真剣に迷っているから。いやー、どうしようかねぇ。
GPUがNVIDIAのGeForce GTX 1060あたりだったら迷わず突入するんだけど…
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コメント
 
 
 
MacBook Pro 2018 の情報が揃って来ました (ponkazu)
2018-07-20 10:56:42
m4gさん
お暑うございます。当地都内で一番暑いところです。
ブログに書かれているとおり情報出て来ましたね。
私、じじいナノでNote、目にきついのです、であまり新製品も興味なかったのですが、ひょんな事から(Amazon Prime Day)SurfacePro購入しようと思って、カートに入れて置きよる寝る前にまだ欲しかったら、ポチしようと思って夜サイトに言ったら買ってにカートから後で買うにほおりだされて降りました。なにせ20%引きプラスカード決済でポイント10%なんて普通あり得ませんから。
そこで変なスイッチが入って、Surface調べ出しました、そうしたらうちにはProよりNote2が向いてそうで昨日BicにMBPとSurfaceNote2見てきました、スピードを体感できるアプリが入ってなかったのでMovieを書き出して見たらMBP結構バーの進み早いように感じました。15インチ6Coreですが。
次にSrfaceNote2、うちの使い方として考えてのはテザー撮影しながら、画像をスワイプして確認出来るというちょっとおしゃれな使い方を考えて居りますが、こちらは4Coreの8650U(でもカスタマー価格はこちらの方が数ドル8850H,88750Hより高かったりします。汗)
それに今セールでSurfaceペンがついてきます、bicのおにいさんの感じではもう少し色をつけてくれそうな感じなので、土日に勝負を賭けて見所存です。WinNoteは初めての?チャレンジになりそうです。Macの良さを知るには敵の?研究から?

>>ちょっと真剣に迷っているから。いやー、どうしようかねぇ。
GPUがNVIDIAのGeForce GTX 1060あたりだったら迷わず突入するんだけど…

で申し訳ないのですがSrfaceNote2 15インチ
NVIDIA® GeForce® GTX 1060 6GBなのです。

MBP考えているm4gに交換して上げられないは私のせいではありません。
冗談ですよ、怒らないで下さいよ。汗
 
 
 
Unknown (m4g)
2018-07-22 14:29:52
お、SurfaceのGeForce GTX 1060版に突入されましたか。
職場のノートPCとして導入を検討したのですけど、これがリリースされたのが4月であり職場で必要となるタイミングも4月だったことと、大きさ・重さを差し引いた性能面で見た時に割高だったことから導入は諦めた経緯があります(そして結局HPのになりましたw)。
ペンが使えることも含めて、良い選択肢だと思いますですよ。

個人的にはWindows PCは管理がちょっとわからないってことがあって自宅用途では使う気はないので選択肢には全く上がらないのですが、AppleのMacへのコミット具合いかんによっては将来的には考えざる得ない時が来るかもとはうっすらと思っています(^^;
 
 
 
MacBook Pro 2018 の情報が揃って来ました (ponkazu)
2018-07-22 17:54:24
m4gさん
コメント有り難うございます。
商売柄夏は暇なので(今は1年中か!)何か新しものにチャレンジしたくなります、導入理由は、おっしゃる通りpen(店頭で試しましたが、ApllePencileにとても及びません、タッチも書き味も。今のところ)が使えるのと12.9よりでかいPadProのまたその上の従兄弟という感じのタブレットだからです。
4Coreの8650Uは4coreですが、TDPが15Wで8850H,88750Hなどと比べると1/3程度となりタブレットモードにはむいているようです、うちは写真屋ですから、必死に6coreで動かすという感じもないので十分な性能だと思っています。
それと今まで進入していないApple製のiTunesやcloud、などのWin版がどのような出来なのか確かめて見たいと思います。私もm4g同様
Windows PCは全く素人です、Macは根性で治す自信はありますが、
それでもタブレットPC初めてなのでわくわくしています。
昨日,某BCに行って交渉の結果ポイントに色をつけてくれると言うことで購入しました。
と言いたかったのですが、不覚にも在庫切れで、復活次第、送ってまらう手はずとなりました。同時購入でpenおまけです。
という落ちでした。汗
 
 
 
Unknown (m4g)
2018-07-23 23:46:39
Apple製品と違って、PCって割と安くなることがあるのが良いですよね。もっとも、安くなることを視野に入れると買い時に迷うことになりますが。
その点、Apple製品は待っても安くなることはほぼ無いので、買いたい時が買い時、あるいは新製品登場直後が買い時と思えるのが良いかもですw

ペンの精度ですけど、ちょっと触った感じだとSurfaceのでも十分以上じゃ無いかって思ったりします。そんなSurfaceのペンも意外とお高いですからね。得したんじゃないでしょうか。

自分で手に入れるには優先順位は低いのですけど興味を持った機械なだけに羨ましいです(^^)
 
 
 
MacBook Pro 2018 の情報が揃って来ました (ponkazu)
2018-07-28 13:55:23
m4gさん
ちょっとした情報ですが、サーマルスロットリングのテストをしたかたがいましてその動画を見ましたが、もちろん8950HKでムービー書きだしテストで15分くらいのムービーが普通の温度だと11分台なのがサーマルスロットリングをおこすとクロックが上げ下げを繰り返し+3分ぐらい掛かったそうです。でもそれは気温31度Cのエアコンを入れない状態で普通に27〜28度くらいだと全く問題はなかったようです。
これが心配ならm4gさんが書いてるように8850Hか8750Hと言う手もあるのではないでしょうか?
Appleは結構よい商売をしてますね。8950HKにUGで3万から4万お金掛かる、8950HKはたしか580ドルくらいで8850Hか8750Hは400ドルくらいです。8950HKにするとCPU代1.5倍取られているような気がします。CPUを落とした分eGPUに回すというのはどうでしょう?AppleがおすすめのBlackmagicは格好良くていいのですが、これは。Radeon Pro 580インクルードで後で入れ替え出来ないようですが、AKiTiO Node Pro (eGPU Box) と言う製品はRadeon RX 580 8GB付で8万円くらいで

https://www.akitio.com/expansion/node-pro

GPUの入れ替えが出来るようです。
格好はBlackmagicのとても及びませんが、実用的な気がします。

蛇足ですが、Surface届きまして無事私の顔覚えてくれました。汗
やはりWinは難しいですね。汗2
 
 
 
Unknown (m4g)
2018-07-31 15:57:06
なるほど。ファームウェアのアップデートもきましたし、概ね問題なさそうです。問題ないとなるとi9が欲しいって気分になるわけですが、多分、i7の最上位にすると思います。
eGPUはご紹介のAKiTiOのかRazer Core Xあたりが良いんじゃないかと思っています。しかしてGPU込みで10万弱から15万弱(GPUによって変わってきますが)って感じなのが痛いところです。

SurfaceというかWIndowsは難しい所に入り込まなければあまりMacと変わらずに使えて時々便利な部分もありますから、両方のOSを楽しめたら良いですね。
 
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