今週は、鍼灸の日でした。
鍼を刺してもらいながら、落語の『地獄八景亡者戯(じごくばっけぇもぉじゃのたわむれ)』の話をしていた。
『地獄八景』というても、ほとんどの人はわかりませんよね。
落語をかなり聴いている人でないとわからない。
江戸時代ぐらいからある噺らしい。
↑治療後の鍼
地獄に行く噺なんです。
そんな縁起の悪いという人もいてはると思いますが、面白いんですよ。
知らない人にとっては、本日の記事は、なんのことかわからんやろな・・・。
でも書きます。
二人で盛り上がったんですから。
↑こんなのが刺さっていたと思うと愛おしくなりませんか?
最近の若者には、わからない用語満載の落語だと思います。
だいたい地獄極楽というのがわからないかも。
我が家の子供だってわかっていない。
まあ、地獄は行ったらヤバイ所だとはわかっているだろうけど。
落語では、人間が死んだら、閻魔庁に行ってお裁きを受け、地獄に行く亡者と極楽に行く亡者に分けられるというもの。
閻魔庁の代表が閻魔大王となっている。
六道珍皇寺の話で小野篁さんが夜に冥府通いのためあそこの井戸から地獄に行ったはったという話ですね。公務員がアルバイトしたはった訳ですね。いまなら問題になる。でもボランティアなら問題ないのかな・・・。
↑紫式部
地獄極楽・・・昔は、よかったですね。子供に「嘘ついたら閻魔さんに舌を抜かれるで」といわれて育ったものです。いまは、大きい会社でも偽装なんて普通にやったはる。子供から大人まで弱い人を虐めたりする。人の傘や自転車を平気で持って行く。電車で付け睫毛をつけたり、入れ歯を固定したりする。目を入れたりしたはった。あれはコンタクトレンズか・・・。
この世が地獄化してきましたね。ひょっとして我々は地獄別館に住んでいるのかもね。
↑紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」(西暦1000年頃の人)にたとえたそうです。ほんまに平安美女だったんやろか・・・。ひょっとしてお多福系だったかも。
鍼灸治療中、岡田先生に「あんたやったら、針の山にいかされても大丈夫やね。針(鍼)は得意やしね。お灸もするから灼熱地獄もありまもね」
これは、『地獄八景』の最後の方のエピソードで、医者と山伏、歯抜き師と軽業師の四人が地獄に送られ、各々の地獄をクリアして行くのです。
針の山で軽業師が三人を抱え、針の山を登っていくんです。
このエピソードのことでそう言ったんです。
↑この実、食べても問題ないらしい。次回見つけたら食べて見ようっと。
「血之池地獄は、別にいいけど、肝炎ウイルスが怖いね」と京男。
地獄で肝炎になったら生きるかもね。(死んでいる状態なんで、地獄で死んだら「生きる」訳です。三途の川の鬼の船頭が「コラッ!はまったら生きる」と言うのがあります。みなさん、もし良かったらお試しください。臨死体験で済むかも。
でも帰って来たら焼き場の中なんてのもちょっといややね。
↑本家玉寿軒「紫式部」
桂米朝さんの『地獄八景亡者戯』の最後で、医者と山伏、歯抜き師と軽業師の四人が人呑鬼(じんどんき)のお腹の中で暴れるんです。
そして「さげ」になります。
閻魔大王に人呑鬼が泣いて言います。「もう大王様、あんたを呑まなしょうがない」と。
閻魔大王「わしを呑んで何とする?」
人呑鬼「大黄(だいお~)飲んで、下(くだ)してしまうねやがな」
↑上用、白こしあん
聴くとなんのことかわからんだろうなぁ・・・。
大王→大黄→生薬で大黄は便秘の薬なんです。
もう、これがわからない。
古典落語ってやりにくいですね。
よほど現代風にアレンジしなくちゃ。
大笑いしながら(いつもか)岡田先生に針灸治療をさてもらっていました。
写真と文章が全然違う・・・いつものことか。
すんまへんなぁ・・・。
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
Twitter→@kyo_otoko
鍼を刺してもらいながら、落語の『地獄八景亡者戯(じごくばっけぇもぉじゃのたわむれ)』の話をしていた。
『地獄八景』というても、ほとんどの人はわかりませんよね。
落語をかなり聴いている人でないとわからない。
江戸時代ぐらいからある噺らしい。
↑治療後の鍼
地獄に行く噺なんです。
そんな縁起の悪いという人もいてはると思いますが、面白いんですよ。
知らない人にとっては、本日の記事は、なんのことかわからんやろな・・・。
でも書きます。
二人で盛り上がったんですから。
↑こんなのが刺さっていたと思うと愛おしくなりませんか?
最近の若者には、わからない用語満載の落語だと思います。
だいたい地獄極楽というのがわからないかも。
我が家の子供だってわかっていない。
まあ、地獄は行ったらヤバイ所だとはわかっているだろうけど。
落語では、人間が死んだら、閻魔庁に行ってお裁きを受け、地獄に行く亡者と極楽に行く亡者に分けられるというもの。
閻魔庁の代表が閻魔大王となっている。
六道珍皇寺の話で小野篁さんが夜に冥府通いのためあそこの井戸から地獄に行ったはったという話ですね。公務員がアルバイトしたはった訳ですね。いまなら問題になる。でもボランティアなら問題ないのかな・・・。
↑紫式部
地獄極楽・・・昔は、よかったですね。子供に「嘘ついたら閻魔さんに舌を抜かれるで」といわれて育ったものです。いまは、大きい会社でも偽装なんて普通にやったはる。子供から大人まで弱い人を虐めたりする。人の傘や自転車を平気で持って行く。電車で付け睫毛をつけたり、入れ歯を固定したりする。目を入れたりしたはった。あれはコンタクトレンズか・・・。
この世が地獄化してきましたね。ひょっとして我々は地獄別館に住んでいるのかもね。
↑紫色の実の清楚な美しさを、平安美女の「紫式部」(西暦1000年頃の人)にたとえたそうです。ほんまに平安美女だったんやろか・・・。ひょっとしてお多福系だったかも。
鍼灸治療中、岡田先生に「あんたやったら、針の山にいかされても大丈夫やね。針(鍼)は得意やしね。お灸もするから灼熱地獄もありまもね」
これは、『地獄八景』の最後の方のエピソードで、医者と山伏、歯抜き師と軽業師の四人が地獄に送られ、各々の地獄をクリアして行くのです。
針の山で軽業師が三人を抱え、針の山を登っていくんです。
このエピソードのことでそう言ったんです。
↑この実、食べても問題ないらしい。次回見つけたら食べて見ようっと。
「血之池地獄は、別にいいけど、肝炎ウイルスが怖いね」と京男。
地獄で肝炎になったら生きるかもね。(死んでいる状態なんで、地獄で死んだら「生きる」訳です。三途の川の鬼の船頭が「コラッ!はまったら生きる」と言うのがあります。みなさん、もし良かったらお試しください。臨死体験で済むかも。
でも帰って来たら焼き場の中なんてのもちょっといややね。
↑本家玉寿軒「紫式部」
桂米朝さんの『地獄八景亡者戯』の最後で、医者と山伏、歯抜き師と軽業師の四人が人呑鬼(じんどんき)のお腹の中で暴れるんです。
そして「さげ」になります。
閻魔大王に人呑鬼が泣いて言います。「もう大王様、あんたを呑まなしょうがない」と。
閻魔大王「わしを呑んで何とする?」
人呑鬼「大黄(だいお~)飲んで、下(くだ)してしまうねやがな」
↑上用、白こしあん
聴くとなんのことかわからんだろうなぁ・・・。
大王→大黄→生薬で大黄は便秘の薬なんです。
もう、これがわからない。
古典落語ってやりにくいですね。
よほど現代風にアレンジしなくちゃ。
大笑いしながら(いつもか)岡田先生に針灸治療をさてもらっていました。
写真と文章が全然違う・・・いつものことか。
すんまへんなぁ・・・。
和菓子 | |
中村 肇 | |
河出書房新社 |
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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