ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

1965 Land Cruiser FJ45 Pick Up

2014年07月22日 | LANDCRUISER

 広大な土地を誇るアメリカの地方にはまだまだ希少なFJが眠っている。眠っていると表現したのは、その存在の希少性をあまり知らずに納屋の奥や庭の隅に、あるいは広い解体屋の草むらに放置された様な車体。同時にその希少性を理解して再生を試みたが、時間や体力、そして経済的な負担苦に関心を失ってしまった車体も含む。近年においてビンテージランドクルーザーが高価で落札された事も含めて、古いランドクルーザーへの関心は高く維持されている。

 ランドクルーザーに限らず、特に中古のクルマには価値と価格が存在する。古いランドクルーザーをレストレーションすれば高く売れるであろうという思考はその価値から来る。しかし、そう考える大衆が増える時は同時に警戒する時でもある。レストレーションには多くの時間と労力が伴い、技術的な心労や部品の有無の試練もある。レストレーションのプロジェクトを完遂した暁にそろばんを弾くと、想定外の高額な負担に驚き、その元を取るために高額な価格を表示する事になるが、今度は価格という市場のふるいに掛けられるので、売る為の試練がやってくる。

 ビンテージランドクルーザーの市場というのはそういう風景を含んで成り立っている。

 希少なFJ25はほとんど市場に出て来る事は無くなった。しかし、希少と言われるFJ45のピックアップはまだ出てくる様子。以下は全て1965年製のFJ45ピックアップ。半世紀(50年)前のトラックです。

e-bay motors, old toyota land cruiser より、

2014年7月21日、現在

 

北東部のペンシルバニア州より、

 

北西部のワシントン州より、

 

中央部のコロラド州より、

 "用の美"と言って、本当に美しい物は 無名の職人衆が民衆の生活の為に作った物の中に有ると言う。ランドクルーザーの美しさというのは生活の為に使っている中にある。FJ45の魅力は、まだまだ生活の為に使える所。古いトラックですが、使い続けたいという魅力のある存在です。

 

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