この日は独りのランチだった。
よく考えたら20歳代から独りで食事をするのが好きだった。
「味気ないでしょ」とよくいわれます。
そんなことはないのです。
昔は、味を覚えることに必死だったからです。
余計な会話をすると気が散る。
味を憶えるのは結構パワーがいるものです。
成分をじっくり分析していくのです。
そして頭の中でシュミレーションしていく。
↑おの日のランチは、三条河原町上がった西側にある「ケララ」。ここは2階なんです。階段をのぼらないと行けないのですが、エレベーターがあります。必要のない人は、階段をあがっていきましょう。レジの横にエレベーターのドアがあります。
時々、料理の説明をしたりするサービスの人間がいる。
あれは余計なお世話なんですよ。
そんなこといわれなくてもわかる。
食べている時の邪魔をしないで欲しい。
↑トマトスープ
料理と対話するのですよ。
すごく色んなことを教えてくれる。
料理をしている人の精神状態までわかります。
怖いでしょ。味にでるのです。
プロならどんな状態でも味は一定にしないといけないのですが、普通の人間ではそうはいかない。精神的に鍛えられた人が調理人をしている訳ではない。
まあ、どんな商売でもそうです。
↑ナンで覆い被さっているのがこのお店の特徴かな?ちょっと折りたたんで左の皿に移動させましょう。
最近、ネットの通販でよく買い物をします。
結構、電話をしてみたりする場合がある。
電話をして見るとその会社が明確にわかります。
ホームページのシステムやデザインは、優れているけど会社の中身がマニュアル通りの会社がある。電話で話すとすぐにわかります。
読字障害ということで、「聞く」ということに敏感なんです。
「見る」や「匂いを聞く」というのも「肌さわり」なんかも敏感。
↑ナンのしたには、美しい料理が登場。至福の時。
音がすごく疲労の原因というのも実感します。
年齢のせいもあるのだけど、甲高い声はとても辛い。
デパ地下の売り子さんの声や、子供が愚図ったりするのも辛い。
子供が本気で泣くのは平気なのですが、親や周囲の反応を見ながら泣いているのは嫌いです。
若い女性の声も辛い。だから若い女性がお遊戯をしているのも苦手だ。
そういえば我が家の女性陣はみな声が低い。
↑チキンカレー
こんな京男でも孫ができたら可愛いと思うのかな・・・。
自分では、想像できない。
小さい子供と一緒に食事をするのは、イライラするだろうな。
我が家の子供たちは、イライラしなかったように思う。
それはそういう風に京女と育てたからだと思う。
あまり愚図らせなかった。
泣くなら本気で泣け!甘え泣きは許さない。そんなのを許していたら子供4人は育てられない。いまでもそう思う。私が偉いのではなく京女が偉いのだと思う。
↑野菜カレー
話しがかなり逸れました。
インド料理に戻ります。
このお店は三条河原町上がった西側にある「ケララ」。
ここもいまとなっては古手になりました。
ここは、ランチしか来たことがないかも。
↑デザートのヨーグルト。これがキュウリのライタだったらなぁ・・・
この大きな銀色の円いおぼんはターリー皿といいます。
お盆にのっている小さなお椀カトリにカレーソースが乗っていて、サフランライスやサラダ、タンドリーチキン、サモサなんかがのっている。
↑サモサ
このターリー皿での料理の食べ方をご存知ですか?
今回は、邪魔くさいからしなかったけど、本当は、ターリー皿からカトリをカーリー皿から外に取り出す。勿論ナンは外に置いておく。今回は、取り皿を持ってきた。
安い方の時は確かなかった筈。
するとターリー皿が広くなります。
この広くなった部分で色んなものを混ぜて食べるのです。
カレーソースやサラダ、ライスなどを混ぜて、味を楽しむのです。
インド料理は、混沌とした味の方が美味しいように思う。
意外な出会いが感動を生む。
日本の食事システムでは、あまりやらないことです。
↑サモサの中身は鶏ミンチかな?
こんなことをやっていると独りでも十分、料理を楽しめます。
長男ぐらいの歳の時、よくやったのは、独りで思い切りいいレストランに行って食事をするというのがありました。
店の雰囲気がヒシヒシと迫ってきます。
その雰囲気と自分の内なる雰囲気と闘わせるのです。
そのためには、マナーや料理について詳しくなくてはいけません。
メニューを見て、自分の食べたいものを組み立てる。
サービスの人間と対等に話し、注文する。
優秀な店なら、客が食べているのもチャンと見ている。
その視線で自分を磨くのです。
この作業をデートなんかではできないのですよ。
相手の女性の意向をくみ取らないといけないですからね。
ゲームが複雑になります。
相手は小食で食べ物を残したりしたら困ります。
こういうことを考えると自分が楽しめない。
それと一人と二人では予算が倍になりますね。
一人で二回来る方が味を覚える機会が増える。
20歳代は、そんなことを考えていました。
いまもその習慣が残っているようです。
↑タンドリーチキン
それからケーキなんかもそうです。
京男は、パティスリー的なお菓子はあまり興味がない。
どちらかというとフランス料理のデザートの時のケーキが得意。
でもウイーン菓子やドイツ菓子は独学で研究しておりました。
ケーキの味を研究する場合は、飲み物は水です。
紅茶や珈琲を飲んではいけません。味が分からなくなります。
和菓子はどうかって?
残念ながら作ることに興味はないですね。
なんかとりとめのない内容になってしまいました。
でも書き始めたら、つぎからつぎえと書きたいことが浮かびます。
面白いなぁ~。
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は
1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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