ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

ルーフカラーに対する考察

2014年07月07日 | OVERLAND VEHICLE

 2014年8月号のJPマガジンには面白い記事がある。Beating The Heat! (暑さを乗り切れ!)と言って、なるべくお金をかけないで、いかにジープに涼しく乗ることが出来るかを考察した特集である。ジープのクーラーを修理(強化)したり、涼しい風を送り出す方法などもあるが、目に付いたのはジープのループを白く塗るという手段であった。

 

 灼熱の太陽の下を運転しながら、屋根でも白く塗ってやろうかぃ!

と、誰もが一度は妄想した経験がないだろうか?

 

 実際にジープマガジンでは1998年の黒いジープチェロキーを使って実験を行った。ループのペイントを剥離し、ルーフ全体を艶のある白(glossy white)に塗装した。その結果、外気の華氏90(摂氏32℃)の環境下での閉切った室内温度の最高が塗装前は華氏147.8(摂氏63℃)であるのに対して、塗装後は華氏120(摂氏49℃)まで下がった事を確認した。湿度に関する記載はないが、シンプルな観測ではあろうが最高華氏28(摂氏14℃)の差がある事が分かった。

  注:窓の大きさと角度も室内温度には影響があります。

 

 この実験を機に、他の参照も調べてみると、

 ジープラングラーアンリミテッドルビコンの黒いルーフを白く塗装した例もあった。

具体的な室内の気温に対する数値は記載されてはいないが、

それまでクーラーを入れても涼しくなかったラングラーが、ルーフを白く塗る事で、

クーラーの効をコントロール出来る様になった、との事である。

 

よって、夏の室内の温度とルーフの色は大いに関係がある事が分かる。

 

では、もっと詳細に突っ込むと、

艶消し白と艶の有る白、どちらが涼しい?

光を反射するシルバー塗装はどうなの?

それに対する参照はこちらです。

 

Reflectance of Roof Materials

 


Material

Solar Reflectance
(%)

Temperature of Roof over Air Temperature (°F)

Bright white coating (ceramic, elastomeric) on smooth surface

80%

15°

White membrane

70%-80%

15°-25°

White metal

60%-70%

25°-36°

Bright white coating (ceramic, elastomeric) on rough surface

60%

36°

Bright aluminum coating

55%

51°

Premium white shingle

35%

60°

Generic white shingle

25%

70°

Light brown/gray shingle

20%

75°

Dark red tile

18%-33%

62°-77°

Dark shingle

8%-19%

76°-87°

Black shingle or materials

5%

90°


Source: Oak Ridge National Laboratory, Lawrence Berkeley National Laboratory, and the Florida Solar Energy 

 

  黒が光の熱の吸収力が一番高いです。シルバーは白の2/3の効果かな、艶の有る明るい白が一番吸収率が低いです。

 

  白いルーフを装着する事は、

暑い地域では大きな意味がある事が分かった。

 

  ロクマルも涼しく乗りたいです。塗ろうかなぁ...勇気いるなぁ。

 


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2 コメント

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違うもんだなー (FJ62Nagano)
2014-07-08 00:57:37
先輩のロクマルは丸目で青だから屋根が白も似合いそうですね。

私の角目ガンメタは…。

もっと勇気がいります。
返信する
塗ろうかなぁ (砂漠のおじさん)
2014-07-08 10:50:08
 青い空に白い雲を連想しますね。機能的に考えると夏は白い光沢に、冬は艶消し黒、と交互に塗りながら使用するのも有りかなぁと思ったりしています。
返信する

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