↑神泉苑の恵方社
今日は大晦日ですね。
2013年も後一日。
あっという間の一年でした。
やり残したことが結構ある。
少しずつやろうっと。
年賀状がまだだ・・・。
今日、神道的には「大祓(おおはらえ)」という大切な行事があります。
大祓は、6月と12月の晦日(新暦では6月30日と12月31日)に行われる除災行事。犯した罪や穢れを除き去るための祓えの行事で、6月の大祓を夏越の祓(なごしのはらえ)、12月の大祓を年越の祓(としこしのはらえ)といいます。
7月から12月まで、穢れたことをしたことのない人はいいですけど・・・。
↑社殿は、その年の恵方の方角に向きを変えるんです。
京都の神社では、年越の祓をやったはります。
参加する方は案外少ないですね。
穢れていないからかな?
穢れた状態で初詣でにいかない方がいいと思うけどな。
↑京都鶴屋鶴壽庵「笑顔薯蕷」
しかも、大晦日の夜中、歳徳神(としとくじん、とんどさん)恵方の方角から各家庭にもれなく来られるのです。神様からですよ!
2014年の恵方は、「東北東やや右」となります。
大掃除をしたり門松、鏡餅を設置するのは、歳徳神対策なんです。
神様が家庭訪問するのですから家を綺麗にしておかないといけない。
またあなた自身も穢れていたら、神様から嫌がります。
誰だって汚い家に入ったり、汚い人と会うのはいやでしょ。
門松は、神様を呼び寄せるアンテナみたいなものです。
鏡餅は、来た神様が床の間近辺に鎮座するような仕掛けです。
もっというなら、1日の早朝に神様が来て、その家に定着するのに三日はかかります。その間、バタバタしないように来客を避けたり、出て行かないことです。しょうもないテレビもつけないこと。雨戸やブラインドを下ろし、静かにするのが幸運を招くコツです。
家に神様が来ているのに、初詣でなどと出て行ったらいけませんよ。歳徳神は女神さんなので嫉妬部会のです。「そんなつもりやったら、もう恵方に帰る。さいなら!」とね。
注/歳徳神さんが恵方から来やはるからと言っても、恵方に向いてガス管否巻き寿司を咥えたりしないように・・・。鬼が出まっせ。意味不明のコメントでした。
↑上用、こしあん
今年は、時々羽目を外した一年でした。
来年もどうどよろしゅうお付き合いください。
良いお年をお迎えください。
和菓子 | |
中村 肇 | |
河出書房新社 |
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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