
この間のことです。
家族でダイニングのベランダからくる虫たちの声をききながら
家族全員で夕食をしていました。
「虫の声っていう童謡チャンと知っている?」という話になった。
断片的にはわかるんですが、ようわからんようになっている。
みんなで「うーん」となった。

で、次女がネットで調べることになったんです。
少しモタモタしていました。
検索のことを理解していなんです。
で検索法をレクチャー。
一発ででました。頭領の実力を認識したか~。
これで父親の面目は果たせたぜ!

発表!
↓クリックするとBGMがなりますよ。よかったらどうぞ。
虫の声のMIDI演奏
1.あれまつむしがないている
ちんちろちんちろ ちんちろりん
あれすずむしもなきだした
りんりんりんりん りいんりん
あきのよながをなきとおす
ああおもしろいむしのこえ
2.きりきりきりきり きりぎりす
がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわむし
あとからうまおい おいついて
ちょんちょんちょんちょん すいっちょん
あきのよながをなきとおす
ああおもしろいむしのこえ
3.あれはらむしがないている
ぐーぐーぐーぐー ぐううーぐう
あれびんぼうむしもなきだした
げつまつげつまつ げーつまつ
あきのよながをなきとおす
ああおもしろいむしのこえ
でもね。「まつむし」とか「くつわむし」って知らんのですよ。
京都市内では、見る機会が少ないな。
それと欧米の人の耳には虫の声を風流という感じはないんだそうです。
騒音なんですって!日本人でよかった。

さて上生菓子を一個紹介。
長久堂「虫の声」。
外は村雨生地、中身は、紅漉し餡。きっと備中餡ベースだと思います。
「村雨ってなに?」と聞かれそうね。
・平安時代、須磨にいたという海女の通称。姉の松風と共に在原行平に愛されたという逸話は、謡曲「松風」をはじめとして、浄瑠璃、歌舞伎や映画などにとりいれられた。
・『南総里見八犬伝』に登場する架空の刀剣。村雨丸とも呼ぶ。作中の主役級人物である犬塚信乃が用い、鞘から抜くと刀身に露が浮かぶと言われることから「抜けば玉散る氷の刃」の名文句を生んだ。
いずれも違います。
「村雨」とは、秋から冬にかけて断続して、急に激しく降る雨のことを言い、俳句や短歌の季語にもなっています。
「村雨生地」とは、「高麗餅」「時雨」などとも呼ばれる蒸し生地で、荒めの通しでそぼろ漉したのを、雨に見立てて作ったものです。非常にあっさりとしていてとても口溶けがよいものです。
茶道の盛んだった大阪の泉州地方一帯では、生餡を主体とした独特の村雨生地が古くから伝えられました。
参考/村醒(むらさめ)というのもありますよ。これは日本酒の水割りの度合いを言う。村醒(むらさめ:村を出ると醒める)、庭醒(にわさめ:庭に出たら醒めている)、直醒(じきさめ:飲んだ途端に醒める)日本酒を水で薄めて商いをしていた悪徳居酒屋というのが昔あったのだそうです。落語の『七度狐』に出てくる。