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◆永江朗『インタビュー術!』(講談社現代新書)
「2002年7月のスケジュール表を見たら、1ヵ月にインタビューした人が15人。8月は9人。大雑把に年に100人として、20年弱で2000人? まさか。でも、半分としても1000人の人に話を聞き、データ原稿を作り、記事にしてきた。(中略)人の話を聞いて、それを文章にする。(後略)」
さらに……。
「原稿にするときは、省略された主語を補い、脱線した文を括弧にくくり、ときには語順を入れ替え、あるいは句読点を入れて文にする。2つ3つの文をバラバラに解体して、別の文にすることもある。文そのものの順番を変えることもある。」
似たようなことは、わたしもやってきた。
しかし、永江氏とわたしには大きな違いが2点ある。
(1)「年に100人」。扱う数が違う。これには脱帽だ。
(2)伝える努力は、永江氏もわたしも同じだ。
しかし、伝わったかどうか……の突き詰め度合いは、永江氏のしつこさには遠く及ばない。
こういう人から文章を学びたいと思う。
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