職員室通信・600字の教育学

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これは昨日の失速・熱中症の延長線上のことなのか、それとも自分が願っていた幸せのひとつのカタチなのか?

2009-07-20 12:43:35 | Weblog


◆10000歩、10000歩と言っているけど、これまではすべて、何々しながらの10000歩だ。
 たとえば、みなみ在職時代だと、職務として授業(1日72コマ)参観しながら、結果として、毎日、毎日、10000歩を軽く突破したということだ。

 そうではなくて、1度、10000歩を目標に歩いてみたらどうだろうかと思った。

 7/17(金)馬淵川河川敷の自転車道(大橋→根城大橋→尻内橋間)や根城城址内等、全行程を男桐下駄カランコロンで、10278歩。
 先日、男桐下駄カランコロンから、太宰の『富岳百景』の、青年たちに連れられていった吉田の町の場面を思い出し、ハズミで、その場面の記述を、一文ごとに改行してみて、太宰の文章のスゴサに感動して(←この「感動」はくやしいから内緒にしていたが(^_-)……)以来、男桐下駄カランコロン歩きを、太宰に敬意を表し「鬼火、狐火、鞍馬天狗歩き」と呼んでいる。

 この「鬼火、狐火、鞍馬天狗歩き」がスゴクよかった。
 男桐下駄をはくと、姿勢がシャンとする。
 かかとのほう(後ろの歯)から、軽く着地すると、着地の刺激が、かかと→腰→背骨→脳のうしろ側にと伝わり、休日、部屋で寝っ転がってモーツァルトを聴いているとき、脳のシワシワがくすぐったくなるような感覚があって、凝った精神がほぐれていく。
 遠くの、木々の先端の連なりと、青い空との境の曲線が、その「感覚」に揺れて、自分の裡で曲がりくねっていた文脈が、バラバラにされる。

 さらにということで、7/18(土)、馬淵川河川敷の自転車道・大橋→尻内橋間往復、これを、「鬼火、狐火、鞍馬天狗歩き」ではなく、全行程、通勤靴で、速歩&ジョギングで、9607歩。
 後半、完全に失速。
 熱中症をともなっていたかもしれない。

 7/19(日)
 前日の速歩&ジョギング9607歩が悪かったのか、「鬼火、狐火、鞍馬天狗歩き」との連続が悪かったのか……朝からぼんやりして、なにもやる気になれなくて、午前中、いつものお茶の間風報道番組、セキグチ……タハラソウイチロウ……2連発、午後、いつもの木製の、折りたたみ式、ハンモック風、肘掛け椅子に身を沈め、読書。
 読書は、途中、何度もまどろんだが、トータルとしてはかなりの量を読む。
 うとうととして夢をみることもあれば、みないこともある。
 目が覚めると、窓の外では木立の葉がかすかに揺れていて、スズメたちの鳴き声が聞こえた。
 これは、昨日の失速・熱中症の延長線上のことなのか、それとも、自分が願っていた、しあわせのひとつのカタチなのか?
 もし、後者なら、これはこれでよいのではないかと思った。
 夜、寿司、発泡酒。
 9時、就寝。

◆「失速」しているあいだに、ブログ(goo・600字の教育学)にたくさんの方々からコメントをいただいた。
 目覚めに怒濤の返信。
 そのうち、いくつかをここにアップする。

〈くらら様へ返信〉
 いろいろあって、打ちひしがれ、蟄居している、わたしを元気づけるために、わざわざやってきて、ほとんどだれも書き込まない、無名の無人駅の、駅ノートのようなスペースに向かって、キーボードを叩く、あなたの、小指の筋肉に感謝します。

〈水仙様へ返信〉
 水仙様 カキコミありがとうございます。
 今の今まで、水仙様のカキコミに気づきませんでした。
 名もない、無人駅の「駅ノート」のようなブログですから、わたしの頭は「カキコミはない」ということが大前提になっていて、それで、大切なカキコミを見落としてしまいました。
 お詫びします。
 客観的にみると、たいした仕事は出来ませんでしたが、当の本人=わたしからすると、ま、やはり、全身全霊の、奮闘努力でして(^_-)、その結果として、戦艦にたとえると、やはり、ま、あちこち、穴があいたり、塗装がはげたり、部品も使えなくなってしまったり……ということで、ドック入りが必要なようです。
 ドック入りをわたしは「蟄居」と呼んでいます。
 蟄居には、粗く、3種類あると思っています。
(1)蟄居後、戻る。
(2)蟄居後、元には戻らないで、転身する。
(3)永久に、蟄居。
 わたしの愛する高村光太郎は、(3)の決意だったと思います。
 わたしも(3)なのですが、光太郎との大きな違いは、「決意」がすっぽりと抜けているところです(*^_^*)。

 水仙様のお励ましのコメント、ほんとうに、ほんとうに感謝しています。
 これくらいうれしいコメントはありません。
 こちらこそ、ありがとうございました。

〈あやめ様へ返信〉
 あやめ様、カキコミありがとうございます。
 美しい所というのは、全国、世界中、どこにも数々あると思いますが、八戸の海の青、空の青も、格別の美しさがありますね。
 あなたが、「はっと!」目が覚めるような……といってくれた、八戸の風景の下に身をおいていて、一瞬、これは、かつて北国にあこがれた、大阪の青少年だったわたしが見ている深い深い夢なのか? いや、それとも現実なのか?と、頭がクラクラすることがあります。
 「かれこれ30年前」……というと、わたしが、根岸→根城→白銀……に勤めていた頃ですね^^;^^;^^;。
 メチャクチャセンセだったので、ホンマに申しわけなかったと猛省していますけれど、……だれにも染まらず(←これ、相当、ムリをして)、孤高に、(いや、「孤高」だとちょっと立派すぎるから、ま、「孤独」にしておきます……)孤独に「西」に向かって人生を旅していくことを夢みていた頃ですね。
 今でも、根城城址の表門(城門・広場入口)から本丸に向かって(東から西に)歩いているとき、当時の「西への思想」を思い出します、いや、同化している自分に気づきます。

 


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