京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

誤算

2014年12月31日 06時10分20秒 | 
今年ももうお終い、こんなに押し迫っているのに買い物をしなければならない。
父親にとって、一人のお正月を迎える。
それに伴って母親がやっていたであろう用意をしています。


↑キュウリ、こういうのが新鮮に感じる。

本来なら当家は喪中なので、正月の準備は免除の筈。
でも三が日父親用の宅配老人弁当が休むんです。
食べるものを用意しないといけない。


↑キムチ

父親の希望を聞くと、お正月のお煮しめが食べたいという希望。
お重を注文しても絶対食べきれない。
食べたいものだけを用意する。
作るとしても量がいらないので作れない。


↑最近お気に入りの「酸辣湯」。これは、京女も気に入ってくれた。

我が家では、お煮しめは食べないし・・・。
取りあえず色々集めております。
混むだろうから、10時に百貨店に京女と飛び込み、買いそろえた。
デパ地下のはしろをしています。
本日もまだ買いに行き、実家にデリバリー。


↑御飯代わりの餃子

悲しいことに、我が家の掃除とか用意は全くできません。
ついでに仕事もできない。
実家に行って大掃除、服の修理、等々・・・。


↑ジンギスカン

掃除をしていて、京女が「わぁぁぁ!」と叫ぶ。
何事かと行くと茶の間の置物の下に大きなネズミの死体があった。
尻尾の長さが15cmはあった。なんでこんなところに死体があるの?
死んでからそれほど日にちが経っていない。
他殺?鑑識の報告をまたなければ。(笑)


↑エビチリ

死体の始末もさせてもらいました。
父親にしっかり死体を見せてやりました。
見せないと信じないしね。
これで6匹目だ。
しかもボスみたいなサイズ。


↑酢豚

なんかガックリ疲れました。
古い家は、野生の王国みたい。
ヘビだっていたし。
あれって白いヘビなら扱いが微妙だろうな。

こんなことをやっている間に新年になる。
年末の誤算でした。
少しノンビリしたかった。
私の机の上が全く片付いていない。
しかも来年早々、また出張だし。
来年の年末から正月にかけて、京都を離れて温泉で迎春を迎えてやろうと思っています。来年早々予約しておいたらなんとかなるでしょう。
もう年末の雑用はゴリゴリです。

よう考えたら、これは今年最後の記事になる・・・すんません内容が無くて。
京都らしくもないしね。
また来年もお付き合いください。

※本日の写真は、買い物途中、京女と行ったミンミンの料理。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (10)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寺に門松

2014年12月30日 05時30分35秒 | 社寺・和菓子
ここは、東大路通りを走るバスに乗ったりする時、境内を通る智積院。
もう新年を迎えるための、門松が飾られています。



本当は、お寺に歳徳神を迎える依り代?と違和感を憶えます。
しかもこの門松は関東方面の飾り方ですね。
まあ、目出度い気持を盛り上げるための飾りと割り切ればそれでいいのかもしれません。



きっとお寺の中で、お鏡もかざってあるかもしれない。
こうなると仏教と神道、道教が渾然一体と混じっている。
日本はすごい国ですね。
まさか大きなお寺でクリスマスパーティーはしていないと思います。
小さなお寺なら家族でケーキを食べていたりするかもね。(笑)



まあ、そんな堅いことを言わないで新年を大いに祝いましょう。
京男は喪中ですから静かにジッとしている・・・だろう。
今回の年末は、除夜の鐘の音をききながら年賀状を書いたりしなくていいから気分がとても楽です。
もっとも一昨日、京女の実家の年賀状の宛名印刷をさせれもらいましたけど。



この写真を撮った日、バスに乗り東寺の前を通り過ぎた。
その時、一瞬掲示板の文字が見えました。
チラッと見ただけだけど、写真的に画像が心に焼き付きました。
以下のような文です。


↑長久堂「花の御寺」

お大師さんのおことば
「心の海岸に達せんと欲(おも)わば 船に棹(さお)ささんとには如(し)かじ」(生霊集巻第十)
心の海岸(彼岸)に達して、悟ろうと願うのであれば、まず船に棹さして、漕(こ)ぎ出さねばならない。目標を決めたら、失敗を恐れず出発しよう。人生は冒険である。


↑こなし、備中白こしあん

これは空海さんの文章のようです。
妙に心を打ちました。
刺激してくれて、ありがとう!

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も後3日

2014年12月29日 05時50分14秒 | 和菓子
後3日で新年なんて信じられません。
今年は時間がすごく早く過ぎ去った感じがする。
その時間の早さについて行こうと必死に突っ走った。



色んな出来事が絶妙にやってきて、自分自身を鍛えてくれたと思う。
きっと来年以降のための準備なんだろうなぁ・・・。
私だけじゃく色んな方とお会いしたけど、結構それぞれ手練の真っ最中だったりする。
そんな時代なのかもしれませんね。


↑千本玉寿軒「冬椿」

常でないことが起こるのは、ステップアップのチャンス。
大きな縄跳びをしているような感じかな。
タイミングにちょっとしたコツみたいなものが必要。


↑こなし、白こしあん

大切なことは、情に流されないこと。
自分だけ良ければという考えを捨てること。
捨てられないまでも、ちょっと横に置いておくこと。
視点を自由にする。1.自分 2.相手 3.天(宇宙) 4.地(地球)
近江商人の「三方よし」では、これからの時代はちょっと難しいかも。
※三方よし/「買い手よし、売り手よし、世間よし」
その視点を自由自在に変化させること。次に対象との距離と時間を変化させて観ることも大切。



お餅屋さんの前を昨日通った。鏡餅を搗いていた。
年々、店頭に置いているお餅が少なくなっているかも。
本日あたりが中心なのかな?それとも注文が減ってきているのかな。
東山地区は、高齢者が多い。独居老人や老老介護の家がとても多い。
昔は、子供の声がいっぱいしていただろうけど、いまはとても少ない。
いつもでお正月の支度をするのかな?

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吹き寄せ

2014年12月28日 04時41分36秒 | 甘味・喫茶・その他
落ち葉を見ていて「吹き寄せ」を思い出すと以前書いた。
私のいう「吹き寄せ」のイメージを買ってきた。
買ったのは、京都ぎぼしという昆布屋さん製。



京女もこの「吹き寄せ」といえばこのお店のものをイメージすると言った。
京都の場合、この「吹き寄せ」や丸太町かわみち屋「蕎麦ぼうろ」、泉屋の「クッキー」だった。



この「京都ぎぼしの吹き寄せ」の円形のやつが好きやった。
アーメンさんの教会の礼拝の時、口の中に入れてもらえるものが、これだと小さい時思っていた。だから日曜学校に行こうとした時代がある。
食い意地だけの幼稚園~小学校低学年でした。



それとホイロ昆布(揚げ昆布)も好きだった。
そうそうすき焼きの時、鍋に脂を塗る作業の牛脂がありますね。あれが好きだった。後は麩。後は食べなかった。卵は好きだったけど、2個も食べると蕁麻疹が出来ていた。野菜もダメ、御飯もダメ。極端な偏食の子供でした。
ミルクもダメだった。母乳は好きでしたけど。(笑)
だから小学校の時は常に一番小さかった。
母親の系統は極端な偏食の人が多かった。
その系統かな・・・。
昨年、亡くなった叔父は、牛肉とビールしか食べなかったらしい。常に便秘で薬を飲んでいたそうだ。それでも80才まで生きた。



いま、健康のことでテレビは五月蠅く言うけど、ほとんど無意味な情報なのかも。
スポンサーが製薬会社だったりするしね。
情報なんかも「吹き寄せ」のように色んなものが少しずつ混じっているぐらいが健康的なのかもしれませんね。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

当たりのタクシー??

2014年12月27日 05時05分54秒 | 風景・和菓子
昨日の朝、突然「田中先生のところに行こう!」と思った。
電話をして予約できた。
それから、バタバタと用意しバスに乗る。
いつもだけど、時間の見積を全然しないで移動します。
でもチャンといけるという確信はある。


↑そば処松庵「賀茂ねぎそば」

予定通り田中先生のところに付いたのはジャストの時間。
素晴しいですね。なにも考えないでもピッタリ着きます。
なにか、糸に引っ張られるように自動的に移動できてしまう。
田中先生とは久しぶりだった。前回は、退院直後に行っています。
今回は、12月に杖を手放し歩いているので、身体全体のバランスの調整です。
私の悪い癖で、施術が終わってから話し込んでしまった。
田中先生、すみません。


↑長久堂「歳の市」

昼食は、近くのお蕎麦屋さんで、温かいお蕎麦を食べる。
青ネギがたっぷり入っていました。これは身体が温まります。
ちょうど身体各部分のパーツも緩んできたので血やリンパがスムーズに流れ始めているのとで身体がポカポカです。
次いで、近所のオルゴール専門店「キコー・オルゴール」に行った。
かなり久しぶりでした。
ここでも、オーナーの宮尾さんと話し込んで、ついでにこられて来たお客さんとも話し込んでしまいました。本物のオルゴールの音はやっぱりすごいですよ。
CDと違って本物のオルゴールの音は、人間の心に響くんです。


↑外郎、備中白こしあん

話していると京女から携帯に電話「どこでなにをしている?」と。
長男は家に居るらしい。残念、二人なら豪華ディナーを食べにいくのに・・・ね。
宮尾さんとお客さんに別れを告げ、走って来たタクシーに乗り込み、京女の待つ百貨店へ急行。


↑車の中で旗を見せてくれた。もちろん信号で止まった時ですけど。

さてこのタクシーが表題のタクシーでした。
乗って暫く雑談をしている時(昨日は雑談ばかりの日やった!)運転手さんが、「お客さん、このタクシーは特別仕様なんです」と話し出した。
「その助手席に乗っている髪の毛の長い白い顔をした女性のこと?」と言いそうになった。
運選手さんによると「このタクシーの車両は、京都で1200台走っている内の2台の二葉葵・あふひなんです。上賀茂神社式年遷宮の記念車両で、2台だけ特別にお祓いしてあるのです」とのこと。昼間なら車にステッカーが貼ってあるらしい。


↑記念レシート。普通の領収書とは別でした。上賀茂神社に持って行くと記念品が貰えるらしい。

半日しゃべりっぱなしの日でした。
「いつもじゃないか」と知っている人はいうだろうな・・・。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どこが顔やねん?!

2014年12月26日 05時23分39秒 | 和菓子


PCがまたやってくれました。
この上用を顔と認識して、名前を聞いてきた。
どこが顔やねん!


↑千本玉寿軒「雪輪」

人がたくさん写っている写真でも、ある人は顔と認識し、ある人は無視する。
名前を付けても、次回ちゃんと名前を認識するとも限らない。
そういえば自分の写真を撮ったことがないので、無視されるかどうか不明。
認識してくれてもさほど嬉しくないけど。


↑上用、黒こしあん

これだけでは、ちょっと寂しいので、もう一つお菓子を紹介します。
デパ地下で見つけました。
こういう手土産をもらったら、ちょっと嬉しくなるかも。
まあ、甘いのが嫌いな人は別ですが。


↑文の助茶屋「京都お多福まんじゅう」

最近、お多福顔の女性って少なくなりましたよね。もしお多福さんが美人となったら、現代の女性は、エライことになります。平安時代の美人は、お多福顔だったとおもいます。多分、栄養不足だったのかも。


↑このお菓子、ポスト阿闍梨餅と和菓子売場の女性が言っていた。確かに皮の感じと餡の感じがちょっと似ている。



古事記の天岩戸に天照大神が隠れた時、神様が集まって宴会をして嘘の騒ぎをした。
その時、踊りで盛り上げたのがアメノウズメ(アマノウズメ)さん、その顔がお多福顔だったらしい。
ゲッソリした貧乏女神顔よりお多福女神顔の方がいいように思いますね。
アメノウズメさんは、後にニニギノミコトが天孫降臨団の一員になるのです。
地上から迎えに来たのが猿田彦さんです。
アメノウズメさんと猿田彦さんは、夫婦になります。
よく神社の摂末社(せつまつしゃ)で二柱の神さんが並んで祀ってあったりします。


↑この写真もこんな認識をします。不思議やね。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社寺建築はハートがいっぱい?

2014年12月25日 04時57分34秒 | 社寺


神社やお寺の境内を歩いていると色々な箇所でハートを見つけることがある。
「なんで神社にハートなの?」と思いません?
先日、フトしたきっかけでわかってきました。





このハート形は「猪目(いのめ)」という名称です。
「猪目ってひょっとして猪の目ということ?」と思うでしょ。
そうなんです。猪の目は、魔除けになるらしい。
ハート型の目をした猪が突進してきたら、悪魔も避けるかもね。


↑神馬舎



この猪目が一番多くある場所が懸魚(げぎょ)部分。
屋根の合流部分の下にあります。
懸魚というぐらいなので魚を模しているというか、水の生物ということで火事の魔除けなのかも。
また六角形の真ん中に樽の栓状の飾りがありますね。
これは、「樽の口」といいます。
樽の栓で、いざとなったら栓が抜け水が噴き出す・・・といいな的な飾りです。



そういえば龍の彫刻があったりしますよね。
あれも火除けの意味があります。
昔は・・・いまもそうですが火事が一番怖い。
避雷針が発明されていなかったから落雷の火事も多かったでしょうね。
よう考えたら神仏というのも情けない存在やね。
人間が本尊を作り、家を建て、メンテナンスをしてあげないといけない。
火事や魔除けをつけて守ってやらないといけない。
その程度の存在なのかなぁ・・・。
人間は、神仏に恩を売って自分の欲望を叶えようとする。
なんか違うような気がする。


↑南座の建物にもあります。顔見世は26日までやね。

年始は、社寺に行く機会が多いと思います。
何個ぐらいハートが発見できるかやってみるのも面白いかも。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京男と京女、京の街を駆け足す

2014年12月24日 06時49分50秒 | 
月曜日から組み立て始めている作品がある。
ずっと私の仕事部屋をその大きさで圧迫されていた。
でもなかなか組み立てができない。
パーツを作るのですが、途中で納品して欲しいと連絡がくる。
そのパーツがないと完成できないのです。
そんな状態が一ヶ月以上続いていた。



もう今年も後一週間程しかない。
まあ、新年がどうのこうのなんてあまり関係はないですけどね。
月曜日突然、手が動き出しだした。
夢中になっていままで集めたパーツを組み立てはじめた。
細かい微調整をしている時、電話が鳴ったりする。
電話の電源を切っておいたらよかった。
リズムというものがあります。



びっくりしたのは、気が付いたら日が暮れていたこと。
「あれ?」という感じでした。
よく考えたら、昼食も食べていなかった。

異次元に入って作業していたような不思議な感じ。
設計図もなんにもない。
ただ手が組み立てて行く。
彫刻家が木や石に完成を見て、彫刻をする感じってこんな感じかも。



昨日は、仕上げに追加のパーツがいるので東急ハンズに行きました。
数回、売場を回っているので、どこに何があるか憶えているのです。
数字とか言葉は全然覚えることができないのに、パターン認識だけは発達しています。選んで京女にレジで並んでもらっている間に、違う階で買い物をします。
買い物をしながら、家にある作品のどの部分に使うかイメージで組んで修正していきます。目的が明確なので20分ほどで完了。


↑ちょっと焦げてんのと違うか?

タクシーに乗り、ヨドバシカメラまで行く。
ここでは、今日の写真の粉もんを二人で食べる。
京女のリクエストでした。
本当は、粉もんというのは避けたいアイテムです。
理由は、匂いです。
大事な服や帽子に粉もんの匂いがつく。
目の前で焼いてもらわなくていいのに・・・。
「焼いて持ってきて」と次回は言ってみよう。
焼けるのを待つのが苦痛なんです。


↑完成

食べ終わり、ハンズと同じ要領でパーツを買う。
父親ために掛け時計も購入。
それらを持って、タクシーに乗り、実家へ。
時間がちょっとあまったから、上等のあんま機で30分あんま。
ほどなく業者が来たので面談。
父親が「数の子を付けた」と言ったので味見。
全然だめ。
しかたなく、付け汁を作成し、入れ替えた。
これで美味しくなると思う。(笑)

京女と二人で掛け時計を取り付ける。
この時計は、母親が欲しがっていたタイプのもの。
これで約束を果たせました。本人はもういないけど。

そうこうしている間に三時になった。
慌てて、二人で実家を飛び出し、買い物をして、タクシーに飛び乗る。
観光シーズンは終わっているので、道路が空いていたので助かった。
家に帰り、作業の仕上げをして、梱包・発送完了。
あとは来週先方に出張し、現場で組み立て、制作意図や使い方を説明しないといけない。高速バスのチケットも予約完了。

なかなかハードな一日でした。(完)
※写真は、粉もんしか撮れなかった。ご容赦ください。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

望年会

2014年12月23日 04時29分01秒 | 洛外・食
先週末は、いつもの会合の後、望年会となりました。
幹事さんが私に気をつかってくれたわけじゃないだろうけど、ネパール料理が会場でした。


↑パパード(豆の煎餅)

この望年会(忘年会よりいいでしょ)のメンバーが私より年齢の高い男女がほとんどなんです。その人たちがネパール料理で焼酎のお湯割りやウイスキー、日本酒で今日のような料理を食べている。
不思議な光景ですよ。
絶対に料理と合わないと思うな。


↑塩味ラッシー、マスターに塩味を指示したら本当に塩味だけだった。わかっていないのか?クミン、黒胡椒、生姜絞り汁を入れてと指示をした方がよかったかも。塩っぱいヨーグルトだったし。

マスターに「モモはあるのか?」と聞いたらないとのでした。
この塩っぱいヨーグルトは、塩味のラッシーなのか?と聞きたくなったけど、じゃまくさいのできかなかった。


↑サラダ


↑アチャール(ネパールの漬物)

アチャールは、私の好物です。
大根とじゃがいもでつくってあります。


↑ベジタブル・サモサ


↑チャウメン(ネパールの焼きそば)

食べながら、初めてであろう大先生に料理の説明をしておりました。
大先生は、芋焼酎のお湯割りで食べておられました。
合わないだろうなぁ・・・。


↑ベジタブルフラウラ

このベジタブルフラウラを食べた時、なぜか沖縄の民芸酒場で食べたもずくの天麩羅を思い出した。
冷めてフニャッとした感じだったからかな。
あの時、沖縄の方言がまったくわからなくて、ボーッとしてしまった。
気が付いたらカチャーシーで踊っていた。(笑)


↑鶏のカバブ・タンドリーチキン・タンドリーティカ

ひょっとしてコストコあたりで仕入れてきているお肉かな?
冷たくてパサパサはちょっと辛(つら)かった。


↑ほうれん草・シーフード・鶏のカレーソース

この日は、この手のカレーを食べたくなかったから味見程度でした。
全然辛(から)くなかった。
まあ、当日のメンバーはこの程度でいいのかも。


↑ガーリックナン

来年は、立食形式の方がしましょう。
テーブルに座ってしまうと色んな人とおしゃべりができないのが寂しいしね。
きっとあっと言う間にまた望年会になるのでしょうね。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朔旦冬至

2014年12月22日 05時34分25秒 | 風景・和菓子


来る12月22日は、「冬至(とうじ)」ですね。
特に今年は「朔旦冬至(さくたんとうじ)」にあたる。
朔旦冬至は、19年に一度の現象。
そんなことを書いてもほとんどの人はわからない。


↑長久堂「すこやかに」
この生菓子は、京野菜の鹿ヶ谷カボチャ。鹿ヶ谷は、京都の地名。「鹿ケ谷の陰謀」というのを日本史で習わなかったですか?「柳生一族の陰謀」とは関係ありません。


↑こなし、黒こしあん

「朔旦」とは、1月1日の朝という意味。
「冬至」とは、日時計的に説明すると地面に立てた棒の影が一年の内一番長くなる日。逆に一番短くなるのが「夏至」。
昔の人は一番長くなるのを一年の始まりとした。
そうやって一年を計り、いつ種を蒔いたらいいのかを割り出していた。
でもそれだけでは、太陽と地球の軌道の関係で実際の1月1日と冬至がズレていることを発見した人がいた。まあ、京男なら「まあ、一日二日の問題だしいいじゃん」となるのでうが、ダメな人がいたんでしょうねぇ・・・。
ジッと観察して、19年に一度だけ1月1日と冬至が一致するとわかった。
だから「朔旦冬至」とは、冬至と実際の1月1日が一致する本物の1月1日で特別な日となった訳です。
1768年まで実際にお祝いの行事が行われていたそうです。
1870年明治政府の時に「そんな古い因習は廃止」となったそうです。
太陰太陽暦って面白いですね。



当日のお勧め食べ物は、かぼちゃと小豆の煮物(いとこ煮)がいいと思います。
もちろん冬至の七種といわれる食べ物もいいですね。
「なんきん、にんじん、れんこん、ぎんあん、きんかん、かんてん、うんどん」
漢字だと「南瓜、人参、蓮根、銀杏、金柑、寒天、饂飩」
ようするに「ん」が二つつく食べ物。


↑千本玉寿軒「柚の香」



これは、「運・鈍・根」に通じるということのようです。
最近、逆のことを良しとする傾向がある。
「運」より「金」
「鈍」より「鋭」
「根」より「欲」
そんな風に考えると不幸が集まってくる。
一時は、バブルになるだろうけど、元も子もなくなる。


↑切出、柚入り

以前に書いていた「運」「勘(観)」「動」と「感謝」を修正してみました。
「運」自分はついていると念(想)うこと。情で思うことを減らすのがコツ。
「観動」観じて動く。観とは、過去も未来も現在一点に存在する。それを理解する。立場を自在に変えるのもコツ。
「感謝」天=すべての存在、もちろん自分の本質に感謝。自分自身を入れるのがコツ。

なんのことかわからないかも。
あくまで京男の思考メモということでご容赦ください。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

終い○○

2014年12月21日 06時07分22秒 | 風景

↑弘法市、南門のお餅屋さん、買いに行きたいなぁ・・・。


↑赤パンが印象的やった。

今日は、「終い弘法」。
東寺で毎月21日の弘法大師さんとの命日。
祥月は3月21日です。
境内で骨董品市を中心に市が立ちます


↑弘法さんの縁日の時は、人がいっぱいなんです。

12月は、「終い○○」とか「納(おさめ)○○」というのが結構あります。
15日は、八坂庚申堂の「納庚申」
19日は、松ヶ崎大黒天の「納め甲子祭
25日は、クリスマスじゃなくて、北野天満宮の「終い天神」


↑北野天満宮

そういえばこんな言葉があります。
「弘法さんが晴れると天神さんが雨で、弘法さんに雨が降ると天神さんは晴れる」
弘法大師空海は、承和2年(835)の3月21日に亡くなり、菅原道真は延喜3年(903)の2月25日に亡くなった縁日に因んで、21日と25日の両日はどちらかが晴れるとどちらかが雨になるという気象状況をいったもの。
でも最近の気象状況はちょっと違うかな・・・。
弘法さんと天神さん・・・仲が悪いのかな?


↑大福梅

天神さんの命日とキリストさんの誕生日というのも不思議やね。
京都市内は、クリスマスとかイルミネーションが似合わない街かも。
天神さんの命日を優先した方がいいかもね。
「大福梅」も授与してくれはるしね。


↑大福梅の中身

いずれにしても我が家の場合、サンタの正体が京男であることを子供に告白してからクリスマスはやってません。
ケーキは、長女の誕生日が27日にあるからそちらを優先します。
キリストさんの誕生日より長女の誕生日の方が目出度いしね。

※本日の写真はすべて過去のものです。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハボタンって美味しそう

2014年12月20日 05時43分10秒 | 風景・和菓子

↑ハボタン、これを見るとお正月の感じがしますね。なんとなくサラダにできそうな感じがする。調べてみるとケールとかキャベツと同種らしい。

写真がなかなか撮れない。
もって歩くのだけど、カメラを取り出さない。
移動は点から点へと最短で移動するだけ。
余裕がない。
そんな時期もあるのかな。



まあ、することが無くてボーッとするよりいいのかもね。
冬至が近くて日の出が遅く、日の入りが早いというのもある。
一日24時間というのは同じなんだけどね。
わかっているけど、それでも日が暮れるのが短いのはいけません。



百貨店に買い物に行くことも結構ある。
高齢化社会なんだと感じるのが百貨店ね。
年寄りしかウロウロしていない。
後10年ぐらい経ったら、ウロウロしている人も来れなくなるだろうな。
そうなると百貨店はどうなるのだろう。
余所事ながら心配します。


↑紫野源水「花椿」

来週は冬至ですね。
お風呂に入って温まり、温かい布団の中にもぐりこむのが一番。
でも寝たら、夢の中で作業したりする。
夢の中ぐらいゆっくり寝させて欲しい・・・。(笑)
でも夢の中しかわからないこともあるし、しかたない。


↑羽二重(紅あん)

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久しぶりの大浴場!

2014年12月19日 05時25分08秒 | 風景・和菓子

↑仕事場からの風景、雪はこんなものでした。ということは清水寺もこんな程度の雪。あっと言う間に融けたでしょう。取材のヘリが五月蠅かった。

昨日の朝、雪がちょっと降っていた。
京都市内でも清水寺近辺はたいした雪でなかった。
テレビを観ると大雪で大騒ぎをしている。
でも京都市内は降らないと見ていた。
というのも朝から父親を迎えに行ってスーパー銭湯に行く約束をしていたし、タクシーも昨日予約してありました。
だから雪が降ったら困る。


↑仕事場からの風景

昨日の早朝ちょっとフケ程度の雪が積もっていた。
これ以上降ると交通状態が悪くなる。
天を仰ぎ「我がこれから所要で出掛けるのに邪魔するな!」と一喝してやりました。
今週は昨日しかチャンスがないですからね。
程なく雪は、止んでくれました。



無事タクシーで父を拾い、スーパー銭湯に行きました。
父親にとって初めてでした。
京都市内には、こんな施設がすくないのですよ。
しかも東山区や左京区にはない。



昨日は長男も参加。
90歳の父親をしっかりガードしなくてはいけないのです。
すべったりしたら困りますからね。
なんて言う私もこんな施設はかなり久しぶり。
3年半、松葉杖生活でしたから。
裸で松葉杖なんて、シュールですよね。
裸で匍匐前進して湯船に行くのもねぇ・・・カッコよくない。


↑紫野源水「凍夜」

大きな湯船に入ってビックリしたのは、身体にかかる水圧が強かったこと。
これは父親も言っていた。
これって結構体力を消耗します。
父親も私も無理せずそろりそろりと楽しみました。
しかもマッサージを少々付けてみた。
私はパス。


↑きんとん製、小豆粒あん入

食事も食べたいものをご馳走。
満足だったと思う。
私は少々疲れました。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吹き寄せ

2014年12月18日 05時06分48秒 | 風景

↑泉涌寺の門。ここから先は拝観料が必要。でも先日は時間がなかったのでパス。

夜中から夜明けにかけて雪と天気予報が言っていた。
もし雪が降ったとしても5cmぐらいの積雪らしいので、すぐに融けるでしょう。


↑落ち葉の状態が吹き寄せみたいで美味しそうだった。

最近、身体が冷えていることに気付いた。
お風呂の湯船に浸かってもなかなか身体が温まらない。
数十年前、滝行というのを初めてやった時のことを思い出す。
あれは、大きな滝だった。
行用でなかったので、すべり落ちたら滝壺に沈んでしまう。
いま思うと命懸けだった。
滝の中に入った、気が付くと一時間ぐらい時間が経っていた。
自分でビックリしました。
その後、温泉に浸かったけど、いつまで経っても身体が温まらない。
あの状態とよく似ている。


↑この写真、PCがある部分を顔と認識するのが不気味だった。名前を付けてあげようかと思いました。

「吹き寄せ」ってご存知ですか?
幾種類かの野菜の煮物または揚げ物を、美しく盛り合わせた料理。また、松葉や楓の葉などをかたどった干菓子の盛り合わせのことをいいます。


↑毎日、前を通るけど、通るだびに変化しているのが面白い。

落ち葉を見ているととても美味しそうに見えてくるのは、京男だけかな・・・。
おかきなんかでもありますよね。
エビの小さな煎餅とかホイロ昆布が好きなんです。

※おまけ

↑京女と次女が買ってきたお菓子。今熊野観音寺境内にあったボケ予防のお地蔵さんに見えてきた・・・。


↑2014年12月18日午前7時、ベランダからの風景。京都市内はこの程度。降っても大したことはないと思います。テレビなんかを観ると他府県は大変ですが。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

懐中時計紐

2014年12月17日 05時23分31秒 | モノ


懐中時計紐ができてきました。
いま、持っているのは、金と銀の絹糸で作ったのはいいのですが、今年新調した藍染めの作務衣が問題でした。
水洗いをして着ているのですが、新しいものの悲しさで色が付くのです。
だからカメラの朱色のストラップも黒いストラップにしています。ただし、指一本で長さを調整・固定できる便利なものですが。



この懐中時計紐は、作務衣の時専用になります。
ステンレスの鎖はスーツの時はいいけど、作務衣の時はどうも合わないように思います。手触りも鎖は冷たいしね。



作ってもらうのは、絹糸の色見本を見せてもらって、色を選び、組み方を相談しながら決めます。絹糸の色サンプルを見ながら仕上がりを想像するのはなれないと難しいものですね。
仕上がりは、一ヶ月ぐらいかかりました。
想像通りの素晴しいできです。
伊藤組紐店さん、いつもありがとう。



最近、また懐中時計を使っている。動く音が微かだけど聞こえるのと、正確無比でない点、ゼンマイを巻かないと止まってしまう点がいい。
電波時計のように正確すぎるとなにか可愛くないのです。
この時計は、手入れが悪いと時間を刻むのが早くなったり、遅れたりするのがいい。
もちろん、服装にもよります。
作務衣や半纏を着る時は、こんな時計がいい。いま、文字盤を見ないで時間を当てる練習をしています。イメージでポケットの文字盤を見るのです。なれると一々時計を見なくても時間がわかります。便利ですよ。
RV(Remote Viewing)の練習にもなります。

※おまけ

↑ロマネスコ(珊瑚礁)・ブロッコリーは、明確なフラクタル図形をした野菜。

フラクタルとは?
人間の身体でもどんどん拡大して行くとする。身体→細胞→原子→素粒子・・・ひょうっとして無限に拡大すると大宇宙の構造になるのかも。
ものすごく簡単にいうと同じ形の繰り返しなのかも。
このロマネスコ・ブロッコリーは、フラクタルを説明するのによく出てくる。
味は、普通のブロッコリーと同じやけどね。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする