先週の父親との外食。
いつもと違い
京大病院ライナーという京都駅八条口〜京大病院直通路線バスに乗って来た。
降りたのは「河原町御池」。そこで私が到着を待っていた。
京都駅八条口から京大病院直通路線バス・・・よく考えたら面白いと思いました。
病院へ直通!?
清水寺へ直通バスができたら、お寺に直通となる。
京大病院から清水寺へ直通なんてのも面白い。
清水寺から大谷本廟へ直通なんてのもありか・・・。
このバスの良さは、観光客と病気に用事のある人と分けることができるという点です。走るルートもできるだけ道が車で混まないルートを走る。
現時点では、必ず座れる点。悪い点は、専用のバスなのに有料!他の病院のシャトルバスは無料なのに。京大病院の診察券で乗れたらいいのに・・・。
↑焼売(シュウマイ)
父親が時間通りのバスに乗って来た。
「何を食べる?」と聞くと「京都ホテルオークラ」と言う。
「そんな大きなものは食べられない!」と京男。
よく聞くと地下にあるパンを売っていて食事が食べられるお店らしい。
そんなお店なかったと思うけど・・・。
行くとパンは売っていたけど、パンを買ってその場所で座って食べられるようなお店だった。聞くと以前は軽食を出していたそうです。
さて、どうする?「入船(京料理)」「桃李(中国料理)」「ベルカント(洋食)」という名前が出て来た。その時の私の服装が半ズボンとTシャツやった。和食や中国料理はちょっとねぇ・・・洋食は、あそこは昔のお嬢さんが多くて五月蠅い。
だいたい私はホテルが余り好きでない。サービス料を取る割りに昔のようなサービスをされたことがない。読んでもサービスの人間が来なかったりするしね。
でもブランド志向の父親はホテルがいいと思っている。
↑炸大蝦(エビテンプラ)
最終的に「鳳泉」に行くことになりました。
やっぱり実質的だと思う。
京都の中国料理は広東が多い、ひょうっとして京料理と広東料理は味の雰囲気が似ているかも。
昔、「飛雲」という店があった。その弟子が「鳳舞」「大三元」。
それと「第一楼」もあった。「大三元」や「第一楼」は、職場の近くだったのでよくランチで行きました。あの建物がなんとも中国風だった。なんでああいう建物を潰してしまったんだろう?
本日の「鳳泉」は、「鳳舞」の流れなんです。
↑叉焼麺(ヤキブタ入ソバ)
この日は、父親用に叉焼麺を注文。
ここの叉焼麺なら私でも食べられます。
私は、ラーメン屋さんが苦手なんです。
ラーメン屋さんのラーメンは、日本食の一種だと思います。
あのスープがどうしても受け付けない。
あのグラグラ煮るのが許せないのです。臭みがでますからね。
その出汁の違いを父親に解説しながら食べておりました。
↑雲耳肉片(キクラゲブタ)
もう一つ、キクラゲ。
この雲耳肉片を食べる時「キクラゲ、食べられる?」と父親に聞いた。
「堅くなかったら食べられると思う」と父。
話していると父親は、キクラゲが海産物だと思った。海のクラゲだと。
これには、びっくりした。
まあ、キクラゲがこれぐらい前面にでる料理は珍しいから、食べていても気付かなかったのでしょうね。
「キクラゲってキノコだよ」というと「え?!」と言った。
そうなんだ、知らなかったんだ。これはショックでした。
そういえば昔、サラリーマンだった頃、よく前述の「大三元」や「第一楼」で昼食を食べていた。仕事仲間といっしょに行く時もあった。
その時「キクラゲ物語」というのを即興で作り話した。
以下はその内容
「キクラゲってどうやって捕るのかわかる?あれはね。中国の揚子江の源流近くの広大な森林地帯で捕るのよ。年に一度の朔旦冬至(さくたんとうじ)の時、揚子江を大量のキクラゲが泳いでくる。ワサワサワサワサ・・・と。そして陸上を波打ちながら上陸する川辺の枝の所で雄と雌が交尾をし、卵を枝に産み付ける。その後、キクラゲは大きな木の所に登り、そのまま息絶える。そえが耳のような形で乾燥する。
その姿を見た里人が「木耳」と名付けた。
たまにアルビノ、つまり色素のない種類がいる。その白耳は、金と同量の価格で取引されたそうだ。西太后がデザートに食べていたのがこの「白キクラゲ」。
白キクラゲは漢方では「銀耳(ぎんじ)」と呼ばれ、黒キクラゲよりも薬効があると言われ肌を潤し、老化防止、滋養強壮などまさに「女性に最適な漢方食材」なんです。あの楊貴妃もこれが好物で、それが原因で国が傾いたと言われているのよ」
これを若き日の京男が広東料理を食べながら話していた。聴いた同僚が信じたのはいうまでもない。彼は、いまどうしているだろう・・・。
他にも「ヌードオイスターの話」というのもありました。
それにしても父親にはびっくりしました。
| 和菓子 |
クリエーター情報なし |
河出書房新社 |
↑京男の和菓子本が新装版になりました。
初版を出版した2013年1月26日時の記事と
新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
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