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京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

オマールさん、サバ?

2010年05月31日 05時53分45秒 | 


まあ、状態をみるとサバ(Ca va)というほど、元気でもなさそうか。



さて、もう先々週の話になってしもた。
大阪に行き、食事と相成りました。
またまたアンジュへ。
この頃のお気に入りね。
この日もワインじゃなくスパーリングウォーター。



前菜は
「鶏肝と白金豚のパテ・ド・カンパーニュ 蜂蜜と葡萄の搾汁をあわせたマスタードと」
京男は、パテが好き。
大きく分厚いパテは最高。



マスタードも好き。ディジョン産を愛用しております。
マスタードガスはあまり好きではありませんが。
左上の壺がマスタード。



蜂蜜と葡萄の搾汁をまぜるのはnice!ね。
いっぱいつけて食べてしまいました。
パンにもつけていただきました。
家でもつくろうっと。



これはたこ焼きではありません。
「エスカルゴとマッシュルームのぐつぐつ焼き」
もうすぐ梅雨やね。
梅雨といえばでんでん虫、ムシ、エスカルゴ~♪



ガーリックバターが美味しい。



さて、メイン。
「オマール海老と鮮魚のブイヤベースマルセイユ風」
この日はちょっと寒かったので鍋がほしかった。



ソースがついてきます。
アイオリソース(オリーブオイルのマヨネーズにニンニクを入れたもの)
サルサ・ロハみたいなちょっと唐辛子が入っているソース
アイオリソースが美味しい。



マルセイユの「ブイヤベース憲章」では、鯛、平目、オマール海老、ムール貝類、蛸、烏賊、蟹は入れないということになっているんだけどな・・・。
まあ、細かいことはいいっこなし。
フェンネルは入っていたかよくわからない。
ブイヤベースって、世界三大スープのひとつ。
そういえばサフランがあまり利いてなかったかも・・・。
※世界三大スープ/ブイヤベース、トムヤムクン、ボルシチ
そうかな・・・大市のスッポン鍋のスープは結構点が高いと思うけど。
ソパ・デ・アホなんかもいいのに。
オニオングラタンスープやうまくつくったクラムチャウダーもいいのに。



デザートは
「すみれのブランマンジェ アーモンドのチュイル添え」
これは、洋酒が効いていて、食べた途端に顔が赤くなった。
危ない危ない。私はアルコールアレルギー。
この後、頭が痛くなった。



「アンジュ特製!!チョコレートムース」
おねえさんが大きなボールからムースをとりわけてくれた。
「いくらでもどうぞ」と。
「とりあえず、全部おいといて」と京男。
でもこんなのをいっぱい食べたら、倒れるだろうな。アルコールで。
お皿の右肩に並んでいるのは、オレンジのコンフィチュール。
なにかと思うでしょ。英国式にいうとジャム(jam)、フランス式にいうとコンフィチュール(confiture)、コンフィテューレ(Konfitüre)ね。
この場合は、オレンジの皮のママレードやね。
真ん中のは、ナッツ類を刻んだもの。
右側のがカラブリア産唐辛子やったかな?
私は七味家の七味ととっさに思たけど。
チョコレートに七味というんはためしてみる価値あるかも。

満足のディナーでした。
ごちそうさま。

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ちりめん山椒を炊く

2010年05月30日 06時29分08秒 | 


今年も山椒のシーズンがやってきた。
京都人は、山椒が好きなんです。
見ると炊きたくなる。



炊く前の山椒の掃除から始まる。
枝と実を丹念にわける。
不要な部分が結構あるでしょ。
今回の量は、掃除前で250グラムぐらいだったかな。



それをたっぷりのお湯で湯がく。
この時、塩を入れる場合もあります。
私は、いれない方法でつくります。
湯がくのは沸騰してから5分ぐらい。



湯がいたら氷水に入れます。
色をきれいになるかも・・・ということです。
たっぷりの水に山椒を入れ1時間から半日ぐらい水を時々変えなならさらします。
この水にさらす時間でピリピリを調節。
私はピリピリが好きなので1時間程度にします。

ちりめんじゃこを200グラム用意。
スーパー・マーケットだったのでじゃこを選べなかった。
理想は、できるだけ小さく大きさがそろっているしっかりした感じのじゃこがいい。
ベストは、「赤はら」というおなかに赤い子をもっていて、色が黒い目のものがいいのですが、なかなか売ってない。
下処理は、いかき(ざるのこと)にじゃこを入れ、上から熱湯をかける。
その作業を2回ぐらいする。



鍋(わが家の場合は、テフロンフライパン)にじゃこを入れ、お湯をそそぐ。
量は、ちりめんの半分ぐらい浸かる程度。

■調味料
・実山椒……大さじ8~10杯(これは好み)
・酒……大さじ4杯
・醤油……濃口大さじ5杯、薄口醤油大さじ4杯
     今回は、刺し身醤油を大さじ1杯
・みりん……小さじ5杯

というちょっと濃いめで作る。
じゃこのグレードの低さをカバーするためだったかも。

最初にお酒を入れる。
私は、この時、ほんのすこし砂糖を入れた。
味に奥行きを出したかったから。
そうそう、生姜を少し入れた。
臭みを消すという意味合い。
水分がすこし減ったところでお醤油を入れる。



水分が少なくなった時に、みりんを投入。
みりんは最初から入れないこと。
ベタベタした仕上りになります。
最後の方に山椒を投入。色をきれいに保ちたいために最後にしています。



水分がなくなったら、乾かす作業。
風にあたると色が濃くなります。



仕上りはこんな感じ。
じゃこの大きさが揃っていないな。
どうしても大きくなる。
今回はちょっと濃いめの味付けになっています。
つくってからしばらくすると味がなじんで美味しくなる。
今回のものは、大根おろしにトッピングするといいだろうな。
この程度のものです。
自分で作ってみてはいかがでしょう?

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ミドリのチカラ

2010年05月29日 05時00分51秒 | 社寺・和菓子


新緑の東福寺の続き。
この時期の東福寺は緑色でいっぱい。
わが家みたいに山の緑の匂いはしないけど、
鮮やかな緑色は心身をリラックスさせてくれる。





人間も自然の一部なんだと自覚する瞬間かも。
色彩心理的にいうと緑色は安らぎと精神を安定させる。
でも木の芽時期に精神のバランスを崩す人もたくさんいるな。
街を歩いていてもちょっと雰囲気が変な人をみかける。





ボーッとして歩いている人や車が多いのもこの時期。
新入生や社会人一年、転勤や昇進など変化があるのもこの時期。
きっとストレスも多いんだろうな。





今年のように天候が激変するような年はよけい心身に負担が多いんだろう。
こういう時期は、朝早く起きてすこし散歩するのもいいかも。
適度な運動で体内にたまった陽気を発散しておかないと
夏になり身体が冷えてしまいます。
夏の体調不良の新芽はいまのうちに摘んでおきましょう。


↑紫野源水「青楓」


↑薯蕷製、小豆こしあん

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青もみじ・・・東福寺

2010年05月28日 05時14分13秒 | 社寺・和菓子


ここは、東福寺の臥雲橋(がうんきょう)。
紅葉の時は、すごい人なんです。



実は通天橋から見る紅葉より、この臥雲橋からの紅葉の方がきれいなんです。
この橋は、重要文化財。
しかし生活の橋でもある。
さすがにバイクでは通らないけど(押して渡る)、地元の人は通ります。
紅葉の季節は通学や通勤が大変だろうな。



新緑から深緑にかけての青もみじ状態がすごくきれい。
もちろん紅葉もきれいだけど。


↑向こうに見えるのが通天橋



私はこの時期が好きかも。
生命が輝いて見えるものね。



ここは、通天橋への通路。
深緑がすごくきれい。





通天橋は、仏殿から開山堂(常楽庵)に至る渓谷(洗玉澗、せんぎょくかん)に架けられた橋廊です。
天授6年(1380)、春屋妙葩(しゅんおくみょうは、普明国師)が谷を渡る労苦から
僧を救うため架けたとつたえられ、歩廊入口には同国師の筆になる「通天橋」の扁額をかかげてある。


↑向こうに見えるのが臥雲橋



南宋径山(きんざん)の橋を模し、聖一国師が通天と名付けました。
その後、第四十三世住持、性海霊見が修造し、長廊を架したともいわれますが、
その後も幾度か架け替えられ、現在のものは、昭和34年(1959)
台風によって倒壊したものを昭和36年(1961)に再建された。
この橋が東海するってすごかったんだろうな。


↑長久堂「青葉風」


↑うるじ製、備中白こしあん

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まあ、安定感はあるわな・・・三柱鳥居

2010年05月27日 05時50分06秒 | 社寺


ここは、木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)。
桜のシーズンに行ったのがバレますね。(笑)



通称、木嶋神社(このしまじんじゃ)、また、本殿東側に織物の始祖を祀る蚕養(こかい)神社があることから蚕の社(かいこのやしろ)と呼ばれている。
三柱鳥居で最近知られています。

蚕(かいこ)って「天」の「虫」と書くのに感心してしまいました。





主祭神は、天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)で、天(高天原)の中央に座する主宰神という意味である。宇宙の根源の神であり、宇宙そのものであるともされる。
他に大国魂神(クニタマシン)・穂々出見命(ホオリノミコト)・鵜茅葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)がお祀りされています。
大国魂神→大国主、穂々出見命→山幸彦、鵜茅葺不合命→山幸彦の息子





『古事記』で、天地開闢(てんちかいびゃく)の際に高天原に最初に出現した神。その後、高御産巣日神(タカミムスビノカミ)、神産巣日神(カミムスヒノカミ、カムムスビノカミ)が現れ、すぐに姿を隠したとしている。この三柱の神を造化三神といい、性別のない「独神」(ひとりがみ)という。
おそらくビックバンの時、姿を消した反物質、最近、言われ出したダークエネルギーのことを指しているのかもしれないな。







だから、この三柱の鳥居の真ん中は、宇宙の根源に通じる入り口か、根源そのものをあらわしているような気がします。
かなり独断と偏見の解釈ですが。



性別のない「独神」というのに注目。
性別のない神さまというのは、元人間でないということ。
神道の神さまたちは、結構性別がありますね。
それとは次元の異なった神というか本当の神ということになる。
西洋的にいうなら創造主。
分子生物学者の村上和雄教授的にいうとサムシング・グレートね。



こういう存在に「いい彼ができますように」とか「宝くじが当たりますように」と願いをしても通じないだろうな。
そういう願いは、元人間の神さんに頼む方がいい。
ただ、元人間なので人間的な感情もある。お礼はしっかりしないとね。
また、どなたが祀ってあるか知らないで願うのも、怒られる原因になるだろうな。
年に一回ぐらいしかいかないで、10円玉のおさい銭で「宝くじをよろしく!」なんて言ったら、私が神さんなら宝くじというより雷をあてるな・・・。
日ごろからマメに通っておつき合いをしておいて、願うのが筋でしょ。
ああ、いつも来ている○○だな。なになに宝くじか。わかったとなる。
それが元人間的反応じゃないかな。

※おまけ



招福亭を発見!
昔々、東洞院錦上ルのお店はよく行ったな。
カレーうどんと茶そばで有名だった。
冷やしカレーそばだったかな。そんなのもあった。
現在は、新町六条と宇治、そしてここの三軒あるようです。
カレーうどんファンの人行って見てください。
私は新町に行ったことがあります。
味は同じでした。

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目に青葉・・・

2010年05月26日 04時44分10秒 | 風景・和菓子


「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」
これは江戸時代の俳人、山口素堂の俳句。
正確な引用としては、「目には青葉 山郭公 初松魚」です。
ただ語呂が悪いので「目に青葉」となったようですね。



京都に住んでいると初鰹といわれてもあまりピンとこない。
私自身、初物というのは珍重しないからかも。
iPadが話題になっている。
「あなたのことだからiPadをもう予約したの?」と聞かれた。
Appleの初物は痛い目に合うから手を出してはいけないというのが、
昔からの主義。
絶対不都合がでるもの。
しかも使う用途がピンとこない。
ワコムの液晶ペンタブレットみたいな用途にも使えるなら便利だろうけど。
電子出版が読めるというだけではまだ欲しくない。
最近、本は本屋で立ち読みということにしている。
30分もあれば単行本なら読めるし。
そのために速読を学んだことだしね。



いまのiPhone3GSだって、寝ころびながらメールをチェックすると重たいし。
きっとiPadは無理だろうな。
顔に落下したら洒落にならん。



なんか話が脱線した。
青葉か・・・台湾料理の田鶏(カエルのこと)が食べたくなってきた。


↑長久堂「夏嶺」



京都では、想像できない雄大な山。
それを生菓子にしたのかな。
青がちょっと派手やね。


↑こなし、赤こしあん

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牛さん・・・

2010年05月25日 04時45分09秒 | 社寺


口蹄疫で宮崎がひどいことになっている。
国の対処が遅れは厳しいね。
そろそろ日本もブランド牛という風な不自然な肉を食べるのをやめた方がいいというメッセージかもね。
私はどうもあの霜降りブランド牛は苦手。
京都市内でも有名なすき焼き屋さんがあります。
およばれで行って、びっくりしたことがある。
鉄鍋に脂をひき、その上にザラメ糖をバラバラとひいて(あの時のザラザラという音がいまだに忘れられない)、
砂糖が飴状になったところに霜降りの薄切りをのせ、その上から醤油をかける。
そして溶き卵でいただく。
やっぱり苦手やな。


↑なんか下心がある手やね



牛はやっぱりステーキがいいな。
塩と胡椒で食べるのが、もちろんレアね。



あの口蹄疫で殺処分ってひどいな。
生命というのを法律で決まっているからと殺すのはひどいな。
人間だったらどうするんだろう?
やはり法律で決まっているから・・・と処理するのかな。
いつか人類が他の動物から巨額な借金返済を迫られることになるだろう。
牛さんや豚さんの処理する死体の山をニュースで流した方がいいかもしれない。
でないと、ことの重大性を国民は認識しない。
普通の国民は、輸入牛肉しか食べてないからあまり重大性がわからないかも。



長岡天神の境内にある八條茶屋。
時報のかわりに人形が出てくる。



曲が「とおりゃんせ」
ちょっと怖かった。
「~行きはよいよい 帰りは怖い 怖いながらも とおりゃんせ とおりゃんせ」
なんか怖いですね・・・。

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杜若の花言葉は「幸運」だって

2010年05月24日 05時10分13秒 | 風景・和菓子
杜若(かきつばた)は、古くは「カキツハタ」と清音だったそうです。
カキツバタの語源は、花汁をしぼって衣に染めるための染料としていたところから。
「カキツケハナ(掻付花)」「カキツケバタ(書付花)」からきたという説が通説。
染料にしていたのか。
そういえば小学校の時、ムラサキツユクサで紙とか布を染めて遊んでいたっけ。
最近の子供はそんな遊びはしないかも。



漢字の「杜若」「燕子花」は漢名、中国の名前の借用だけど、
中国で「杜若」はツユクサ科のヤブミョウガを指し、
「燕子花」はキンポウゲ科ヒエンソウ属の花を指すそうです。
どこで誰が勘違いしたんやろね。



花言葉は「幸運がくる」「幸運」「雄弁」。
幸運か・・・ジイッとただ来るのを待っていても来ないかも。
ひょっとして十分幸せなんかも知れへんね。
ただ気付いていないだけかも。
本物の幸運は、たいてい忍び足でやってくるから。


↑紫野源水「かきつばた」


↑煉切製、白小豆こしあん


↑総本家駿河屋「あやめ」


↑煉切、黒こしあん

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370年ぐらい前の石切り跡・・・清水寺

2010年05月23日 06時45分04秒 | 社寺・和菓子


清水寺の境内を歩いているとお堂の裏が気になった。
表側はたくさんの観光の人でいっぱいだけど、お堂の裏にまわると静か。
当たり前だけど。
フト、石垣を見ると石の表面に筋がいっぱい。
そうなんだ。
石を切り出した跡なんだ。



清水寺は創建は、宝亀9 年(778)あたりなんだそうです。
それ以来、9回も火災にあった。
一番最近の火災は、寛永6年(1629)なんだそうです。
寛永10 年(1633 )、徳川家光の寄進により再建されたものである。
他の諸堂も多くはこの前後に再建されている。



だからこの石垣は、377年ぐらい前のもの。
その時、どこの山かわからないけど、
石工さんが石を切り出して清水寺にきたんだろうな。
そう考えると不思議な気持ちになります。



私の先祖も清水寺に来て、同じように不思議に思ったかも。
これから数百年後にも、子孫が清水寺に来て、
不思議な気持ちになるのかな・・・。
生命は連綿として続いている。



清水寺のような施設はきっと後世にも同じ形で残っているんだろうな。
2000年の時、新聞に載った記事に、清水寺が北山を購入し、桧を植えたというのです。「なぜ?」という記者の質問に「200年後に舞台を立て替える時に桧が必要」と。
考えてみたら当たり前のことなのですが、すごいと思う。
少なくとも数百年先のことを考えている。
はたして、国や大企業のトップたちは、数百年という時間の単位で考えているだろうか。
目先の景気や売上、選挙に惑わされていないだろうか。



いま、数百年の単位で考えなければいけない時期がきたのではないかな。
この石垣をみて思った。



踏み出す一歩一歩は確実に足跡を残したいな。
※写真は京男の足跡ではありません。念のため。


長久堂「風薫る」


こなし、備中白こしあん

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うどんで雅満(がまん)の日々・・・

2010年05月22日 04時29分33秒 | カレー


ケララに久しぶりに行く。
この時は、京女と二人、お墓参りの帰りだった。
結婚前、デートといえばたいてい京女の好みでうどん屋さんだった。
結婚前の弱みかだったかな・・・。
結婚してからは、京男好みの食事に無理やり連れて行くようになったけど。
うどん屋といっても、権兵衛や権太呂、大黒屋だから安くないんです・・・。(悲)
私は「おかず喰い」で麺類は食べなかった。
だからおかずというか、お酒のつまみのようなものを食べていたんですよ。
いまも、あまり積極的に麺を食べないのは同じかも。
人前でズルズルと麺類を啜るのがどうも恥ずかしい。
※京男の場合、「我慢」を「雅満」と書いています。
「我(エゴ)が満ちる」ってなんかいい感じがしない。「雅(みやび)が満ちる」方がいいでしょ。


↑本日のスープ

しかも、デートは京女にずっと車で迎えに来てもらっていたし・・・。
そうなんです。彼女は車を持っていた!
ハンドルを握っていないから主導権が京女にあったんです。
しかも、彼女は京都を出たがらない。
思いっきり京都の子やね。それはいまもあまり変らない。
当時の私といえば、神戸方面が多かったし、料理はフランス、イタリア、スペイン、台湾、インドネシア、ベトナム、メキシコ、タイ料理が好きだった。
水と油みたいでしょ。
当時はちょっと苦労しました。
結婚してから、めでたく、京女は嗜好の領域を広がりましたね。
いまは、ほとんど同じかも。
お嬢様だったから料理を作れない。だからいちからお教えしました。
鍋やナイフ類(和洋中華合計20本)は、私のお婿入り道具。
貴重なティーポットとかカップはまだ実家に置いてあります。
料理の本やレシピメモとかはまだ実家の書庫に眠っております。


↑ナンがドーンと乗っているのがうれしい。撮影の時、左手にナンをもって右手でデジカメ。ちょっと悲しい景色。

なんかインド料理から話が遠くなった。
ケララの話に戻ります。
このケララは結婚当初の平和な時代によくランチに行きました。
ここでディナーはまだ食べたことがないかも。
なぜかこのお店では、ターリ専門。
ターリってこの銀色のお盆のことです。
昔、このお盆が憧れだった。
サラリーマンの時にお昼に出前をこれに盛ってきてもらうのnice!でした。


↑ヴェジタリアンランチ

仕事をしていると何やら訳のわからないインドの言葉を呟きながらこういう定食を持ってくる。
社長や他の社員はびっくり。
得体のしれないサラリーマンね。


↑スペシャルランチ

いつもは一番安いケララランチなんだけど、この日は贅沢をしました。
タンドリーチキンが美味しい。
一度テイクアウトして思いっきり肉だけ食べてみたいな。



これは、サモサね。
これ好きなんですよ。
「なんだ なんだ なんだね あんな男の一人や二人~
 欲しくば あげましょ のしつけて~♪」
これは、「さのさ」か。
失礼しました。

以上お墓参り後のでした。
ケララ地図

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久しぶりの「歌の中山」清閑寺

2010年05月21日 05時02分24秒 | 社寺


はじめて聞いた人も多いかもしれません。
場所は国道1号線の京都市内から山科へ抜ける東山トンネルの京都側にあります。
「歌の中山」といわれるのには、由来がある。
いつか書いたけど、再度書いておきます。



こんな話。
昔、清閑寺に真燕僧都という僧が住んでいた。ある夕暮れに門外に佇んで行き交う人を見ていると、髪かたちの美しい女性がただ一人で行くのを見て、たちまち「好みのタイプや~」とスケベココロが起きた、しかしシティーボーイじゃない真ちゃんは、どういう風に声をかけたらいいのかわからない。
そこで「清水への道はどういったらよかとですか?」と問いかけた。(アホやな・・・)
女性は
「見るにだに まよふ心のはかなくて まことの道を いかでしるべき」と言い捨てて姿をドロンと消した。
意味は「女に迷うようではまことの道はわかりませんよ」やて。
なんかメチャメチャカッコ悪い。これに懲りてしっかり修行したんやろか。
その歌を詠んだ所を「歌の中山」と言うそうです。
だから清水寺から清閑寺の間、この碑のあたりの話なんかな。

残念ながら京男はまだ美しい女性には出会いませんね。
この林道、女性一人ではちょっと歩けない雰囲気だし。
真ちゃんの見た女性というのは、自分の深層意識が創り出した幻なんだろうな。
自分が自分に「喝!」といった現象かも。



清閑寺は、謡曲『小督』の話と関係あります。
あらすじを書いておきます。
時は平氏全盛の平安朝最末期、時の帝であった高倉天皇は最愛の寵姫を亡くし悲嘆に暮れていた。見かねた中宮(清盛の娘である平徳子)は天皇を慰めようと、美貌と音楽の才能で名高かった中納言の娘を紹介する。
宮中に上がった中納言の娘は小督局と呼ばれ、天皇の寵愛を一身に受けた。
しかし、中宮の父である平清盛は、天皇が中宮である娘を差し置いて小督に溺れる事に怒り狂い、小督を宮中から追い出してしまった。



小督は清盛を恐れて嵯峨に身を隠し、天皇とも音信不通となってしまう。天皇の嘆きは深く、密かに腹心の源仲国(宇多源氏・源仲章の兄)を呼び出して小督を秘密裏に宮中に呼び戻すよう勅を賜った。



ちょうど仲秋の夜のこと、月が白々と照る中を嵯峨野に出かけた仲国は、小督が応えることを期待して得意の笛を吹いた。すると、見事な想夫恋の調べがかすかに聞こえてくるので、音のするほうに向かうと、果たして粗末な小屋に小督が隠れ住んでいた。



最初、小督は清盛を恐れて宮中に帰るのをしぶるが、「想夫恋」の曲で彼女の真意を悟っていた仲国に押し切られこっそりと天皇の元に帰ってきた。二人はひっそりと逢瀬を重ねるが、清盛におもねる者から秘密が漏れて、小督は無理やり出家させられてしまう。
この出家したのがこの清閑寺。



生まれつき体が弱かった高倉天皇は、養和元年(1181)21才で亡くなった。直前に「小督局のいる清閑寺に葬ってくれ」との天皇の遺言により、清閑寺に埋葬された。悲しみの小督はすぐに御陵近くに庵をつくり、41才で亡くなるまで天皇の菩提を弔って過ごしたという。
なんか切ない話ですね。



鐘楼後方の高台に茶室「郭公亭(かっこうてい)」あった。
この「郭公亭」は荒廃のため平成3年に解体されたが、幕末の安政5年(1858)ごろ、西郷隆盛と清水寺成就院住職の月照上人が勤皇の謀議を重ねたことで知られた茶室跡があります。



ここは、京都の緒窯にとっても大事な場所で清閑寺焼から清水焼が生まれ、続いて粟田焼が生まれたと言われている。
また清閑寺焼の住僧、宋伯は名工野々村仁清の師匠だった。



要石は、この石の位置から市内を見ると扇を広げた様に見え、丁度扇の要にあたるのでこの名前が付いているんやそうです。

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すじカレー丼のある景色

2010年05月20日 05時18分39秒 | カレー


なんともいい景色でしょ。
すじ肉とカレー、ご飯のコラボレーションは素晴しい。
こんな食べ物があるのは日本だけ。
日本に生まれて幸せです。
なんか大層ないい方やね。



ここは、府庁前のやまびこ。
久しぶりに行った。
行けそうでなかなか行けない場所なんです。
この時は、二人で行った。
同行の方は、親子丼とすじカレーうどんのセット。
私はすじカレー丼。食べたかった。



汁がいっぱいの親子丼。
なんで山椒がないのかな・・・。
ネギより海苔がいいかも。



各々オプションの温泉タマゴはつけてもらいました。
温泉玉子は、注文の時にいうとサービスでついてきます。



さてすじカレー丼。
温泉玉子をトッピング。
七味もどうしてもかけてしまう。
最近、インド料理の一番辛いカレーを食べても大丈夫なんです。
ここのカレー丼が辛くなくなっている。
辛さって馴れるのかも。



汗もかかずにいただきました。
ここのすじカレー丼は美味しいな。


やまびこ地図

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「オカネ」やない「ミカネ」!!

2010年05月19日 04時31分22秒 | 社寺


これも春先に通りかかった神社。
金色の神明型鳥居がラグジャリーな雰囲気。
神社の名前も「御金神社」、「おかね」と呼ばないでね。
「みかねじんじゃ」と読んでください。



どなたをお祀りしているのか気になったので調べました。
古事記や日本書紀の「国産み」「神産み」というのはご存知ですか?
この地球にはじめて日本国土を創った話です。



それをしたのが、イザナギ((伊弉諾・伊邪那岐、男性)と
イザナミ(伊弉冉・伊邪那美・伊弉弥、女性)なんです。
日本国土を創り、それから景気をつくった(いわゆるイザナギ景気)。
それからコンクリから人へということで、色んな現象を司る神さんたちを産まハッタ。



火の神さん(カグツチ)を産むとき、大事なところを火傷しやハッタ。
寝込んで苦しんだハッタ時、嘔吐物(たぐり)から化生した神さんが、
この神社の神さん、金山彦神(かなやまひこのかみ)。
『古事記』では、男女の双子だったけど、『日本書紀』では、ひとりということになっている。
バニシングツイン(消える双子)というやつかな。
嘔吐物の外観から連想で、金山=鉱山系の神さんとなり、鉱業・鍛冶など、
金属に関する技工を守護する神になった。



それが転じてお金を祭る神社として、資産運用や証券取引等の成功を願ったり、競馬競輪などでの勝利や、
宝くじ等の当選を願う絵馬が大量に奉納されている。
嘔吐物っぽい熱いドロドロを加護する神さんなのかな。



新興宗教っぽい雰囲気なのは、この神社をつくらはった人が金光教の布教者だったかららしい。
いまは金光教との関わりはなくなったそうです。
ちなみに金光教は、大本教の元の系統らしい。



このイザナミさんがこの時の火傷が原因で黄泉の国に行ってしまわハル。
それを追いかけてイザナギさんが景気の風に乗って追いかけた。
古事記の最初の方のクライマックスなんです。



本殿の裏にある銀杏の木、枝の先が龍の顔に見えるそうです。
二匹の龍に見え、それが夫婦でお詣りする人を見守ってくれているんだそうです。
金神さんが乗ったハルのが龍というとこから来ているかも。

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宵の鴨川、歩く心は涼しかるらん

2010年05月18日 04時28分07秒 | 甘味・喫茶・その他


これは、南座での観劇の続き。
南座を出ると当然、日が暮れている。
この日は寒く、鴨川の納涼床が寒そうだった。
もちろん床で食事をしている人はいなかった。
鍋物ならなんとかなるかな。



そういえば床というのは、行ったことがないな。
こんなところで食事をしていたら
絶対知りあいに見つかるだろうな。
京都人はそういうのを嫌がりますね。
みよしやのみたらし団子だって並んでいてヒヤヒヤだし。



さて、珈琲を飲みたくなった。
フランソワに行く。
ここは、昭和9年からある喫茶店。
店内が豪華な感じ、クラシックが静かに流れています。
ひょっとして両親たちがデートで来ていたかもしれないな。



やっぱりこういう喫茶店がいい。
スタバのタイプは、どうも落ち着かない。
やっぱりオーダーを聞きに来て、持ってきてくれるのがいいな。



カフェ・オ・レとチーズケーキ。
ここのチーズケーキ、クラシックな感じでいいんですよ。
私が20代にはじめて作ったのがこのタイプ。
美味しいですよ。



絵画のようでしょ。
向こう側がいつも座る席ね。
ステンドグラスがいいんです。
20代はこういう喫茶は来なかったな。
地下に降りていくジャズ喫茶だったし。
「フランソワ喫茶室」地図

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続・幕間弁当・・・穴子丼篇

2010年05月17日 05時22分06秒 | 


先日の大阪での歌舞伎に続いて、京都南座で観劇です。
なんか贅沢な日々かもしれませんね。
今回も幕間弁当を用意。
久しぶりに穴子丼にしてみました。
前日、さか井に電話をして用意を依頼しました。
今度は、お店に食べに行きますね。
いまなら鯖寿司がいいかな・・・。



なんか最近、南座に縁があります。
いままであまり行ったことがなかったのに。



京女と結婚する時、
南座で披露宴というのを考えていたことがあったな。
花道を歩いて登場したいとなぜか思った。
なにを考えていたんだろうな、あの時。(冷汗)
南座は1086席だからかなり席が余るだろうに・・・。
席数的にいうと先斗町歌舞練場なら可能かな・・・。
そんなことを芝居を観ながら思い出した。



さて幕間です。
穴子丼には、海苔が別についています。



これを想定してハサミを持っていったんです。
手で開けると必ず海苔吹雪状態になるだろうし。
いくら南座でもしゃれにならん。
自分の性格を最近少しはわかってきた京男です。



フタを開けると穴子さんがいっぱい。
最近は鰻よりも穴子の方が好きかも。
穴子は養殖というのはないだろうしね。
鰻は最近、浜名湖産でもブランドになっているし。
昔は、浜名湖産といえば安物のイメージやったのに。
エライ出世しやはったなぁ~。
全然関係ないけど、サザエさんに登場のアナゴ君って何歳ぐらいなんだろう?



狭い座席で慎重に海苔をトッピング。
そして撮影。
他の席の人から見ると変な行動や~!。
無事撮影終了。
いただきます~♪
熱いほうじ茶をチタンの魔法瓶にいれてきたのは正解。
小さな湯飲みまで持っていったんですよ。
この時点での撮影は無理でした。
ペットボトルのラッパ飲みは嫌なんです。
優雅じゃないですよね。
でも・・・狭い座席でものすごくむつかしい作業だった。

大変美味しゅうございました。

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