昨日久保さんの紫雲庵に泊まった人は、4月の中旬に大洲駅でやむなく中断して、6月になって納経所が再開したのに合わせて続きを歩いている。関東の人だけれど、野宿だからまあそんなに問題もないというところでしょう。ぼくは4月17日に大洲だったからぼくの少し先を歩いていたと思われます。この春ぼくが出会った歩き遍路さんは50人ほどでしたがそのほとんどが途中で断念したはずです。徳島で会った逆打ちの数人だけが結願できたでしょう。
この時期普通はもうほとんどオフシーズンだからこういう状態でなくても歩く人はごく少ない。今日も家の周りを10kmほど歩いてきましたがつらい、真夏ほど気温が高くなくて曇りがちだったけれど暑くてしんどい、真夏の歩き遍路は危険だし効率がすごく悪くなるから絶対避けた方が良い。
昨年の秋遍路の出発のピークは9月の末から10月の頭だったと窪川の接待所で聞きました。ぼくの出発は10月27日だったのですがそれでも前半はかなり暑い日が多かった。12月になると寒くなって歩きにくくなると思われがちですが12月上旬の気温は3月下旬とほとんど同じ。ということで理想的なお遍路の時期は11月初めから12月上旬にかけてということになります。
でもやり直すとなると11月まで待てる人は少ないでしょうね、待ちきれずに9月中に出発してしまう人が昨年以上に多くなることも十分考えられます。そういう人たちに出会える可能性を増やすためにぼくの出発は10月18日に設定しました、すこし暑めの時期になりますが。