When the world goes to hell in a hand basket,
let's hope you have a bug-out vehicle like this
Toyota Land Cruiser.
世の終わりがやってきても、ランドクルーザーがあれば大丈夫さ。
サバイバルというキーワードが今日のアメリカにおけるオフロードビークルに多大な影響を与えている。
Off- Grid 誌は季節事に発行されるサバイバル誌。
Grid の意味は電力などの供給の事、
off- grid はそれらの供給が途絶えた状態、つまり非常事態を形容しています。
アメリカで “サバイバル” と言えば一般的な日本人の持っている感覚とは異なります。
では、何が異なっているのであろうか、大きな違いとは何か?
それは、ディフェンスに関する意識である。
自分の身と家族は自分で守るという開拓時代からの伝統があり、
アメリカでサバイバルと言えば銃の存在を無視しては語れない。
当然サバイバル誌には本物の銃の広告がガンガン出てきます。
その流れの中で、サバイバルをキーワードにして紹介されているのが、
トヨタ ランドクルーザー80である。
この1994年型のハチマルに3万ドル(約300万円)を費やして、
エンジンこそノーマルであるが内外共に多くの改造がなされている。
ダブル、プラスαの大型ガスタンクが装備されており、
ノーマルは25ガロンのガスタンクに対して、69ガロン(260リッター)の容積を持っており、
重いランドクルーザーだが途中給油無しで、フリーウェイならば1200キロを走破出来る。
冷蔵庫は勿論、水や食料をも積み込み、野営に対応する。
災害に襲われた時にそこから脱出する事を意識している。
こうしてみると、
アメリカではオフロードビークルの要素の中に、
サバイバルの意識が込められている事を感じるし、
アメリカ人はそれを期待している。
(オーバーランドビークルとサバイバル使用車の共通点も多い)
アメリカ人の持つ、自分の身は自分で守る、というサバイバルの姿勢が車の選択にも現れている。
それは、ジープラングラーの人気の髄にも繋がっているのであろう。
銃は普段使わなくとも保有している事での安心感。オフロード機能も銃の保有感覚に似ている。
アメリカ人は今日もこれからも、この視点でオフロードビークルを捉えていくであろうと思っている。
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