数年前の初夢で恵比寿さんが目の前で踊っているのを見た。
踊っている恵比寿さんの後ろで商品がどんどん売れている。
その夢を見ながら「恵比寿さん、私の商売理解してないな・・・」と思った。
商品を売る商売じゃないものね(笑)
それを記念して、黒柿(これも夢で見た木なんです)の恵比寿さんの像を手に入れました。
隣に大黒さんもいたんだけど、手に入れなかった。
後で恵比寿大黒は相方とわかった。そうなんだ!
恵比寿さんが漁の神さまで、大黒さんが豊作。お二人あわせて、招福、商売繁盛の商いの神ね。
以来、黒柿の展示(年に一度なんですよ)で探したけど、大黒さまとは、であわなかった。
今年やっと大黒さんを発見。来ていただいた。
大黒さんを持って松ヶ崎大黒天(妙円寺)に行き、この像に大黒天さんを魂(?)をいれてきました。
もちろん恵比寿さんは京都ゑびす神社に行きました。
話は、変わるけど「恵比寿歯」「大黒歯」って知ったハリます?
上の前歯の中央左側を大黒歯、右側を恵比寿歯っていうんやて。
この歯が欠けると金がこぼれていくと言われてます。
閑話休題
ということで恵比寿さんは相方を得て、商売繁盛に精進するのであった。
せっかく来てくれハッタので「清浄歓喜団」ごちそうしました。
清浄歓喜団の由来
略してお団と言い、遠く奈良時代遣唐使により我国に伝えられた唐菓子の一種で、数多い京菓子の中で、千年の歴史を昔の姿そのまま、今なお保存されているものの一つであります。
唐菓子とは「からくだもの」と呼ばれ、仏教と共に我国へ伝わり、天台宗、真言宗などの、密教のお供えもので、当時は、とても一般庶民は口にすることは出来ず、貴族のみに与えられたものであります。
七種の香を入れて包み、そのほのかな神秘な香は仏教で言う「清め」の意であり、八つの結びは八葉の蓮華をあらわし、形は金袋になぞらえ、たぎった上質の胡麻油で、揚げてあります。
伝来の当時は中身は栗、柿、あんず等の木の実を、かんぞうあまづら等の薬草で、味つけしたらしく、小豆餡を用いるようになったのは徳川中期の後であります。
弊店はその秘法を比叡山の阿闍梨(あじゃり)より習ったと伝えられ、月の一日、十五日を中心に調整します。勿論精進潔斎の上調進することは昔も今も変わりはございません。
お召し上がり乃斎、もう一度軽く焼かれますと一団と香味がございます。
創業元和三年(1617)亀屋清水
この清浄歓喜団は、ナントカ天さんの好物なんだそうです。
いつかの托枳尼天さんや魔王尊天さんにもごちそうしたのがこれね。
ご興味がおありの人は、京都に来られたら買ってみてはいかがでしょう。
大抵の百貨店に置いてあります。