京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

近所の紅葉

2014年11月15日 05時28分24秒 | 社寺・和菓子
京都市内、それも観光地の真ん中に住んでいると、どうも紅葉してきても「あっ、そう・・・」と思ってしまう。
きっと他府県から見たら、「すごい!いいなぁ!」となるのでしょうね。


↑本日の写真は、昨日の智積院風景

住んでいる人間にとって、結構交通停滞や観光客が鬱陶しく感じる時がある。
だから、普通あまり紅葉の名所に行かないのです。
ブログなんかをやりだしたからですよ。
ウロウロしだしたのは。



高校の時も休み時間、廊下から外を見ると永観堂の紅葉が見れたけど、面白くもなんとも感じなかった。あの頃の永観堂ってそれほどでもなかったけどなぁ。
桜の季節、銀閣寺門前の茶店をやっている友人のところにもよく言った。
あの頃って、哲学の道だって整理されていなかったし、観光客もいなかった。



南禅寺だってそれほど観光客がいなかった。
カレーうどん屋で行列もできていなかった。
なんであんな程度のもので並ぶんだろう・・・??



真如堂だって幼稚園の時、遊び場所だった。
永観堂は高校の隣だし、南禅寺だって小学校から遊び場所。
御所だって遊び場所。
中学になると毎日、嵐山ぐらいまで自転車で走って遊びに行っていた。
宝ヶ池もそうだ。
たまに鞍馬寺ぐらいまで、自転車で登って行った。



結婚当初は、二条城の側のマンションだった。
五条大橋のあたりにも住んでいた。
辨慶うどんだって屋台だったし。
いまは、清水寺の舞台から南の方にある山の当たりに住んで居る。
清水寺の夜間拝観の終わりの境内放送が聞こえてきます。



観光地に住むというのは、観光不感症になるのかもしれない。
他府県の観光地に行っても、まともに観光したことがない。
早く家に帰りたくなります。
そんなものです。
社寺がいっぱいありすぎて有り難みが全然ないです。



今日の写真は、市バスに乗るためにこれだけの風景が見られるのです。
もうかなり紅葉しています。
でも人がいない。
みんな、近くの国立博物間の「鳥獣戯画」を見るためにならんだはります。
ご苦労さんなことです。
私は並んでまで見ませんね。
二時間待ちなんだろうです。
智積院の境内で二時間、ボーッとしていた方が健康的だと思うな。


↑長久堂「渓紅葉」


↑上用、こしあん

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
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