ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

ATV

2014年07月15日 | 日記

 先月、6月3日のウォールストリートジャーナルにATV(オールタレーン ビークル)の公道での走行についての記事が載った。スポットが当てられたのはコロラド州デンバーの北西に位置するリオブランコ郡というロッキー山脈の一部の地域である。アメリカの幾つかの州とその自冶体ではATVの公道走行が認められているが、2012年よりリオ ブランコ郡ももその中の一つとなった。ATVは主にオフロードで使用されるが、その現場に移動するにはどうしても公道を使用しなければならず。その度にトラックやトレーラーに積み込む必要があった。

 

 リオ ブランコ郡は広大なロッキーの環境をATVで満喫出来るようにと言う事でUS フォーリストサービスと共に、125マイル(200キロ)のオフロード自然散策区間を設ける事が出来た(ワゴンホイール トレイル システム)。このオフロード区間にはオフロードとオフロードを繋ぐ為に公道を使用する必要があったのだが、それがATVの公道走行が認められた事によって、長距離のATVコースの設定が可能となったのである。

 

 このATVの公道走行を条例を改正して整えた結果。ATVのイベントが多く開かれ、ロッジなどの宿泊施設においては予約が増加し、観光収入が期待されている。ただ、この地域の全ての人々がこの新しい乗り物に賛同している訳でなく、安全性の懸念などの課題もあるが、ATVオフロードの世界にあっては最初の一歩というよりも、助走付きの大きなジャンプではなかったかと感じている。

 

 アメリカはただ広大な国土を誇っているだけではなくて、法の改正やスピード、そしてオフロードビークルに対する理解も含めて、オフロードの世界ではやはり先進国であると言わざるを得ないと感じた記事であった。

 

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