本日の記事を書き直しました。
昨日大阪から帰ってきて疲れた状態で記事を書いていたのです。
自分の本ということで、かなり遠慮していた感じですね。
どうでもいい中華丼の写真をいれたりして・・・。
朝、自分で見てビックリしました。
「あんたさん、何を遠慮している!アホと違う。この本を自分だけで作った訳じゃない。出版社の方、デザイナー、印刷のスタッフに対して失礼だろ!」と自分の眞我の方からクレームが入りました。
なので作った思いを書いておきます。
↑これが出版した本です。『和菓子』中村肇著(河出書房新社)
この本は、ブログをはじめてから7年分のエッセンスの一部です。
和菓子や風景の写真は、まだまだあります。
この本を見ていると一つ一つのページが懐かしい。
できるだけ丁寧に写真を撮ったつもりです。
↑結構分厚いんです。持った感じがドッシリした。
生菓子を撮る時に決めていたことがあります。
1.自然光で撮ること
この自然光は、刻々と変わります。朝は青っぽく、午後は赤っぽい。
なかなかうまく撮らせてくれません。
しかも生菓子の場合、乾燥してくると色がドンドン褪せてくる。
いかに素早くここに帰り、撮影するのかです。
2.和菓子を切った写真も撮る
生菓子は、あまり馴染みがないお菓子です。
お茶席など密かに食されることが多い。
だから外人的な目線なんです。
「中は、どうなっているの?」と素朴な好奇心を持ちました。
だからカットして撮影しています。
着る場合、失敗は許されない。高い生菓子を複数買えないですから。
だからいまだに気合いで薄刃のフィレナイフできります。
切られる生菓子も気付かないぐらいの速度で。
ピアノ線や糸で切ればいいというご意見もいただいたのですが、いまだに一刀流に拘っていますね。
1カットの写真の背後には、30カットぐらいの写真があるのですよ。
たくさん撮影するとグッタリします。
お店の方にとっては、カットした写真を出されるのは不快でしょうね。
でも素人からするととても興味があることなんですよ。外国の方からすると特にそうです。
Q:なぜ、生菓子や和菓子なのか?
A:日本には四季があり、それを表現している生菓子や和菓子は素晴しい。その素晴らしさを知って欲しかった。日本人の感性はこんなに素晴しい。
特に京都の生菓子の場合、具象的な表現とネーミングがいい。それが京都の菓子職人の心意気で、それを表現するために技を日々切磋琢磨しておられる。それをすこしでも知ってほしい。
グローバル化云々といわれる。海外で「あなたは日本人なのですか?日本の良さはなんですか?」と質問されて、答えられないようでは国際人として恥ずかしい。「日本はこんなに素晴しい文化をもっている」と胸を張って言って欲しいのです。
この本は、それが言いたいのです。お金儲けだけの国になって欲しくないのです。
日本の良さっていっぱいあります。
Q:なぜ英語並記なのですか?
A:この本は当初、海外で出版する予定だったのです。日本人よりきっと日本の美を感じてくれるだろうしね。海外出版に関しては、御縁があれば出したいと思います。日本にはこんなに素晴らし感性があるんだ!と知らせたい。外交下手で経済だけが日本じゃないですしね。ちょっと悔しいですから。
↑宝船と共に船出します~
さきほど、出版社の方とお話ししました。
もう書店の店頭に並んでいるそうです。京都では、京都本のコーナーに置いてあったそうです。もう完売している書店もあったそうです。あまり安くないから置いてある部数が少ないのもありますけど。書店で平積みしてあったら思わず手に取りたくなるデザインだと思います。
「京都本」コーナーか京都市内の書店では、なぜか京都本コーナーがあるのです。京都の人でも京都本に興味あるのかな・・・。まあ美術書よりは近づきやすいですね。
最悪なのはグルメ本と勘違いされることです。昨今のグルメ本は嫌いです。もちろんテレビのグルメ番組もあまり好きになれません。芸人が「うまい!」と言っても信用できないですから。B級グルメやゴミ箱料理、行列云々も好きになれない。
和菓子 | |
クリエーター情報なし | |
河出書房新社 |
この本ができたのは、このブログを見に来てくださっている皆様のおかげでもあります。
あらためて御礼申し上げます。
Amazonのリンクを暫く貼って置くことにします。
できればAmazonの書評を書いてくださると嬉しいです。
Twitter→@kyo_otoko
おめでとうございます~。
Amazonの書評ですね、よーし・・・と思って「あ、まず本を買わなきゃ」ということに思い当たりました。
>もしお菓子のところに置いてあったら美術書のコーナーに移動させて置いてください。
両方に置いてあったら尚オッケーですよね。(笑)
本の写真が美しいのはよく分かります。
私が何かを探す時は大抵グーグルの画像から探すんですが、
京男さんの和菓子の写真「そこだけスポットライトが当たってる」みたいに見えますから~。
全然関係ありませんが、今日は私の誕生日なのでちょっと余計に嬉しかったです。(笑)
美術書のコーナーを探して見つからなかったら和菓子のコーナーを探します(^-^)
御苦労さまでした。
私の本も誕生です。昨日は狼狽えて記事がピンぼけでした。いま書き直しておきました。
この本は、海外でも出版する予定なので英語も併記してあります。日本より海外の方が注目してくれるような予感がします。まあ、現在の日本人も外人みたいになってしまっていますけど。
昨年末から弁財天と御縁があるのは、この本の関係かもしれません。もう京都の書店では置いてあるそうです。京都本コーナーらしいけど・・・。
もう昨日から京都市内の書店で平積みしていたそうです。コーナーが「京都本」らしい。四条の大垣書店はもう完売らしい・・・。
ご覧になってください。甘いものが苦手なすーさんでも大丈夫!
「中村肇著」と言うのは初めてかな・・・
7年以上に亙るブログの集大成、京男さんでなければ成し得なかった事だと思います。
京都の、日本の美意識を語るに和菓子という着眼点は素晴らしい。それは今までブログでも感じさせてもらいました。
装丁もシンプルで重厚、中身を見たくなりますね♪
海外出版も実現するよう願います。
意外でしょ。ゴーストライターとしては、12冊ぐらいつくっています。今回、内容が簡単なので文章的には楽でした。英文に翻訳された方は大変でしたけど。
この本を出すと次のアイデアが次々でてきます。だから出してよかったかもしれませんね。
五分前ぐらいの電話で買いましたと連絡をもらいました。ありがたいことです。きっと外国の方が受けるような気がしますね。
まだ、手にとって見せて頂いてはいませんが・・・。
装丁、素晴らしいです。
某ブログで酷評されている、花びら餅解剖学図譜の某赤い方の本とは雲泥の差だと思います。
是非、買わせて頂きたいです。
ではでは
すべての関係各位がベストの仕事をしてくれました。
印刷は業界的にいうとかなり凝って作り方をしています。私だって花びら餅をめくった写真が入っています。素人の好奇心でやってしまいました。素人の代表なので許してもらうしかないです。きっとめくってみたくなりますから。
本をだしてしまうと気分的にすっきりしました。書店でみかけたら手にとってみてください。重さだけはズッシリと重厚感がありますよ。