hibitekitou
iMac Late 2013 の Compressor の処理速度
mac |2018-10-23
以下、話題に出てくるHigh Sierraは10.13.6、Mojaveは10.4.0です。
High Sierraではだいたい20分台後半でエンコード処理をしていたApple Compressorですが、Mojaveにあげたら、同じような時間で出てくることもあるんですけど、ひどい時には50分台になっていたりすることもあり、どうにも安定していません。が、概して遅くなっていることが多くない?って思うようになりました。
ってことで、試しに MacBook Pro 2018 導入時にしたテストにて
MacBook Pro 2018 ベンチマーク [日々適当]
そこで使用したムービーファイルを使って同じ処理をしてみたわけです。
MacBook Pro 2018 導入時はHigh Sierraでして、その時のiMac Late 213でのエンコード時間は 19秒という結果でした。
で、今回やってみたら、同じく19秒。…遅くなっていません。
ちなみにこれに使ったComressorのプリセットはYouTube公開用のもので、ソースと同じ解像度で出力します(最大4Kのようです)。
もしかしたら縮小処理をしたら遅くなるのではないかと思い、それでテストをしてみました。
やった設定は、720pの動画を SD解像度まで縮小し、その際に「品質」オプションで
サイズ変更のフィルタ:アンチエイリアス(最高品質)
リタイミングの品質:最高品質(動き補正)
って設定しています。そうしますと、iMacは38秒です。実に倍の時間がかかりました。
試しに MacBook Pro 2018 でやってみますと、まずYouTube公開用のプリセットを使用した処理は、High Sierra時代は16秒だったのに対し、Mojave上では14秒でした。わずかに早くなっていますが、これが誤差なのかはわかりません。少なくとも遅くはなっていないってことで、それは iMac Late 2013と同様ですね。
それじゃ、SD解像度まで縮小し、品質オプションを前述の設定にした場合はと言いますと、15秒。ほぼほぼ、720pのままでエンコードした時間と変わりません。
iMacでは倍の時間がかかり(縮小しているにも関わらずです)、MacBook Pro Late 2018ではそのような傾向は見られないことから、何かiMacに原因があるのでしょう。心当たりとしてはMacBook ProはAMDのディスクリートGPUなのに対してiMacはNVIDIAのGPUってことですね。スケーリングやリタイミング処理にGPUを使っているのなら、あるいはそれがネックになったってことはあり得ましょうか?
それとも、CPUの世代に原因があるのでしょうか(Late 2013はHaswellな第4世代です)。
というわけで、アクティビティモニタでGPUの履歴を出しながらやってみたらですね、解像度変更を行わない場合はGPUを全く使っておりませんでした。H.264エンコード部分はIntel Quick Sync VideoっていうCPUの機能を使っているってことなのでしょう。
で、解像度変更をかけましたら、GPUをがっつりと使ってますな。7割ぐらいの負荷で動作している印象ですか。
ってことで、Appleが用意したNVIDIAのドライバがクソなんじゃないか疑惑が僕の中でむくむくとわきおこってきております。
もちろん、iMac Late 2013のGPU性能が単に遅いだけってのは否定できないのだけど、同じような条件の動画データのエンコード時間にばらつきがあるのは何かしら問題があるんじゃないかなぁ(遅いなら遅いなりに全部ほぼ同じ時間で終わってほしい)。
<追記>
macOS 10.14 MojaveへアップグレードしたMac Proで、NVIDIA RTX 2080グラフィックスカードを利用したブートが確認される。 [AAPL Ch.]
こちらの記事によると、Mac Pro Mid 2012 に刺したGeForce RTX 2080でブートスクリーン表示に対応していることが確認されたそうです。また、RTX 2070におけるeGPUでの動作も確認した人が出てきているそうで。ただドライバの提供は行われていないため、画面に絵が出るだけなのだけど、これは何かの布石なのか…
ちなみに速度が遅い問題ですけど、前述の通り、同じ尺、同じ解像度、同じ設定のエンコードでエンコード時間にばらつきがあります。一回のバッチ処理内ではほぼ同じ時間でエンコードされることから、そのエンコードをかけた時のGPUの状態に左右されているのかもしれません。
このマシンをメイン機の代替として利用して初めてこのように運用しており、また、メイン環境代理として利用し始めてからHigh Sierraであった期間がとても短いために、あるいはHigh Sierra時代からこうだったのかもと思い始めてきました。
であるなら、やっぱりメインマシンを早急に交換したいところではあるのだけど、10/30、メイン機になりうるマシンが出てくれるでしょうか。
</追記>
High Sierraではだいたい20分台後半でエンコード処理をしていたApple Compressorですが、Mojaveにあげたら、同じような時間で出てくることもあるんですけど、ひどい時には50分台になっていたりすることもあり、どうにも安定していません。が、概して遅くなっていることが多くない?って思うようになりました。
ってことで、試しに MacBook Pro 2018 導入時にしたテストにて
MacBook Pro 2018 ベンチマーク [日々適当]
そこで使用したムービーファイルを使って同じ処理をしてみたわけです。
MacBook Pro 2018 導入時はHigh Sierraでして、その時のiMac Late 213でのエンコード時間は 19秒という結果でした。
で、今回やってみたら、同じく19秒。…遅くなっていません。
ちなみにこれに使ったComressorのプリセットはYouTube公開用のもので、ソースと同じ解像度で出力します(最大4Kのようです)。
もしかしたら縮小処理をしたら遅くなるのではないかと思い、それでテストをしてみました。
やった設定は、720pの動画を SD解像度まで縮小し、その際に「品質」オプションで
サイズ変更のフィルタ:アンチエイリアス(最高品質)
リタイミングの品質:最高品質(動き補正)
って設定しています。そうしますと、iMacは38秒です。実に倍の時間がかかりました。
試しに MacBook Pro 2018 でやってみますと、まずYouTube公開用のプリセットを使用した処理は、High Sierra時代は16秒だったのに対し、Mojave上では14秒でした。わずかに早くなっていますが、これが誤差なのかはわかりません。少なくとも遅くはなっていないってことで、それは iMac Late 2013と同様ですね。
それじゃ、SD解像度まで縮小し、品質オプションを前述の設定にした場合はと言いますと、15秒。ほぼほぼ、720pのままでエンコードした時間と変わりません。
iMacでは倍の時間がかかり(縮小しているにも関わらずです)、MacBook Pro Late 2018ではそのような傾向は見られないことから、何かiMacに原因があるのでしょう。心当たりとしてはMacBook ProはAMDのディスクリートGPUなのに対してiMacはNVIDIAのGPUってことですね。スケーリングやリタイミング処理にGPUを使っているのなら、あるいはそれがネックになったってことはあり得ましょうか?
それとも、CPUの世代に原因があるのでしょうか(Late 2013はHaswellな第4世代です)。
というわけで、アクティビティモニタでGPUの履歴を出しながらやってみたらですね、解像度変更を行わない場合はGPUを全く使っておりませんでした。H.264エンコード部分はIntel Quick Sync VideoっていうCPUの機能を使っているってことなのでしょう。
で、解像度変更をかけましたら、GPUをがっつりと使ってますな。7割ぐらいの負荷で動作している印象ですか。
ってことで、Appleが用意したNVIDIAのドライバがクソなんじゃないか疑惑が僕の中でむくむくとわきおこってきております。
もちろん、iMac Late 2013のGPU性能が単に遅いだけってのは否定できないのだけど、同じような条件の動画データのエンコード時間にばらつきがあるのは何かしら問題があるんじゃないかなぁ(遅いなら遅いなりに全部ほぼ同じ時間で終わってほしい)。
<追記>
macOS 10.14 MojaveへアップグレードしたMac Proで、NVIDIA RTX 2080グラフィックスカードを利用したブートが確認される。 [AAPL Ch.]
こちらの記事によると、Mac Pro Mid 2012 に刺したGeForce RTX 2080でブートスクリーン表示に対応していることが確認されたそうです。また、RTX 2070におけるeGPUでの動作も確認した人が出てきているそうで。ただドライバの提供は行われていないため、画面に絵が出るだけなのだけど、これは何かの布石なのか…
ちなみに速度が遅い問題ですけど、前述の通り、同じ尺、同じ解像度、同じ設定のエンコードでエンコード時間にばらつきがあります。一回のバッチ処理内ではほぼ同じ時間でエンコードされることから、そのエンコードをかけた時のGPUの状態に左右されているのかもしれません。
このマシンをメイン機の代替として利用して初めてこのように運用しており、また、メイン環境代理として利用し始めてからHigh Sierraであった期間がとても短いために、あるいはHigh Sierra時代からこうだったのかもと思い始めてきました。
であるなら、やっぱりメインマシンを早急に交換したいところではあるのだけど、10/30、メイン機になりうるマシンが出てくれるでしょうか。
</追記>
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