↑清水寺善光寺堂
ここは、清水寺の仁王門の左の方にひっそりとある小さなお堂が清水寺善光寺堂(旧地蔵院)です。
鎌倉時代以前から地蔵菩薩を祀る地蔵堂でだったそうです。
如意輪観音を併祀して「地蔵院」となり、 明治の初、奥の院南庭にあった善光寺如来堂を合併して「善光寺堂」という名前になったそうです。
お寺も合併吸収というのがあるようです。
↑首振り地蔵
でも洛陽三十三所観音巡礼の第十番札所になっています。
御詠歌だってある。
「遠く見れば 天と等しき 地蔵院 参る心は 近くならん」
清水寺の仁王門は、いつも観光客でいっぱいなのですが、左にあるここは人が少ない。
ここの右にある「首振り地蔵」は、案外見逃されている。
願いを込めて首を回すとその願いが叶うという仕組みなんです。
↑本物は後ろなんでしょう
↑角張っていますね
代表的な願い方は、片思いの相手に念いを伝えたい場合、その人のいる方角に向かって首を回し願う。
すると叶うらしい。
例/片思いの相手、例えばアメリカのホワイトハウスの方角に顔を向け「日本を守ってくださいね」と願うと念いが叶うのです。
↑長久堂「川のたたずみ」
これは、よく川にいる「サギ」かな?お茶席にこういう上用は出ないかもね。面白い形ではありますが。
次回、清水寺に行くような時にやってみてはいかがでしょう。
多分、この首を回すのは、お前立ちでしょう。
本物は後ろの方だと思います。
そりゃそうでしょう。みんなが殺到したら、首が幾つあってもすぐにだめになりますからね。
↑上用、こしあん
和菓子 | |
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河出書房新社 |
↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)
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